闇磯、開催中
まだ夜の開けない、肌寒い暗闇の時間から相生湾に集合。
舟おろし、アップトレーニング、ミーティング、練習開始と
連日一時間と限られた早朝練習の中でみっちりとトレーニングをこなしています。



早朝の練習のためドラは鳴らさずかけ声のみですが
薄暗い夜明けの静寂の時間を静かに突き進むドラゴン艇からは
以前よりも、確実に迫力と緊張感を増した力を感じ取る事が出来ます。
昼間の練習とは違いメンバーは口数は少なめですが
元気がないという訳ではなく、少ない練習時間を集中して取り組んでいる
という意思を感じ取る事が出来ました。
ドラゴンボート日本代表チームの舟が完成に近づいてきています。




いよいよアジア競技大会まであと半月に迫りました。
残された日々を全力で私たちは取り組んで行きます。

磯風メンバー紹介 東正大
続いてのメンバー紹介は磯風の筋肉カチカチ男、東正大さんです。
○名前
東正大
○ニックネーム
正吉 しょうた ジャポネーゼ たんぽぽ
○ポジション
右6番
○ペーロン・ドラゴンボート歴
7年
○ペーロン・ドラゴンボートを始めたきっかけはなんですか?
看護学校で体験し、本格的にやってみたいと思った。
○あなたにとって磯風漕友会とは、どんな存在でありどんなチームですか?
最高の仲間、自分自身を自然と出せる。
自分を成長させてくれる。
○自己アピールをお願いします。
目標に向かって、ひたすらまじめに取り組む事が出来るところです。
○アジア大会に向けて一言お願いします。
ここまでお世話になってきた人達への感謝を忘れず、厳しい練習に耐えてきた仲間と共に練習の成果を全て出し切りたいと思います。
○磯風監督よりメンバーの紹介文
この男は磯風の歴史を語る上で決して外せない男だ。日頃は物静かで多くは語らないが、その心音は「かなりアツい!」事をメンバー全員知っている。更に涙もろいので女にもよくモテル・・・。
イヤイヤ男にモテル!!
忘れもしない日本選手権の前日にいつも「監督・・・。今年は勝てますか??」と私の期待と不安を聞いてくれる。本当に感謝している。聞き上手な男は磯風では珍しい・・・。
「闇磯の門」開講中です!!

先日から「闇磯の門」を開講しています。
ほぼ毎日、相生ペーロン護岸にAM5:30集合して、早朝「激漕」しています。
AM4:30 起床
AM5:00 ぼーとしている自分と向き合いながら、真っ暗な道を走り抜ける。
AM5:30 ゾロゾロとメンバーがけだるい感じでIHI正門前に集まる。
AM6:00 約30分かけてアップトレーニング!やっと頭と身体が起き始めたか・・・。
この「闇磯の門」は、私にとっては究極の練習である。早朝練習何て、中学、高校か新聞配達でしか有り得ない。
軽ーくUPの後で500M 1本 更に1本 続いて250Mダッシュ!! 3本!!
男気を込めた漕ぎができている!!まだ薄暗いが、懸命に漕ぐ姿が陽が昇る太陽に反射する。
眩い男気達の水しぶきだ・・・。
AM7:00 終了 足早に仕事に向かう!!!
みんなで「行ってきまーす!」
本当にメンバーの姿勢には胸が締め付けられる・・・・。
その反面で「この努力は必ず報われる」と自分に言い聞かせる・・・。
大半のメンバーが色んなものを犠牲にして、ここに足を運んでいるのがわかる。
遠方のメンバーは4時前には起きてきている・・・・。
生まれたばかりの愛娘や愛息を放ってきている・・・・。
後ろ髪を引かれながらきている・・・・。
「冷たい目」で回りから見られているだろう・・・・。
「呆れた目」で見られているだろう・・・・。
あり得ない状況の最終章・・・・。
恐らくメンバー全員が「何の為に??」と自問自答しているはず・・・。
或いは「ここまで練習する必要があるのか??」と私に言いたいはず・・・。
しかし、私はこの「闇磯の門」開講に一点の曇りもない!!!
「闇磯の門」を越えた先に灯りは見える!!!
今、すべき事は、この「闇磯の門」を心にしっかりと刻むこと!!!
「諦めない」 「折れない」 「逃げない」
この事を最後まで全うする!!
選ばれし者の「使命」と
支えられし者の「情」をしっかりと胸に刻んで・・・。
磯風漕友会 監督