皆様こんにちは。吉沢工業の吉澤浩司です。
昨日に引き続きマヨネーズ容器についてを書いてみます。
皆様が一般に購入し使っているマヨネーズは日持ちがするもの。
日持ちをさせるためには劣化を防ぐ必要がある。
劣化の原因は酸化(酸化劣化)。
ということは、酸素を通さない容器としなければならない。
マヨネーズ容器をみると、1体の単層に見えると思いますが、
実は3層からなっています。
ポリエチレン/EVOH/ポリエチレン
という構成です。
この中間に使用されるEVOH「エチレン・ビニルアルコール共重合体」は
プラスチックの中でも特に酸素などを通さない樹脂なのです。
これを使うことでガラス瓶に入れたようなバリア性をもたせることができる
のです。
世界でも広く使用されている日本企業が開発した樹脂なのです。
ちなみに「クラレ」という会社で作られました。
商品名は「エバール」
バリア性について詳しく知りたい方は上記のリンクから「どうして<エバール>は気体
遮断性に優れるの?」に進んでください。
容器ばかりでなく、包装フィルムでも3層や4層と多層構成で作られたものが
とても多く使用されています。
だからこそ、日持ちのする加工食品が多く流通させることができるのです。
皆様の生活レベルの向上に包装フィルムも少しは役に立っているってことです。