2023年J1ベストイレブン | BBGのブログ

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今週末をもって今シーズンのJ1および天皇杯も全日程が終了となりました。
個人的にはヴェルディ昇格の喜びでそれどころではない感もあるのですが(笑)本日は今シーズンのJ1のベストイレブン企画を更新したいと思います。

それではご覧ください!よろしくお願いします!!


■2023年J1ベストイレブン

GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
成績 34試合3053分出場 28失点


スキッベ監督のもとで成長を続け、今季はリーグ2位の失点数に大きく尽力。
数多くの好セーブに加えて、カバーリングやビルドアップにも磨きをかけた。
得点力は決して高くなかったチームが3位に輝いたのは彼の存在あってこそ。
正ゴールキーパー不在のA代表においても、その座を徐々に射止めつつある。

DF アレクサンダー・ショルツ(浦和レッズ)
成績 34試合3060分出場 7得点1アシスト


在籍3年目を迎えた浦和の闘将は、今季も圧巻のプレーでチームを牽引。
説明不要の強烈な空中戦でチームの最少失点達成に貢献しただけでなく
積極的な持ち上がりや縦パス、そして得意のPKと攻撃面でもフル回転した。
語学力の成長も著しく、精神的支柱としてチーム全体を統率する存在に。

DF 奈良竜樹(アビスパ福岡)
成績 31試合2790分出場 0得点0アシスト


主将を託された今季は文字通りのDFリーダーとして強烈な存在感を発揮。
闘志を全面に押し出したプレーで多くのストライカーを封殺しただけでなく
2システムの併用にも柔軟に対応し、長谷部サッカーを誰よりも体現した。
悲願のタイトル獲得は彼の存在なくして有り得なかったと言っていいだろう。

DF 初瀬亮(ヴィッセル神戸)
成績 33試合2892分出場 1得点8アシスト


酒井から左SBのポジションを奪い取った今季はリーグ優勝の立役者に。
左右両足の技術の高さを武器に最終ラインから攻撃の起点を担いつつ
積極的なオーバーラップから鋭いクロスを連発し8アシストもマークした。
技術とインテンシティを備えた存在として、現体制には不可欠な存在だ。

MF 脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
成績 30試合2457分出場 9得点6アシスト


運動量と技術に加えて、今季は怖さを備えた選手へとさらなる成長を披露。
勝ち点が伸び悩んだ前半戦では献身的なプレーで粘り強くチームに尽くし
後半戦以降は6得点4アシストと数々の決定的な仕事で自ら勝利を呼び込んだ。
最後の天皇杯制覇は彼あってこそ。名実ともに川崎の14番に相応しい存在だ。

MF 山口蛍(ヴィッセル神戸)
成績 32試合2774分出場 4得点2アシスト


チームスタイルの変化で自身の持ち味が更に活かされるシーズンに。
持ち前の奪取力をより高い位置で発揮することで多くのチャンスを作り出し
抜群の安定感で連敗ゼロという出色の成績における大きな原動力となった。
神戸移籍後5年でリーグ戦165試合出場と、鉄人ぶりにも改めて敬意を表す。

MF 渡辺皓太(横浜F・マリノス)
成績 34試合2724分出場 2得点0アシスト


持ち前のインテンシティを存分に発揮した今季は攻守両面でフル回転。
多くのピンチを摘んだ上で、3列目からの持ち運びで攻撃も活性化させた。
怪我人が多発したチームの中で全試合に出場したタフネスぶりにも高評価。
得点数は2に留まったものの、いずれも強烈なミドルで鮮烈な印象を残した。

FW 大迫勇也(ヴィッセル神戸)
成績 34試合2829分出場 22得点7アシスト


コンディションを整えた今季はキャリアハイとなる22得点で得点王を獲得。
決定力の高さは勿論のこと、光ったのはゴール以外での多彩な貢献だ。
懐の深いプレーで周囲の選手を活かしつつ、献身的な守備も貫き通した。
精神力の強さも光り、重要な試合で決勝点を連発する勝負強さも強烈だった。

FW 武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)
成績 34試合2913分出場 10得点10アシスト


大迫以上に献身的な守備を披露しながら、見事得点アシストでダブルを達成。
力強い推進力を武器にサイドからのドリブル突破でも大きな存在感を放ち
左右両サイドでの起用もそつなくこなすなど様々な角度から優勝に尽力した。
プレーの質を落とすことなく全34試合を戦い抜いた無尽蔵の体力にもあっぱれ。

FW アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)
成績 34試合2885分出場 22得点4アシスト


固め打ちが多かったものの、昨季から倍増となる22得点で得点王を獲得。
これぞストライカーというボックス内での勝負強さとゴールへの嗅覚に加え
強靭なフィジカルを活かしたポストプレーでもチームを大きく助けてみせた。
中東からの巨額オファーも断るなど、助っ人らしからぬクラブ愛にも拍手。

FW エウベル(横浜F・マリノス)
成績 33試合2397分出場 9得点11アシスト


今季もブラジリアントリオの要としてリーグ最多得点を誇る攻撃陣を牽引。
テクニカルなドリブルと多彩なアイデアからいくつもの決定機を演出し
加えて自身も9得点をマークするなど来日3年目で自己最高の成績を残した。
前線からの積極的なプレスなど、数字に残らない部分での貢献も多岐に渡る。


続いて新人王と最優秀監督を発表します。

DF 林幸多郎(サンフレッチェ広島)
成績 29試合2276分出場 2得点1アシスト


開幕前の下馬評は決して高くなかったが、3バック導入後は左WBとして定着。
無尽蔵のスタミナと高い戦術理解力を武器に最後までレギュラーを守り抜いた。
勝利した横浜ダービーでは強烈なミドルを叩き込んでファンの心も掴む結果に。
チームは残念ながら降格となるも、自身は上位クラブからのオファーが殺到。

最優秀監督 吉田孝行(ヴィッセル神戸)
戦績 21勝8分5敗 勝ち点71 得点60 失点29


イニエスタを中心としたサッカーからの脱却がハマって悲願の優勝を達成。
以前のように決して豪華絢爛とは言えないラインナップを巧みにやり繰りし
山川や佐々木といった若手の成長や、本多などベテランの復活も見事に促した。
3度目の就任という異例のオファーに応えたクラブ愛がついに結実する一年に。


最後に最優秀選手を発表いたします。

最優秀選手 大迫勇也(ヴィッセル神戸)
成績 34試合2829分出場 22得点7アシスト


22得点7アシストと、合計30得点に絡む活躍で文句なしの受賞となるだろう。
33歳ながら全34試合に出場するなど今季は全てにおいてキャリアハイの1年に。
ベテランながら守備を怠らない姿勢や熱心な練習態度で周囲にも好影響を与え
「タイトルを知る存在」としてピッチ内外でリーグ制覇を導く存在となった。



以上が今季のJ1のベストイレブンおよび各種表彰選手の発表となりました。

今季はとにかくベストイレブンの選考に頭を悩まされましたね。
優勝した神戸、そして2位のマリノスそれぞれのタレントが「攻撃陣偏重」だったこともあり、悩んだ末にFWを4人選出するという異例の結果になりました(笑)
まぁ実際に試合をするわけではなく、あくまでも今季活躍が目立った選手を11人選出するのが「ベストイレブン」の主旨なのでおかしな選出ではないかなと思います。

逆に、DFとMFはそれぞれ際立った選手がいなくてこちらも逆の意味で悩まされましたね。
浦和のホイブラーテンやセレッソの毎熊、香川なども候補に挙がりましたが…最後は自分の印象値で合計6名を選出させていただきました。

GKに関しても大迫と西川の一騎打ちでかなり難しかったのですが(苦笑)ショルツ・ホイブラーテンの両SBの存在もかなり効いていた浦和に比べると、広島の失点28という成績は大迫に依存する部分が強かったかなという印象だったので今回は大迫に軍配を上げました。
37歳という年齢でさらなる成長を続ける西川の素晴らしい活躍にもこの場を借りてリスペクトの意を示したいと思います。

そして、トドメの苦悩となったのは新人王の選出でした(笑)
このブログではJリーグ公式と異なり、基本的には「ルーキーのみ」を対象に選考しているのですが、今季は厳しい表現を使うと非常に不作のシーズンだったと言えるでしょう。
「選出なし」にしようかとも考えたのですが、降格した横浜FCで出色のプレーを見せた林を今後への期待も込めて選出させてもらいました。

最優秀監督、そして最優秀選手に関しては文句なし。
開幕前に補強に関して極めて厳しい評価を与えた今季の神戸でしたが、まさかリーグ優勝を達成するとは思ってもいませんでした。
決して潤沢ではない戦力をやり繰りしながら最後まで調子を落とすこと無く優勝を勝ち取った吉田監督の手腕には最大限の評価が与えられるべきでしょう。

それではここからは各クラブの「エキサイティングプレーヤー」の発表に移ります!

【2023年J1エキサイティングプレーヤー】

ヴィッセル神戸

・GK 前川黛也 成績 34試合3060分出場 29失点

フルタイム出場を果たし優勝に大きく貢献。セービングの安定感が増し11月にはA代表招集も。

・DF 酒井高徳 29試合2599分出場 2得点1アシスト
今季は右SBを主戦場にしつつ、時にはCBやボランチでもプレーし怪我人の穴埋めにも尽力した。

・DF 本多勇喜 29試合2618分出場 0得点0アシスト
怪我人続出で開幕スタメンを掴むと、そのまま不動のレギュラーを掴み大きなサプライズを提供。

・DF 山川哲史 26試合2243分出場 0得点1アシスト
負傷期間を除けば不動のCBとして優勝に尽力。謙虚な姿勢で積み重ねた努力が結実する一年に。

・MF 齊藤未月 22試合1891分出場 0得点1アシスト
全治一年の大怪我を負うまでのパフォーマンスは圧巻。攻撃のクオリティを引き上げる存在に。

・MF 佐々木大樹 33試合1950分出場 7得点2アシスト
高いポテンシャルがようやく開花。巧さに怖さが加わり大事な場面で決定的な仕事を連発した。

横浜F・マリノス

・GK 一森純 成績 27試合2416分出場 31失点

質の高いビルドアップと広範囲のカバーリングで正守護神に君臨。大きな驚きを提供する存在に。

・DF エドゥアルド 26試合2119分出場 0得点3アシスト
自身も離脱期間があったものの怪我人続出の守備陣で孤軍奮闘。持ち前の対人能力を発揮した。

・MF 喜田拓也 29試合2085分出場 1得点0アシスト
自身も苦しいシーズンとなったが、時にはCBでプレーするなどチームのために奔走し続けた。

・FW ヤン・マテウス 32試合1788分出場 5得点11アシスト
5試合のみの出場に終わった昨季から一転、レギュラーを掴み11アシストと大きく飛躍の年に。

サンフレッチェ広島

・DF 佐々木翔 32試合2080分出場 0得点0アシスト

コンディション維持には苦しみつつも、34歳ながら攻守の柱として公式戦39戦に出場とフル回転。

・DF 荒木隼人 32試合2763分出場 1得点0アシスト
今季もJ1屈指のエアバトラーとして君臨。最終節は劇的決勝弾で3位フィニッシュの立役者に。

・DF 中野就斗 30試合1485分出場 1得点3アシスト
ルーキーながら質の高いクロスを武器に右WBに定着し、3アシストと攻撃を活性化させる存在に。

・MF 川村拓夢 32試合2839分出場 3得点3アシスト
自身初めてJ1のレギュラーとして戦い抜き、大きく飛躍の年に。6月には初のA代表招集も経験。

・FW 満田誠 23試合1935分出場 4得点5アシスト
5月に無念の負傷離脱も、11戦で2勝と離脱中の結果が雄弁にその存在感を物語る。来季こそは。

・FW ドウグラス・ヴィエイラ 27試合1258分出場 8得点1アシスト
チーム内得点王に輝くも先発はわずか9試合。不満は示しつつもジョーカーとして機能し続けた。

浦和レッズ

・GK 西川周作 成績 34試合3060分出場 27失点

37歳にしてさらなる成長を披露し、フルタイム出場で最少失点を達成。ACLの舞台でも躍動した。

・DF マリウス・ホイブラーテン 33試合2969分出場 1得点1アシスト
最少失点の樹立は彼の加入があってこそ。待望の左利きCBとしても大きな存在価値を披露した。

・MF 岩尾憲 33試合2688分出場 1得点1アシスト
新体制でも信頼は揺るがず気づけば不動のボランチに。35歳でアジアを制し夢を与える存在に。

・MF 伊藤敦樹 33試合2713分出場 2得点5アシスト
今季は攻撃面で大きな成長を見せチームの柱に。A代表でも海外組に割って入る活躍を披露した。

・MF 大久保智明 30試合2302分出場 1得点2アシスト
決定力に不満を残し一部ファンから批判を集めるも、局面打開役として不可欠な存在だった。

・FW ホセ・カンテ 24試合1291分出場 8得点1アシスト
3月に加入すると徐々に調子を上げ、夏場以降は強烈なミドルを武器に「理不尽ゴール」を連発。

鹿島アントラーズ

・DF 植田直通 34試合3060分出場 2得点0アシスト

日本復帰初年度となる今季は格の違いをプレーで示す。警告も1枚に留めフルタイム出場も達成。

・DF 関川郁万 30試合2510分出場 2得点0アシスト
昌子からポジションを奪い植田と強力なCBを形成。リーグ最多のクリーンシート数に貢献した。

・MF 佐野海舟 27試合2152分出場 1得点0アシスト
開幕からすぐにフィットし、圧巻のボール奪取で中盤の柱に。11月にはA代表デビューも飾った。

・MF 樋口雄太 33試合2063分出場 3得点12アシスト
プレースキッカーとして質の高いキックを連発し、リーグ最多の12アシストと出色の活躍。

・FW 鈴木優磨 33試合2825分出場 14得点5アシスト
不振からの立て直しは彼の諦めない心があってこそ。14得点を挙げプレーでもチームを牽引した。

名古屋グランパス

・GK ランゲラック 成績 34試合3060分出場 36失点

フルタイム出場も好セーブの連発ももはや当たり前。35歳を迎えてもプレーには一切の衰えなし。

・DF 中谷進之介 33試合2970分出場 1得点2アシスト
最終節を除くすべての試合にフル出場し、DFリーダーとして苦しい時期もチームを支え続けた。

・DF 藤井陽也 34試合3054分出場 2得点3アシスト
順調な成長で今季は全試合に出場。合計5得点に絡むなど積極的な持ち上がりで新境地も開拓。

・MF 稲垣祥 33試合2908分出場 3得点12アシスト
ランゲラックと同様に彼の活躍ももはや当たり前。陰りなき鉄人ぶりで今季も一年間走り抜いた。

・MF 森下龍矢 33試合2760分出場 4得点4アシスト
名古屋移籍後順調な成長を遂げ今年はA代表招集も経験。質の高いキックを多くの得点に繋げた。

・MF 和泉竜司 28試合2011分出場 3得点3アシスト
数字には残らずとも懐の深いプレーで攻撃の潤滑油に。彼の存在なくして攻撃は回らなかった。

・FW キャスパー・ユンカー 33試合2590分出場 16得点3アシスト
今季は怪我なく戦い抜いて自己最多の16得点。チームの得点の半分に絡む圧巻の活躍を見せた。

アビスパ福岡

・MF 前寛之 34試合2974分出場 1得点2アシスト

説明不要の長谷部チルドレンとして今季も全試合に出場。ルヴァン杯決勝では先制点も挙げた。

・MF 井手口陽介 21試合1620分出場 0得点0アシスト
欧州では苦しんだが、新天地では圧巻のプレー。攻守のエンジンとして抜群の存在感を放った。

・MF 紺野和也 28試合2079分出場 5得点4アシスト
新天地で自身の長所を最大限に発揮した。ドリブルを武器にルヴァン杯決勝では見事2アシスト。

・FW 山岸祐也 34試合2890分出場 10得点4アシスト
押しも押されぬエースとして2年連続二桁得点を達成。守備やチャンスメイクでの貢献もピカ一。

川崎フロンターレ

・DF 大南拓磨 成績 29試合1862分出場 0得点1アシスト

DFに怪我人が相次ぐ中、チームの崩壊を防げたのは彼あってこそ。希少価値の高い存在だった。

・DF 山根視来 33試合2950分出場 2得点2アシスト
ここ数年の中で特に苦しんだ一年だったが、代えの効かない存在として攻守にチームを支えた。

・MF 橘田健人 30試合1888分出場 2得点1アシスト
主将の重圧にもがきながらも成長の一年に。ACLでの強烈なミドルシュート連発が印象深い。

セレッソ大阪

・DF 毎熊晟矢 成績 31試合2743分出場 1得点2アシスト

右SBに定着するとA代表まで上り詰める大ブレイクの一年に。代表でも堂々たるプレーを見せた。

・DF 鳥海晃司 30試合2678分出場 0得点1アシスト
移籍2年目でいよいよDFリーダーに。質の高いビルドアップで攻撃面における貢献も高かった。

・MF 香川真司 34試合2792分出場 2得点0アシスト
12年半ぶりの国内復帰で想像以上の活躍を披露。年齢を感じないタフネスさで全試合に出場した。

・FW レオ・セアラ 33試合2646分出場 12得点3アシスト
エースとして期待され12得点と結果で応えた。ダービーで2得点という活躍も高い評価に値する。

アルビレックス新潟

・GK 小島亨介 成績 30試合2700分出場 34失点

J2での成長を見事J1の舞台で還元し、4年ぶりのA代表招集も経験。今季のMVPと言える存在に。

・MF 高宇洋 31試合2555分出場 1得点0アシスト
J1の舞台を成長の場と代え、ボール奪取に加えて攻撃の起点としても機能する圧巻の活躍。

・MF 三戸舜介 31試合2040分出場 4得点2アシスト
加入以降順調な成長を遂げ、今季はリーグ選出の最優秀ヤングプレーヤーの座を射止めた。

FC東京

・FW ディエゴ・オリヴェイラ 成績 32試合2582分出場 15得点1アシスト

周囲の選手が不振にあえぐ中、33歳にして自己最多の15得点を挙げチームをひとりで牽引した。

北海道コンサドーレ札幌

・DF 岡村大八 31試合2644分出場 1得点0アシスト

押しも押されぬDFの要に。空中戦の強さは勿論、前に出ての積極的なボール奪取も目立った。

・DF 田中駿汰 34試合3031分出場 4得点2アシスト
全試合に先発し、DFラインからの積極的な持ち上がりを武器に戦術面で不可欠な存在を担う。

・MF 浅野雄也 34試合2662分出場 12得点3アシスト
新天地で見事大ブレイクしチーム最多の12得点。金子の移籍後は右サイドでの突破口も担った。

京都サンガF.C.

・FW 豊川雄太 27試合1713分出場 10得点1アシスト

右サイドで労を惜しまぬプレスバックを見せながら、高い決定力で10得点を奪う圧巻の活躍ぶり。

・FW パトリック 32試合1207分出場 10得点2アシスト
終盤戦は息切れも、36歳ながらボックス内での決定力と力強さは健在。重要な決勝点も多かった。

・FW 原大智 13試合957分出場 7得点4アシスト
夏に加入するとパトリックに代わるフィニッシャーとして13試合で7得点と驚異の決定力を発揮。

サガン鳥栖

・GK 朴一圭 成績 34試合3060分出場 47失点

今季も川井サッカーに欠かせぬ存在としてフルタイム出場。11人目のFPとして大きく機能した。

・DF 山崎浩介 33試合2930分出場 0得点0アシスト
加入初年度から鳥栖のサッカーに素早く馴染み、DF陣の要として出場停止を除く33試合に先発。

・MF 河原創 34試合3060分出場 1得点3アシスト
こちらは加入初年度からフルタイム出場を果たし、攻守両面においてチームの心臓役を担った。

・MF 長沼洋一 32試合2734分出場 10得点4アシスト
左サイドを主戦場に、今季は得点意識と決定力が揃って大幅に向上。キャリアハイの結果を残す。

・MF 小野裕二 28試合1680分出場 9得点1アシスト
CFながら中盤に降りて攻撃の組み立て役を担いつつ、自身も9得点と偽9番としては完璧な出来。

湘南ベルマーレ

・GK ソン・ボムグン 成績 24試合2160分出場 41失点

多くのシュートを浴び続けたが、数々の好セーブで勝ち点の積み上げに貢献。残留の立役者に。

・GK 富居大樹 8試合720分出場 13失点
ソンの離脱期間中に出色のプレーでリーグの月間MVPを獲得。終盤での負傷が残念だった。

・DF 杉岡大暉 32試合2893分出場 2得点3アシスト
前半戦はCB、後半戦は左WBとして質の高いプレーを見せ、攻守両面でチーム有数の成績を残す。

・FW 大橋祐紀 23試合1820分出場 13得点3アシスト
町野に代わる新エースとして13得点と申し分のない働きぶり。間違いなく今季のチームMVPだ。

ガンバ大阪

・DF 黒川圭介  成績 33試合2873分出場 2得点2アシスト

積極的なオーバーラップで攻撃を活性化させる貴重な存在に。チーム最多の出場時間を記録した。

・MF ファン・アラーノ 28試合2290分出場 7得点4アシスト
WGのポジションを物にすると合計10得点以上に絡む活躍で攻撃を牽引。献身性の高さも光った。

柏レイソル

・DF 古賀太陽 33試合2970分出場 0得点1アシスト

大谷から主将を受け継ぎ、立場に恥じぬ堂々たる活躍を披露。CBながら攻守両面での大黒柱に。

・DF 犬飼智也 12試合1063分出場 0得点0アシスト
夏に鹿島から加入すると豊富な経験を還元しDFラインの纏め役に。残留の大きな立役者だった。

・MF 山田雄士 10試合689分出場 2得点2アシスト
残留争い中のチームへ8月に合流という難しい立場ながら、10試合で4得点に絡み残留に貢献。

・MF マテウス・サヴィオ 31試合2557分出場 7得点10アシスト
ドリブル、ラストパス、フィニッシュと全てで違いを示す存在に。加えて守備の献身性も光った。

・FW 細谷真大 34試合2787分出場 14得点0アシスト
周囲からの警戒を跳ね除け今季も14得点と、いよいよJリーグを代表するストライカーへと成長。

横浜FC

・MF 井上潮音 34試合2434分出場 3得点1アシスト

チーム唯一の全試合出場を果たし、攻守のリンクマンとして奮闘。ハードワークも光った。

・FW 山下諒也 28試合1613分出場 2得点0アシスト
スコアは寂しくとも今季は得意のドリブルで強烈な存在感を発揮。終盤での離脱が悔やまれる。



全73名。
優勝した神戸からはベストイレブンに3名、そしてエキサイティングプレーヤーでも6名を選出と、当然ですが多くの選手が表彰される結果になりました。
その中では大迫・武藤・山口といった「ビッグネーム」に注目が集まりがちですが、優勝できたのは佐々木や山川といった若手選手の成長あってこそ。
また、本多勇喜や井出遥也など、「名より実」の補強がヒットした点も忘れてはなりません。
イニエスタやサンペールが退団した年に優勝というのは皮肉な結果でもありますが、勝つために正しい戦略を取った吉田監督ならび強化部の仕事ぶりには改めて賛辞を送りたいですね。

昨季王者のマリノス、そして昨季2位の川崎はそれぞれ怪我人の多発に苦しめられました。
それぞれディフェンスラインに怪我人が相次ぎ、これだけ怪我人が出てしまうと優勝逸もやむなしと言っていいでしょう。
特にマリノスは呪われているかのごとくDFに怪我人が集中し、その中でも最後まで優勝争いを繰り広げた点はむしろ評価したいと思います。

これはJ1だけに限らず、Jリーグ全体で今季は重傷者が多発する一年となってしまいました。
全治一年という信じ難い負傷となった齊藤未月を筆頭に、膝の靭帯の負傷者がとにかく多かった。
これだけ同じ年に集中した理由は何ともわかりかねますが、神戸やマリノスは不測の事態への「対応力」で周囲のクラブよりも抜きん出ていたかなという印象です。

対応力という面では「夏の移籍ウィンドウ」への対応力も年々難しさを増している印象です。
前半戦は首位争いをしていた名古屋は、マテウス・カストロの海外移籍後に急失速してしまい最後は6位でのフィニッシュとなってしまいました。
現在「秋春制への移行」がまたしても話題を集めていますが、有力選手がシーズン中に次々と国外へ去ってしまう点は議論対象のひとつとなることは間違いないでしょうね。

一方、下位争いに目を向けると今季は降格枠が「1」のみだったことから(来季から20クラブ制になるため)監督交代が極めて少ないシーズンとなりました。
下位クラブにとっては比較的チャレンジの出来るシーズンだったとも思うので、好成績とは言い難い結果ながらもポヤトス監督の続投の決まったガンバなどは来季に期待を懸けたいですね。
逆に、来季への積み上げが少なく「残留を掴んだだけ」のように映るクラブもあったので、そこは少し勿体ないかなという印象もありました。

さて、それでは今季のJ1ベストイレブン企画はすべて終了です。
来週からはJ1・J2の各クラブそれぞれに焦点を当てた通信簿企画を更新します。
まずはJ2から更新しますので、よろしくお願いします!!