2022年J1ベストイレブン | BBGのブログ

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J2に続いて、今シーズンのJ1の今シーズンのベストイレブンを発表したいと思います。

引き続き異論反論は多くなるかもしれませんが(苦笑)是非とも最後までご覧になってください!
それではまず、ベストイレブンの11人から紹介いたします!


■2022年J1ベストイレブン

GK 高丘陽平(横浜F・マリノス)
成績 34試合3060分出場 35失点


マスカット監督からは絶大な信頼を受けてフルタイム出場を達成。
リスクの高いスタイル故にピンチの数は決して少なくなかったが
幾度とないビッグセーブで失点を防ぎ優勝に大きく貢献した。
ビルドアップでの貢献も大きく、今のマリノスに欠かせぬ存在だ。

DF 岩田智輝(横浜F・マリノス)
成績 32試合2715分出場 2得点1アシスト


多くのポジションをこなしながら、後半戦はCBのレギュラーに定着。
持ち前の技術を活かして最終ラインから攻撃を組み立てる役割を担い
守備面でもミスの少ない抜群の安定感でDFラインを引き締めてみせた。
多くのアタッカーを押しのけ、チームの中でも一際目立つ存在に成長。

DF 山根視来(川崎フロンターレ)
成績 32試合2815分出場 3得点4アシスト


アシスト数は減らしたが、今季もDFラインからのビルドアップで貢献。
神出鬼没な動きで時にゴールにも絡み、特異なSBとして存在感を放った。
すっかり日本を代表するSBに成長し、カタールW杯のメンバーにも選出。
プロデビュー以降怪我なく出場を続ける鉄人ぶりにも評価を与えたい。

DF 谷口彰悟(川崎フロンターレ)
成績 32試合2903分出場 3得点3アシスト


押しも押されぬ川崎の大黒柱として、今季もDFラインからチームを牽引。
W杯でも世界有数のストライカーと渡り合った対人戦の強さに加えて
ビルドアップなど攻撃面でも「フロンターレらしさ」を誰よりも体現した。
心身ともに疲労は濃かっただろうが、最後まで走り抜いた点を強く讃えたい。

DF 佐々木翔(サンフレッチェ広島)
成績 34試合2984分出場 3得点3アシスト


監督交代によって33歳ながら更に自身の才能を引き出すシーズンに。
持ち前の身体能力を武器に対人戦、カバーリングで大きく活躍し
ボールを持つと素早い展開でハイテンポな攻撃の構築にも貢献。
主将、そしてチームの頭脳としてチームに一番欠かせない存在だ。

MF 家長昭博(川崎フロンターレ)
成績 34試合2737分出場 12得点5アシスト


36歳を迎えても衰え知らずの技術、フィジカルを武器に大車輪の活躍。
抜群の決定力も発揮して12得点を挙げ、チーム最多スコアラーとなった。
この歳でキャリアハイと言える成績を残す選手になるとは誰が予想したか。
全試合に出場するなど、そのタフネスぶりにも特大の称賛を与えたい。

MF 脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
成績 32試合2311分出場 5得点9アシスト


14番を引き継ぐという並大抵ではないプレッシャーを背負う一年の中で
リーグ最多の9アシスト、自身も5得点を挙げキャリアハイの成績を披露。
スコアだけではなく周囲の選手のサポート役としても出色の存在感を発揮し
攻守両面でチームに欠かせない「新たな14番像」を作り上げてみせた。

FW 西村拓真(横浜F・マリノス)
成績 27試合1747分出場 10得点2アシスト


フィットに多少の時間は要するも、移籍初年度から大車輪の活躍ぶり。
トップ下という新境地で10得点を挙げるなど持ち前の決定力を発揮し
超攻撃的サッカーのラストピースとしてまさに優勝のキーマンとなった。
常にプレスを厭わない献身的な姿勢で守備面でも大きな貢献を披露した。

FW エウベル(横浜F・マリノス)
成績 29試合1769分出場 8得点5アシスト


得点数こそ8点に留まったものの、チームの攻撃の中心はやはりこの男。
強烈な推進力を武器にしたドリブルで左サイドを常に制圧し
巧みな連携とセンス溢れるプレーで多くのチャンスを演出し続けた。
優勝の懸かったラスト2試合で3得点を挙げ、まさしく優勝の原動力に。

FW チアゴ・サンタナ(清水エスパルス)
成績 27試合2133分出場 14得点6アシスト


開幕前の怪我により7節まで欠場しながら14得点を挙げ得点王を獲得。
コンスタントに得点を量産し続けた安定感の高さはもちろんのこと
ポストワークやドリブル突破など幅広い角度から攻撃を牽引した。
外国籍選手ながら誰よりもチームのために戦う姿勢も印象的だった。

FW 町野修斗(湘南ベルマーレ)
成績 30試合1796分出場 13得点0アシスト


2年目のJ1でポテンシャルを爆発させ、リーグ2位の13得点を記録。
先発出場は19試合に留まりながら13得点を挙げた決定力に加え
前線で攻守両面に身体を張って湘南らしさを最前線から体現した。
11月にはW杯メンバーにも選出されるなど、日本有数のFWへ成長。


続いて新人王と最優秀監督を発表します。

FW 満田誠(サンフレッチェ広島)
成績 29試合2355分出場 9得点8アシスト


ルーキーながら9得点8アシストと「ダブル」に近い成績で大活躍。
強烈なミドルや時には直接FKなど多彩なパターンで得点を量産した。
攻守両面で迷いのない積極的なプレーはファンの心もすぐに掴み
90分間絶え間ないプレスでスキッべサッカーの象徴ともなった。

最優秀監督 ケヴィン・マスカット(横浜FM)
戦績 20勝8分6敗 勝ち点68 得点70 失点35

リーグ最多得点、最少失点をそれぞれ達成しまさに完全優勝を達成。
クラブの代名詞である攻撃的サッカーを貫いての優勝はもちろんのこと
細かく選手を使い分けながら結果を残す選手運用の巧みさが光った。
西村のトップ下、岩田のCBという驚きの配置も見事優勝の肝となった。


最後に最優秀選手を発表いたします。

MF 家長昭博(川崎フロンターレ)
成績 34試合2737分出場 12得点5アシスト


チームは優勝を逃したが、個人で一番優れた選手はこの男になるだろう。
36歳にして自己最多となる12得点を挙げるなどキャリアハイの数字を残し
FWの離脱が相次いだチームの中で例年以上に圧倒的な存在感を放ち続けた。
川崎の域を超え、Jリーグが誇る「生けるレジェンド」と言っていいだろう。


・・・以上がベストイレブンならびに各種表彰選手の発表となりました。

J2に続いてJ1でも最優秀選手が優勝チーム外からの選出となってしまいましたが(苦笑)選手個人で見た場合、今季最も活躍が際立っていたのはやはり家長になるかなと。
36歳という年齢を抜きにしても、シンプルに「リーグで一番すごい選手」だったと思います。

それにしても、一時は早熟の天才とも言われた家長がこのような選手になるとは一体誰が予想したことか。
天賦の才はもちろんですが、この年まで第一線で活躍を続ける裏にはおそらく想像を絶するような努力があることでしょう。
そうした努力を表に出さず、まさに「天才」のように振る舞うクールな姿勢も個人的にはとても好きですね(笑)

ベストイレブンの選考は今季非常に難しかったのではないでしょうか。
優勝した横浜で言えば水沼や、川崎で言えばマルシーニョなども選考すべきか非常に頭を悩ませましたが、FWの数があまりにも多くなってしまうので今回は見送りとしました。
MF、特にインサイドハーフやボランチの選手で目立った活躍を残した選手が今季は極端に少なかったですね。

その一方で得点王が14得点のチアゴ・サンタナと突出したストライカーが不在だったシーズンにもなりましたが、ここはカタールW杯による過密日程が大きな影響を与えたのではないでしょうか。
各チーム選手をターンオーバーせざるを得ない局面が多く、こうした選手運用で最も手腕を発揮したのがマスカット監督だったようにも思います。

それではここからは、各クラブの「エキサイティングプレーヤー」の発表に移りましょう!

【2022年J1エキサイティングプレーヤー】

横浜F・マリノス

・DF 小池龍太 26試合2140分出場 3得点2アシスト

驚異的なスタミナを武器に上下動を続け、左右両サイドでも活躍。自らも度々ゴールを陥れた。

・DF 永戸勝也 26試合2147分出場 0得点4アシスト
試合を追うごとにフィットし、後半戦はチームに欠かせぬ選手に。左足のキックで好機を量産。

・MF 水沼宏太 31試合1703分出場 7得点7アシスト
今季は先発での出場が増え、アシストに加えて自身も得点を量産。32歳で初のA代表選出を達成。

・FW レオ・セアラ 31試合1301分出場 11得点3アシスト
先発出場した試合は14試合にとどまるも、2年続けての二桁得点で決定力の高さを改めて証明。

・FW アンデルソン・ロペス 28試合1732分出場 11得点4アシスト
6試合の出場停止がありながらも11得点を記録。強烈なフィジカルでボールの収め所も担った。

川崎フロンターレ

・MF 橘田健人 成績 32試合2742分出場 2得点2アシスト

開幕前から高い期待を受け、年間を通し主力選手として活躍。守備での貢献が何より際立った。

・FW マルシーニョ 30試合1980分出場 12得点6アシスト
圧倒的なスピードを武器に、ドリブルに加えて裏に抜けての決定力も発揮する大ブレイクの一年。

サンフレッチェ広島

・GK 大迫敬介 成績 28試合2520分出場 31失点

ビルドアップ、そして積極的な飛び出しでスキッべサッカーにフィット。A代表招集も受ける。

・DF 荒木隼人 31試合2784分出場 2得点0アシスト
空中戦の強さはもちろん、今季はDFリーダーとしてチームの守備により欠かせぬ存在に。

・DF 塩谷司 26試合2264分出場 0得点4アシスト
ボランチ、CBとしてフル回転。ボール奪取とビルドアップ能力は33歳を迎えても衰えなし。

・MF 野津田岳人 28試合2299分出場 3得点9アシスト
長らく燻っていたが遂にブレイク。中盤の底で守備に奔走しながら9アシストと出色の活躍。

・MF 藤井智也 27試合2105分出場 1得点1アシスト
数字には現れずも、強烈な推進力で攻撃のキーマンに。サイドからの攻撃を活性化させた。

・MF 森島司 31試合2528分出場 8得点2アシスト
積極的なプレスと高い決定力で、満田と共にスキッべサッカーの生命線を担う存在となった。

鹿島アントラーズ

・DF 常本佳吾 28試合2170分出場 0得点1アシスト

対人戦の強さはすでにリーグ有数。名良橋、内田に並び立つポテンシャルを秘めた逸材だ。

・MF 三竿健斗 33試合2823分出場 2得点0アシスト
今季は主にCBとして出場しながらも、持ち前のボール奪取力で多くのピンチを未然に防いだ。

・MF 樋口雄太 32試合2412分出場 2得点8アシスト
1年目から欠かせぬ存在に。守備での貢献に加え、プレースキッカーとしても8アシストを記録。

・MF アルトゥール・カイキ 29試合2059分出場 9得点3アシスト
上背はなくともヘッドでリーグ最多の6得点を挙げるなど得点能力が開花。チーム最多得点者に。

・FW 鈴木優磨 32試合2701分出場 7得点9アシスト
積極的な守備に加え、チャンスメイクやポストワークなどチームの為に一年間尽くし続けた。

セレッソ大阪

・GK キム・ジンヒョン 成績 33試合2946分出場 37失点

連続出場記録こそ途切れるも、今季もビッグセーブにビルドアップにと多大な貢献は変わらず。

・DF マテイ・ヨニッチ 26試合2328分出場 1得点0アシスト
2年ぶりの復帰を果たすと、今回も即座にDFリーダーに。対人戦の強さに一切のブレはなし。

・DF 松田陸 33試合2923分出場 0得点1アシスト
不動の右SBとして今季もフル回転。SBに求められる多くの能力を引き続き高水準で発揮した。

・DF 山中亮輔 23試合1717分出場 0得点4アシスト
左サイドに新風を吹かせ、質の高いキックを武器にDFながらチーム最多の4アシストを記録。

・MF 奥埜博亮 31試合2667分出場 3得点4アシスト
圧倒的な運動量を武器に小菊体制でも不動の存在に。攻撃面ではまだ成長を続けている印象も。

FC東京

・GK ヤクブ・スウォビィク 成績 33試合2970分出場 42失点

新天地でも安定したパフォーマンスと驚異的なビッグセーブでチームの失点減少に大きく貢献。

・DF 木本恭生 33試合2954分出場 2得点0アシスト
加入初年度ながらほぼ全試合に先発出場し、守備に加えてビルドアップでも貢献を披露した。

・MF 松木玖生 31試合2433分出場 2得点3アシスト
高卒ルーキーとは思えない存在感を発揮し、強烈な奪取力で多くの一流選手を潰してみせた。

・FW アダイウトン 31試合1680分出場 12得点2アシスト
得意のドリブルを武器にしたチャンスメイクに加え、自己最多の12得点を挙げるなど躍動。

柏レイソル

・DF 三丸拡 31試合2737分出場 1得点1アシスト

持ち前の対人守備力とスプリント力を存分に発揮し、WBとしてキャリアハイの一年を過ごす。

・DF 高橋祐治 29試合2552分出場 1得点0アシスト
守備戦術の不安を補う存在として個の力を存分に発揮。空中戦、地上戦共に強さが光った。

・MF マテウス・サヴィオ 32試合2540分出場 6得点5アシスト
数字以上に存在感が際立ち、攻撃の中心に君臨。守備も怠らない献身的な姿勢も印象的だった。

・FW 細谷真大 33試合2384分出場 8得点4アシスト
21歳ながらエースとして大活躍。ダイナミックなプレーにはどこか日本人離れした印象も漂う。

名古屋グランパス

・GK ランゲラック 成績 33試合2889分出場 31失点

今季も説明不要のパフォーマンスで好守を連発。9月には34歳ながらA代表復帰も果たした。

・DF 中谷進之介 33試合2970分出場 2得点0アシスト
もはや彼も説明不要の名古屋のDFリーダーだ。丸山の離脱もあり、より貢献度の高い一年に。

・DF 藤井陽也 31試合2636分出場 1得点0アシスト
長谷川監督に見出され飛躍の一年に。 高さと速さを備え、フィードにも優れる大器候補だ。

・MF 稲垣祥 34試合2989分出場 2得点1アシスト
体制が変わっても絶対的な立ち位置は揺るがず。主将としてピッチ外でもチームを牽引した。

・FW マテウス・カストロ 30試合2535分出場 8得点5アシスト
2トップという新たな起用法も苦にせず今季も大暴れ。得点力不足のチームでその価値は絶大。

浦和レッズ

・GK 西川周作 成績 32試合2880分出場 36失点

近年はパフォーマンス低下も囁かれていたが、完全復活の一年に。クロス処理にはむしろ成長も。

・DF アレクサンダー・ショルツ 32試合2775分出場 6得点0アシスト
群を抜いた対人能力で幾多のFWを制圧し、加えて6得点も記録。秀逸なビルドアップも光った。

・MF 伊藤敦樹 28試合2112分出場 6得点3アシスト
持ち前の守備力に加え、後半戦は3列目からの積極的な攻撃参加で数多くの得点に絡んだ。

・MF 岩尾憲 29試合2396分出場 1得点6アシスト
リカルドサッカーの伝導師としての役割に加え、個人としても出色の活躍で攻撃の中心を担う。

・MF ダヴィド・モーベルグ 20試合1050分出場 8得点1アシスト
好不調の波はあったが、一撃必殺のミドルシュートを武器に20試合で8得点と実力を証明した。

北海道コンサドーレ札幌

・GK 菅野孝憲 成績 27試合2354分出場 30失点

38歳ながら衰え知らずの驚異的反応で幾多の危機を防ぐ。彼抜きでは残留も危うかったろう。

・DF 岡村大八 26試合1998分出場 1得点1アシスト
3バックの中央で定位置を掴むと、加入2年目ながらDFリーダーとして守備を統率する存在に。

・MF 青木亮太 31試合1968分出場 8得点3アシスト
90分間ハードワークを続け、試合終盤に貴重な得点を連発。チーム最多の8得点を挙げた。

・MF ルーカス・フェルナンデス 28試合2261分出場 3得点4アシスト
鋭いドリブルで今季も攻撃で違いを生み出す存在に。4年目を迎え守備の貢献も目立つように。

サガン鳥栖

・GK 朴一圭 成績 34試合3060分出場 44失点

川井監督就任でよりビルドアップ能力が活きるように。常に動き続けて11人目のFPとなった。

・MF 小泉慶 30試合2621分出場 1得点1アシスト
圧倒的な運動量と球際の強さを武器に攻撃の芽を摘み続けた。新体制で攻撃への意識も向上。

・MF 福田晃斗 33試合2662分出場 2得点7アシスト
小泉とは高い補完性を発揮し、今季は攻撃面でも存分に力を発揮。自己最多の7アシストを記録。

・MF 岩崎悠人 31試合2416分出場 2得点1アシスト
WBという新境地をモノにして大ブレイク。昨季まではJ2でも燻っていたがA代表選出を果たす。

・FW 宮代大聖 22試合1575分出場 8得点3アシスト
パスサッカーにもしっかりと適応しながらチーム最多の8得点。試合を経るごとに成長を遂げた。

湘南ベルマーレ

・GK 谷晃生 成績 31試合2790分出場 35失点

今季も数多くのビッグセーブで残留の立役者に。7月のE-1選手権でA代表デビューも飾った。

・DF 杉岡大暉 29試合2454分出場 0得点4アシスト
CBとして対人戦の強さを発揮しただけでなく、最終ラインからの攻撃参加でも大きく貢献。

・FW 瀬川祐輔 32試合2276分出場 3得点1アシスト
前線からの献身的な守備、そして積極的にボールを引き出す動きでスコア以上の貢献度を残す。

ヴィッセル神戸

・DF 酒井高徳 34試合3050分出場 1得点4アシスト

2年続けて全試合出場を果たし今季も攻守両面でフル回転。怪我人の多いチームで貢献度は絶大。

・MF 山口蛍 33試合2957分出場 2得点2アシスト
酒井同様攻守両面で多大な尽力。残留争いを強いられる中、前面に立ってチームを牽引した。

・MF 汰木康也 32試合2122分出場 5得点5アシスト
左WGのポジションがハマり、持ち前の技術とセンスが爆発。攻撃に違いをもたらす存在に。

・FW 大迫勇也 26試合1669分出場 7得点2アシスト
求めていた成績とは言い難いが、チームトップの7得点。貴重な得点も多く残留に貢献した。

アビスパ福岡

・DF 宮大樹 27試合2359分出場 2得点0アシスト

加入2年目を迎え今季はDFリーダーと呼べる立ち位置に。対人戦の強さを攻守両面で発揮した。

・DF 奈良竜樹 22試合1980分出場 0得点0アシスト
怪我で出遅れるも、復帰後はらしさ全開のパフォーマンス。現チームには不可欠な存在だ。

・MF 前寛之 34試合3004分出場 0得点0アシスト
全試合に出場するなど今季も絶大の信頼は不変。中盤でボールを狩り続けながら攻撃も構築。

・FW 山岸祐也 34試合2614分出場 10得点2 アシスト
得点能力を開花させJ1で自己最多の10得点。プレス、チャンスメイクなどでも幅広い活躍。

ガンバ大阪

・GK 東口順昭  成績 19試合1710分出場 24失点

負傷により序盤戦を棒に振るも、復帰後は例年通り多くのビッグセーブで残留の立役者に。

・DF 三浦弦太 33試合2846分出場 0得点1アシスト
苦しい一年の中で最後までチームを牽引。片野坂体制ではビルドアップでも奮闘を見せた。

・DF 黒川圭介 29試合2278分出場 2得点1アシスト
最終ラインからの攻撃の組み立てに加え、自身も積極的な持ち上がりで多くの好機を演出。

・FW パトリック 28試合1875分出場 5得点1アシスト
35歳を迎えてもなおフィジカルは一級品。松田体制では特に輝きを放ち貴重な得点を連発した。

京都サンガF.C.

・GK 上福元直人 成績 31試合2744分出場 31失点

神がかり的なビッグセーブを連発し、ビルドアップでも存在感を発揮。残留争いのMVPだ。

・DF 麻田将吾 32試合2792分出場 0得点1アシスト
自身初挑戦となったJ1の舞台を成長の場と変え、高い個人能力を存分に発揮してみせた。

・MF 川崎颯太 28試合2173分出場 1得点3アシスト
彼もまた初のJ1挑戦ながら持ち味を十二分に発揮。中盤の底で献身的にチームを支え続けた。

・FW ピーター・ウタカ 29試合2105分出場 9得点2アシスト
かなり尻すぼみな一年とはなったがチーム最多の9得点。38歳を迎えてもなお怪物に衰えなし。

清水エスパルス

・GK 権田修一 成績 33試合2925分出場 49失点

失点は多いがそれでもなお多くのビッグセーブを披露。W杯での大活躍はもはや説明不要だ。

・DF 山原怜音 33試合2616分出場 2得点8アシスト
SBとは思えぬ突破力、そして正確なキックで8アシストを記録。ファンにとっての希望の星に。

ジュビロ磐田

・MF 鈴木雄斗 30試合2700分出場 6得点4アシスト

多くのポジションをこなしながら年間10得点に絡む。チーム内の個人記録をほぼ総なめ。




改めて今季のJ1を振り返りますと、やはり2強が抜きん出た存在だったことは間違いありません。
優勝争いが最後まで盛り上がったことは良いことですが、3位以下のクラブに10以上もの勝ち点差がついてしまったのは少々残念でした。
ここ数年はこの2クラブが代わる代わる優勝を繰り返しているという現状を考えても、そろそろ彼らに割って入る存在が表れてほしいところです。

その筆頭となるのはやはり3位の広島になるでしょう。
スキッべ監督のもとでハイライン・ハイプレスのサッカーが見事にハマった今季は、満田や藤井などの若手選手が次々とブレイク。
若手選手に限らず野津田を復活に導くなど多くの選手の才能を引き出した手腕は素晴らしく、リーグ戦と並行してルヴァン杯と天皇杯でそれぞれ決勝進出という結果も最大限の評価に値します。
来季はいよいよ本腰を入れてJ1制覇に挑むシーズンとなるのではないでしょうか。

優勝したマリノスもそうですが、世界のサッカーの潮流に合わせてJリーグにもこうしたプレッシングサッカーの波が押し寄せてきている印象を受けます。
少し前まではポゼッションサッカーが美徳とされる傾向が強かったですが、今は手数をかけずにゴールを目指すチームが結果を出すケースが増えてきました。
J2に比べてJ1は特にその傾向が強く、徳島で高い評価を得たロドリゲス監督は浦和で結果を出せぬまま退任を迎え、大分からステップアップを果たした片野坂監督もG大阪では途中退任の憂き目に会うことに。
J2ではポゼッションサッカーにて結果を出した監督が、J1では軒並み苦しむ一年となりました。

また、選手の海外移籍の活性化により戦力維持が難しい昨今は「ひとつの体制のサイクル」が以前に比べてもかなり早くなっているという印象も受けます。

往年の鹿島や磐田のようにクラブのレジェンドと言える選手たちが一時代を築くようなケースはほぼなくなり、国内で頭角を現した選手はすぐに海外へと去ることが今のJリーグでは当たり前。
故に監督交代のスパンも過去に比べると短く、だからこそ「クラブとしてどのようなサッカーを志向するか」が非常に大事になっていると言えるでしょう。

浦和のように監督が交代するたびに志向するサッカーを変更していては、継続性はもちろんのこと前体制で獲得した選手たちが「無駄」になってしまうケースも少なくありません。
一方で優勝したマリノスはクラブとして志すサッカーがハッキリとしている分、監督交代による「引き継ぎ」もスムーズに進み、マスカット監督は就任2年目で優勝を獲得することとなりました。

これは昨年の感想とも被るところではあるのですが、ピッチ上でのサッカーに対するクラブとしての明確な哲学の形成は今後さらに求められることとなるでしょう。

それでは、J1のベストイレブン紹介企画はこの辺で終了とします。

次回以降はJ2、J1の各クラブに焦点を当てた「通信簿企画」を行いますのでお楽しみにお待ち下さい!!