2022年J2ベストイレブン | BBGのブログ

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昇格プレーオフも終了し、またしてもJ2代表の熊本が涙をのむこととなった今シーズン。
そろそろこのJ1優位のレギュレーションを変更して欲しい…という一個人の意見はさておきまして、本日からは各リーグのベストイレブンを発表していきたいと思います。

こちらもあくまで個人の意見となるのですが(苦笑)まずは愛するJ2のベストイレブンから紹介していくことと致しましょう。
ベストイレブンだけでなく、その他表彰選手の発表を含めて長くなりますがぜひ最後までご覧になってください!!


■2022年J2ベストイレブン

GK 小島亨介(アルビレックス新潟)
成績 42試合3780分出場 35失点


リーグでただ二人だけとなるフルタイム出場を達成し、優勝に大きく貢献。
多くの好セーブでチームのリーグ最少失点の樹立に尽力しただけでなく
得意とするビルドアップに更に磨きをかけて攻撃面でもキーマンとなった。
攻守両面においてまさに今季のJ2最優秀キーパーと呼んで間違いないだろう。

DF 堀米悠斗(アルビレックス新潟)
成績 40試合3373分出場 1得点4アシスト


DFとは思えない技術の高さを生かして最終ラインから攻撃の起点に君臨。
技術に加えて豊富なアイデアの数々で多くのチャンスを演出しただけでなく
上背のなさを補うハードなディフェンスで今季は守備面での貢献も目立った。
主将としても前面に立ってチームを牽引し、今の新潟を最も象徴する選手に。

DF ヨルディ・バイス(ファジアーノ岡山)
成績 39試合3510分出場 7得点3アシスト


京都から岡山へ思わぬ移籍を果たしたが、新天地でも圧倒的な活躍を披露。
衰え知らずの空中戦の強さを武器にディフェンスリーダーを担っただけでなく
自己最多タイとなる7得点を決めてチームの3位躍進におけるMVPとなった。
日本でのプレーも6年目を迎え、まさにJ2の歴史に残る助っ人と言っていい。

DF 河野諒祐(ファジアーノ岡山)
成績 36試合2908分出場 0得点10アシスト


主に右SBとしてプレーしながら、リーグ3位の10アシストとチャンスを量産。
積極的に前に出る姿勢と高精度のクロスでチームの攻撃を活性化させた。
終盤戦では3バックにもしっかりと順応し、激しい上下動で守備にも尽力。
長らくJFL、J3でプレーした苦労人がいよいよJ2を代表するSBにまで成長した。

DF 山崎浩介(モンテディオ山形)
成績 41試合3689分出場 2得点1アシスト


出場停止で欠場した1試合を除く41試合に先発し、守備の柱と呼べる存在に。
フィジカルや身体能力に加えてビルドアップ能力も備える現代型のCBであり
ボール保持を大事にする今のチームには最も欠かせないキーパーソンだ。
チームはPO敗退となったものの、J1が放っておかないタレントの一人だろう。

MF 河原創(ロアッソ熊本)
成績 42試合3780分出場 1得点12アシスト


フルタイム出場、そしてリーグ最多アシストと記録が活躍を雄弁に物語る。
アンカー1枚という特異な布陣の中で攻守両面においてフル回転を果たし
司令塔、そしてフィルター役、更にプレースキッカーと圧倒的な貢献を披露。
あと一歩昇格には届かなかったものの、チームの心臓と呼べる存在だった。

MF 杉山直宏(ロアッソ熊本)
成績 42試合3365分出場 9得点4アシスト


自身初のJ2挑戦となったが、昨季からの勢いそのままに新たな舞台でも躍動。
鋭いドリブル突破を武器にチャンスメーカーとして活躍しただけでなく
昨季から倍増に近い9得点を挙げて今季はフィニッシャーとしても機能した。
プロ入り後、2年続けて全試合出場というタフネスぶりも大いに讃えたい所だ。

MF 伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)
成績 42試合2476分出場 9得点11アシスト


序盤戦は途中出場も多かったが、シーズンを追うごとに強烈な存在感を発揮。
10得点には僅か届かずも、合計20得点を演出し攻撃を牽引する存在となった。
昨季逃した昇格を達成した最大の要因は彼の獲得と言ってもいいだろう。
長らく燻っていた逸材がようやく輝ける場所を見つけ、来季J1へと再挑戦する。

MF 長谷川竜也(横浜FC)
成績 38試合2931分出場 4得点11アシスト


多くのアタッカーが出場機会を分け合った中盤において、唯一不動の存在に。
高い技術と小気味よいドリブルで2列目から攻撃を活性化させる役割を担い
リーグ2位の11アシストを記録するなどエースの小川とは抜群の連携を築いた。
移籍初年度ながら主将という難しい役割を全うし、昇格の陰のMVPと言えよう。

FW 小川航基(横浜FC)
成績 41試合3445分出場 26得点4アシスト


26得点4アシストと、誰しもが昇格のMVPと認める圧倒的な活躍を披露。
序盤でのゴールラッシュに留まらず年間を通してコンスタントに得点を量産し
相手選手を圧倒する強烈なゴールの数々で数字以上のインパクトも残した。
PKでの得点も1と、まさにゴールゲッターとして完全復活を果たす一年に。

FW チアゴ・アウベス(ファジアーノ岡山)
成績 34試合1816分出場 16得点4アシスト


移籍初年度で素早くフィットすると、16得点と見事なゴールラッシュを披露。
特筆すべきは出場時間がわずか1816分という驚異的な得点率の高さであり
決して満足に出場機会を得られない中でも腐ることなく得点を量産し続けた。
CFだけでなくSHとしても機能し、使い勝手の良さでもチームに大きく貢献。


続いて新人王と最優秀監督を発表します。

MF 本山遥(ファジアーノ岡山)
成績 38試合2764分出場 1得点1アシスト


プロ初年度ながら開幕スタメンを掴むと、そのまま年間を通してフル回転。
これまで欠けていた中盤での守備のフィルター役として彼が機能したことが
まさに「ラストピース」となってチームはクラブ過去最高順位を達成した。
外国籍選手の活躍が目立った一年だが、彼こそが陰のMVPと言えるだろう。

最優秀監督 松橋力蔵(アルビレックス新潟)
戦績 25勝9分8敗 勝ち点84 得点73 失点35

リーグ最多得点と最少失点をそれぞれ記録し、完璧な成績で見事優勝を達成。
昨年までアルベルト監督が築いたサッカーを受け継いだ立場ではあったものの
大きな陣容の変化なしに、見事結果へと昇華させた手腕は高い評価に値する。
突出したタレントがいない中での優勝は監督の手腕の最大の現れと言えよう。


最後に最優秀選手を発表いたします。

MF 河原創(ロアッソ熊本)
成績 42試合3780分出場 1得点12アシスト


攻撃の司令塔として周囲の選手を操りながらボールの奪取役としても機能する。
3-1-3-3とも呼べる類を見ない布陣を敷く大木サッカーが巻き起こした旋風は
攻守両面で圧倒的なパフォーマンスを見せる河原なしには有り得なかった。
非常に流動的なサッカーを誰よりも体現した戦術理解力も特に際立っていた。


・・・以上がベストイレブンならびに各種表彰選手の発表となりました。

最優秀選手の発表には異論しかないと思いますが(苦笑)個人的に今年の河原の活躍は本当に凄まじいものがあったと思っています。
攻撃と守備それぞれでここまで存在感を発揮できる選手は過去にもほとんど見たことがありません。
アンカー1枚に近い布陣の中で年間を通してパフォーマンスを落とさなかったタフネスさ、そして警告1枚で乗り切ったクリーンさも特筆すべきものがあったと言えるでしょう。
主将としてもチームを牽引し…2度のピックアップでも紹介しきれないほど多岐に渡るほどの貢献がありました。

おかげで合計30得点に絡んだ小川航基がまさかのMVP逸という結果となってしまいましたが、今季からJリーグ公式でも始まった「正規のMVP」を受賞したようなので良しとしましょう(笑)
小川でも、そして優勝した新潟の選手でもない選出は、「非公式」のこのブログだからこそ出来る選出だと胸を張って主張したいと思います(笑)

逆に、監督の評価という面では熊本の大木監督に高い評価が集まっているようですが、今季の新潟の優勝を語る上で松橋監督はもっと高く評価されて良いのではないかと思いますね。
「アルベルト監督が作った下地があったからこそ」との評価は確かに事実ですが、アルベルト監督のもとで「ほぼ完成されたサッカー」に手を加えて結果へと結びつけるのは相当難易度の高い作業だったと思います。
往々にしてこのようなヘッドコーチが昇格するパターンが上手く行かないものですが…勝ち点を16も上乗せして優勝へ導いたわけですから。
強烈なストライカーに頼らない「全員サッカー」での昇格劇は、松橋監督の存在がなければ決して成し得ない結果だったと言えるでしょう。

ベストイレブンに関しては上位4クラブの選手でほとんどを占める結果となりましたが、ここからは例年通り全22クラブの中でも活躍の光った選手たちを「エキサイティングプレーヤー」として皆様にご紹介したいと思います。

ここからがまだまだ長くなりますが(苦笑)隠れた名プレーヤーたちをご紹介しますので是非とも最後までご覧ください!

【2022年J2エキサイティングプレーヤー】

アルビレックス新潟

・DF 舞行龍ジェームズ 27試合2301分出場 1得点0アシスト

怪我で出場機会は限定されたものの、ピッチに立てばDFリーダーとして昇格に大きく貢献した。

・DF 藤原奏哉 41試合3350分出場 4得点2アシスト
41試合に出場し、不動の右SBとして更に欠かせぬ存在に。攻守両面でハイレベルな活躍。

・MF 高宇洋 39試合3060分出場 1得点1アシスト
今季も中盤の底で圧巻のボール奪取力を披露。来季のJ1での活躍が今から楽しみなタレントだ。

・MF 高木善朗 32試合2192分出場 9得点6アシスト
終盤戦で無念の負傷離脱も、今季も数多くの得点に関与。彼抜きでの昇格は有り得なかった。

・FW 谷口海斗 36試合2463分出場 9得点3アシスト
得点から遠ざかる時期もあったが、ドリブル突破やポストプレーなどで今季も多彩な貢献。

横浜FC

・GK スベンド・ブローダーセン 成績 35試合3105分出場 39失点

ドイツ代表として五輪も経験した実力はやはりJ2では別格。多くの好セーブで昇格に貢献した。

・DF 中村拓海 32試合2563分出場 0得点4アシスト
キャリア初の移籍で大きく成長する一年に。DFラインからのビルドアップ能力はリーグ有数。

・DF イサカ・ゼイン 29試合1930分出場 2得点6アシスト
彼もまた移籍を機に大きな成長を遂げた。正確なクロスを武器に短い出場時間でも6アシスト。

・DF 岩武克弥 37試合3301分出場 2得点0アシスト
3バックの中央を任されたを今季はDFリーダーとして周囲を統率し、チームを牽引する存在に。

ファジアーノ岡山

・DF 柳育崇 成績 38試合3420分出場 4得点2アシスト

バイスに負けじと強烈な空中戦の強さを武器に、攻守にフル回転。今やJ2有数のCBへと成長。

・MF 田中雄大 成績 39試合2892分出場 5得点1アシスト
本山に負けじとルーキーながら主力選手としてフル回転。勝利に繋がる貴重な得点を多く奪った。

・MF 佐野航大 成績 28試合1558分出場 3得点2アシスト
高卒ルーキーながらシーズンを追うごとにチームの主力選手へ成長。クラブの希望の星だ。

・FW ミッチェル・デューク 成績 36試合2648分出場 8得点3アシスト
得点数は決して多くないがフィジカルの強さはやはり別格。収めどころとして攻撃の柱を担った。

ロアッソ熊本

・GK 佐藤優也 成績 36試合3240分出場 38失点

若いチームを最後尾から引き締め続けた。ミスも少なく、36歳にしてキャリアハイに近い一年に。

・DF 菅田真啓 40試合3600分出場 4得点0アシスト
空中戦の強さを武器にDFリーダーとしてフル回転。セットプレーでの得点源としても活躍した。

・DF イヨハ 理 ヘンリー 38試合3262分出場 2得点2アシスト
大木サッカーに素早く馴染み出色のシーズンを過ごす。プレーオフでは貴重な得点を連発した。

・DF 黒木晃平 41試合3678分出場 1得点3アシスト
在籍10年目を迎えた今季も不動の主力選手を譲らず、DFラインからのゲームメイクに尽力した。

・MF 竹本雄飛 38試合2512分出場 5得点5アシスト
入団3年目で出場機会を大きく伸ばし、初めてのJ2で合計10得点に絡む「ブレイク」の一年に。

・MF 坂本亘基 40試合3132分出場 5得点5アシスト
竹本と同様に飛躍の一年を過ごした。鋭いドリブルと正確なクロスを併せ持つ優良アタッカーだ。

・FW 髙橋利樹 40試合3162分出場 14得点1アシスト
フィジカルを武器に前線でポストプレーをこなしながら、高い決定力を発揮して14得点を記録。

大分トリニータ

・DF 三竿雄斗 成績 42試合3719分出場 0得点3アシスト

全試合に先発出場し攻撃の起点として出色の活躍。昇格は逃すもピッチ内外でチームを牽引した。

・DF ペレイラ 36試合3099分出場 5得点0アシスト
3バックの中心として攻守両面で空中戦の強さを発揮。人間力の高さも印象的な一年だった。

・MF 弓場将暉 成績 25試合1852分出場 3得点1アシスト
20歳ながらチームに欠かせぬ選手に。驚異的な運動量を武器にピッチのいたる所に顔を出した。

・MF 下田北斗 成績 35試合2663分出場 3得点5アシスト
体制が代わった今季も中盤の柱として先発出場を続け、司令塔として多くの得点に絡んでみせた。

・MF 井上健太 成績 34試合2227分出場 1得点5アシスト
数字の面ではやや物足りないが、今季はWBをモノにし右サイドから多くの好機を演出した。

モンテディオ山形

・GK 後藤雅明 成績 42試合3701分出場 38失点

誤審により不運な形でフルタイム出場を逃すも、リーグ有数のGKとして出色の活躍を披露。

・DF 半田陸 35試合3113分出場 0得点3アシスト
シーズン中にローマから接触を受けるなどもはや国内の域を超えて世界から注目されるSBに。

・DF 野田裕喜 37試合3267分出場 2得点0アシスト
山崎と共に鉄壁のコンビを形成。最終ラインからも積極的にボールを繋ぎ攻撃面でも大きな貢献。

・MF チアゴ・アウベス 34試合1508分出場 10得点2アシスト
年間を通して出場機会は限定されながらも腐ることなく10得点を挙げ、PO進出に大きく貢献。

・FW 藤本佳希 15試合883分出場 7得点1アシスト
15試合で7得点と好スタートを切るも無念の負傷離脱。彼の離脱がなければとは誰もが悔やむ所。

・FW ディサロ燦シルヴァーノ 17試合964分出場 8得点2アシスト
清水では燻るも新天地では即座に大活躍。得点力はもちろんのこと前線で多くの仕事をこなした。

ベガルタ仙台

・MF 氣田涼真 成績 33試合2496分出場 6得点4アシスト

J2の舞台ではやはり格の違いを示し、鋭いドリブルを武器に合計10得点に絡む活躍を見せた。

・MF フォギーニョ 35試合2462分出場 5得点0アシスト
今季も3列目からの強烈な攻撃参加で存在感を発揮し5得点。ボール奪取でも大きくチームに尽力。

・MF 中島元彦 33試合2627分出場 4得点7アシスト
移籍を機にCHとして新境地を開拓。プレースキッカーでの活躍が光り多くの得点を演出した。

・FW 中山仁斗 27試合2127分出場 14得点2アシスト
2ヶ月ほどの離脱がありながらも14得点。3年連続での二桁得点を記録したリーグ有数のFWだ。

・FW 富樫敬真 37試合2106分出場 11得点3アシスト
途中出場も多かったが、キャリアハイを大きく上回る11得点を記録。高い決定力が光った。

徳島ヴォルティス

・GK ホセ・アウレリオ・スアレス 成績 34試合3060分出場 30失点

チームへの合流が遅れながらも、スタメンを掴んでからは圧巻の活躍。チームの堅守の立役者に。

・DF カカ 33試合2404分出場 2得点1アシスト
高さだけではなく速さも備え、鋭いカバーリングで幾多の危機を救う。ビルドアップも光った。

・DF 新井直人 38試合3053分出場 2得点0アシスト
左右両サイドを遜色のないプレーで器用にこなし、攻撃の組み立て役として幅広くチームに貢献。

・MF 白井永地 42試合3594分出場 3得点3アシスト
新天地で全幅の信頼を掴むと、全試合に出場し攻守両面にフル回転。展開力では成長も見せた。

・MF 西谷和希 37試合2501分出場 4得点2アシスト
もう少しスコアに繋げたかった感はあるが、積極的なドリブルで崩しの役割を担う貴重な存在に。

・MF 児玉駿斗 37試合2566分出場 0得点9アシスト
移籍を機に飛躍的な成長を遂げる一年に。高い技術で攻撃にアクセントを加え9アシストを記録。

・MF 杉森考起 35試合2084分出場 5得点3アシスト
幅広いポジション、幅広い起用法の中でもきっちりと結果を出しチームに不可欠な存在となった。

・FW 藤尾翔太 30試合1905分出場 10得点0アシスト
期待に十分応えたとは言い難い一年だったが、終盤にゴールラッシュを見せ自己最多得点を記録。

東京ヴェルディ

・DF ンドカ・ボニフェイス 成績 32試合2611分出場 3得点1アシスト

城福体制では完全なチームの中心選手に。プレーはもちろん、周囲を引っ張る精神的支柱も担う。

・MF 梶川諒太 39試合2842分出場 1得点8アシスト
誰よりも深いクラブ愛をプレーで表現。プレースキッカーとしても活躍し自己最多の8アシスト。

・MF 森田晃樹 34試合2341分出場 4得点3アシスト
城福監督の就任に合わせ大きな変貌を遂げる。後半戦は攻撃の司令塔として欠かせぬ存在に。

・FW 佐藤凌我 成績 40試合2440分出場 13得点2アシスト
高い決定力を引き続き発揮し、2年続けて13得点とストライカーとしての実力を改めて証明した。

ジェフユナイテッド千葉

・GK 新井章太 成績 41試合3689分出場 41失点

自身のラフプレーで全試合出場を逃すも、ピッチ上では今季も好セーブの数々でチームを牽引。

・DF 新井一耀 成績 39試合3374分出場 8得点0アシスト
空中戦の強さを武器にセットプレーで大暴れを見せ、CBながら8得点とチーム最多スコアラーに。

・MF 田口泰士 成績 38試合3112分出場 1得点4アシスト
明確な攻撃の形を見いだせない中で今季も依存度の高い存在に。攻撃の展開を一手に担った。

・MF 見木友哉 成績 40試合3452分出場 7得点3アシスト
昨季ほどは得点を奪えずも、2年続けてハイレベルな活躍を見せて能力を改めて証明する一年に。

V・ファーレン長崎

・DF 米田隼也 成績 34試合2778分出場 4得点2アシスト

幅広いポジションを器用にこなしながら攻撃面で大きな貢献。高い推進力も光った。

・MF 澤田崇 成績 36試合2244分出場 3得点4アシスト
30歳を超えても衰えぬ推進力と運動量でチームを牽引。在籍6年目を迎えたレジェンドだ。

・FW エジガル・ジュニオ 成績 41試合2686分出場 12得点2アシスト
年間を通してフル回転し2年連続で二桁得点を記録。チームが不振に苦しむ中で決定力が際立つ。

ブラウブリッツ秋田

・DF 池田樹雷人 成績 34試合2952分出場 2得点3アシスト

秋田のスタイルに素早く適応し、チームの堅守を支える存在に。攻撃面での貢献も目立った。

・DF 千田海人 成績 33試合2901分出場 1得点1アシスト
怪我からの完全復活を果たし、期待通りの活躍で守備の柱に。吉田サッカーの象徴的存在だ。

・MF 稲葉修土 成績 32試合2794分出場 0得点1アシスト
怪我による長期離脱があったが、ピッチに立てば中盤の心臓として相手のボールを狩り続けた。

水戸ホーリーホック

・GK 山口瑠伊 成績 34試合3060分出場 34失点

自身初となるJリーグの舞台で躍動。攻撃の組み立てよりも主に好セーブの数々で存在感を披露。

・MF 鈴木喜丈 成績 36試合3112分出場 0得点1アシスト
CBとしてのプレーがすっかり板につき、DFラインを統率しながらビルドアップでも大きく貢献。

・MF 前田椋介 成績 35試合2759分出場 5得点3アシスト
自身初となるJ2の舞台で躍動。司令塔として攻撃の中心を担っただけでなく守備でも絶大な貢献。

・MF 椿直起 成績 37試合2349分出場 3得点0アシスト
独特のリズムから放たれるドリブルを武器にリーグでも異彩を放つ存在に。個人昇格も近いか。

・FW 木下康介 成績 38試合2167分出場 12得点1アシスト
パフォーマンスにムラはあったが、J2ではやはり異次元となったフィジカルを武器に12得点。

ツエーゲン金沢

・GK 白井裕人 成績 41試合3690分出場 66失点

失点数はかさんだが個人のパフォーマンスでは出色の出来。ビルドアップの面でも奮闘を見せた。

・DF 庄司朋乃也 成績 39試合3446分出場 4得点0アシスト
昨季に続き改めて個人では別格の存在感を示し、攻撃面でも大きな貢献。J1への再挑戦も近いか。

・MF 松本大弥 成績 34試合2819分出場 8得点2アシスト
左SHへ配置転換されると15試合で7得点と目覚ましい活躍ぶり。9月にはJ2月間MVPも獲得した。

・MF 藤村慶太 成績 40試合3439分出場 1得点3アシスト
もはや説明不要の存在として今季も中盤でボール奪取に奔走。加入5年で197試合出場の鉄人だ。

・FW 杉浦恭平 成績 37試合1511分出場 7得点7アシスト
今季も起用法は限定された中で、ピッチに立てば7得点7アシストとキャリアハイに近い活躍。

・FW 林誠道 成績 42試合2793分出場 13得点3アシスト
年間を通しコンスタントに得点を奪い13得点。決して多くないチャンスを多く得点に結びつけた。

FC町田ゼルビア

・DF 翁長聖 42試合3547分出場 0得点4アシスト

パワフルな攻撃参加で左サイドを活性化させ、全試合出場も達成するなどタフネスさでも貢献。

・MF 平戸太貴 38試合3197分出場 9得点10アシスト
目標としていたダブルには僅か届かずも、今季も攻撃の大黒柱として幾多の得点を演出し続けた。

・FW 太田修介 40試合3119分出場 11得点7アシスト
ジョーカーからレギュラーへと立ち位置を高めた今季は20点近くに絡む大車輪の活躍を披露。

レノファ山口FC

・GK 関憲太郎 成績 36試合3240分出場 44失点

昨季に続き、今季もセービングとビルドアップ両面で高次元な活躍。36歳を迎えても衰えは皆無。

・DF 橋本健人 成績 35試合2995分出場 2得点5アシスト
プロ初年度でSBへコンバートされると、最終ラインから攻撃の組み立てを担い5アシストを記録。

・MF 佐藤謙介 成績 40試合3183分出場 1得点2アシスト
33歳にして自己最多タイの40試合に出場し、攻撃の司令塔としてまさに完全復活を遂げる一年に。

・MF 高井和馬 成績 16試合1084分出場 7得点2アシスト
半年足らずでの復帰となったが、復帰後はわずか16試合の出場でチーム内得点王に輝く活躍ぶり。

・MF 前貴之 成績 11試合944分出場 1得点1アシスト
高井と同様に夏に復帰すると、即座に欠かせない存在に君臨。マルチな活躍で残留に貢献した。

・MF 田中渉 成績 38試合3010分出場 5得点3アシスト
高い技術をベースとしたセンスあるプレーでファンを魅了。ボランチながら多くの得点に絡む。

・FW 沼田駿也 成績 41試合2449分出場 7得点3アシスト
ルーキーながら41試合に出場しチーム最多タイの7得点を記録。終盤の息切れは来季への課題だ。

栃木SC

・GK 川田修平 成績 35試合3150分出場 35失点

得点数ワーストのクラブが残留できたのは彼あってこそ。リーグ4位の失点数に尽力し続けた。

・DF カルロス・グティエレス 成績 36試合3089分出場 4得点1アシスト
守備の要として期待通りの活躍を披露。190cm超の高さを生かした空中戦は無類の強さを誇った。

・DF 黒崎隼人 成績 40試合3000分出場 3得点3アシスト
アシスト数は伸びずも、抜群の運動量を武器に右サイドを上下し高精度のクロスを上げ続けた。

・MF 谷内田哲平 成績 39試合2840分出場 1得点6アシスト
今季はボランチとしてゲームメイクで大きく貢献。プレースキッカーとしても活躍し6アシスト。

・FW 矢野貴章 成績 36試合2365分出場 7得点1アシスト
38歳を迎えても衰えることなくチーム最多の7得点を記録。献身的な守備にも未だ陰りはない。

ヴァンフォーレ甲府

・DF 浦上仁騎 成績 42試合3702分出場 0得点1アシスト

全試合に出場した今季は守備での貢献に加えてビルドアップの要としても機能し、チームの柱に。

・DF 須貝英大 成績 39試合3554分出場 5得点3アシスト
CBからWBまで幅広いポジションをこなしながら多くの得点に絡んだ。攻守両面で大車輪の活躍。

・MF 山田陸 成績 40試合3328分出場 1得点1アシスト
吉田監督からの信頼を掴んだ今季は出場時間を大きく伸ばし、攻撃の司令塔として飛躍の一年に。

・MF 長谷川元希 成績 40試合3208分出場 8得点4アシスト
昨季に続いて今季もよく得点に絡み、チーム2位の8得点。周囲の選手との連携の構築も光った。

・FW ウィリアン・リラ 成績 39試合2336分出場 9得点4アシスト
途中出場も少なくなかったがこれで2年連続の9得点を記録。献身的な守備も引き続き健在だった。

大宮アルディージャ

・DF 新里亮 成績 39試合3042分出場 3得点2アシスト

人材不足のCBにおけるただ一人のレギュラーとしてフル回転し、残留の最大の立役者となった。

・MF 柴山昌也 成績 35試合2462分出場 3得点8アシスト
2年目を迎えた今季は大きく出場時間を伸ばし、鋭いドリブルを武器にチーム最多の8アシスト。

・FW 富山貴光 成績 32試合1369分出場 8得点3アシスト
監督交代後は主将を任され、精神的支柱としての活躍が印象的だった。自己最多の8得点も記録。

ザスパクサツ群馬

・GK 櫛引政敏 成績 38試合3420分出場 50失点

新天地でレギュラーを掴むと、多くのファインセーブで残留のMVPを呼ぶに相応しい活躍を披露。

・DF 畑尾大翔 成績 37試合3277分出場 2得点1アシスト
今季も最終ラインで身体を張り続け残留争いの中で奮闘。この成績で契約満了はあまりにも残念。

・DF 岡本一真 成績 17試合1348分出場 0得点1アシスト
高卒ルーキーながら対人能力の強さを武器にスタメンを獲得。地元出身選手として期待が高まる。

・FW 平松宗 成績 34試合1523分出場 8得点0アシスト
ジョーカーとしての起用も多かったがチーム最多の8得点を記録。前線でのハードワークも光る。

FC琉球

・DF 大本祐槻 成績 39試合2975分出場 1得点5アシスト
新天地では持ち前のキック精度の高さを存分に発揮。チームは降格となるも出色の活躍を披露。

・MF 池田廉 成績 39試合3080分出場 1得点1アシスト
ボランチでのプレーが増えたが強い献身性でチームに尽力。攻守両面で能力の高さを証明した。

・MF 中野克哉 成績 33試合2260分出場 6得点4アシスト
局面を打開できる存在として10得点に絡む活躍。終盤戦は何故かメンバー外が続く扱いに。

いわてグルージャ盛岡

・DF 甲斐健太郎 成績 31試合2645分出場 1得点0アシスト
チームは敢えなく一年で降格も、自身は3年ぶりのJ2にて十分通用することを示してみせた。

・FW ブレンネル 成績 32試合1629分出場 4得点1アシスト
数字には不満が残るも身体能力を武器に相手の脅威となり続けた。上手く使えば化ける可能性も。


ついに100人超えと、恐らく過去最多の選出人数となったのではないでしょうか(笑)

リーグ全体を振り返りますと、昨季に続いて今季も自動昇格を果たした2クラブが勝ち点で抜きん出た存在となりました。
年々レベルが高まりつつある今のJ2において、42試合という長丁場で結果を出し続けられるクラブというのはそれだけ限られた存在になりつつあるのかもしれません。
そういう面では「自動昇格2枠+プレーオフで1枠」という現行の「昇格プレーオフ」制度に関しては、非常によくできた制度と言っていいでしょう。

J1とJ2におけるリーグ側からの分配金が年々広がりつつあることから「降格組」のクラブが年々優位性を増す中で、新潟の優勝や岡山の健闘は周りのクラブにも大きな勇気を与える結果だったと思います。
特に特定の外国籍選手などに頼ることなくまさに「自分たちのフットボール」を突き詰めて優勝を果たした新潟には改めて賛辞を送りたいですね。

岡山の躍進は、長年J2に停滞するクラブにとって「お手本」になったと言えるでしょう。
勝負の一年を定めた上で、柱となる外国籍選手の脇を大卒ルーキーなどで固めた選手編成はほぼ完璧に近いものでした。
それでも昇格を逃してしまうのが今のJ2の厳しさですが、球団の運営を含めて今のJ2においては見習うべき点が多いクラブであると思います。

J3優勝の勢いをそのまま持ち込んで、J1昇格にあと一歩にまで迫った熊本は今季のJ2を代表するクラブのひとつとなりました。
個人的に今季最も魅力的なサッカーをしていたと感じたのがこの熊本でしたね。
河原を筆頭に、クラブの中心選手を担った大卒選手の見事な「スカウティング能力」と、彼らの才能を最大限に引き出した「大木監督の指導力」は素晴らしいの一言に尽きます。
昇格を逃しただけに草刈り場となってしまうことが懸念されていますが、先に挙げた2つのストロングポイントがある限りは今後も簡単に崩れるようなことはないでしょう。

序盤戦は不振に喘いだ大分や徳島がシーズンを追うごとに調子を上げたことを考えると、降格クラブが「ルヴァン杯に参加させられる」レギュレーションにはやや疑問を抱かざるを得ません。
「良いハンデ」とも言えるかもしれませんが(苦笑)コロナでの試合延期などもあって春先の大分の日程は異常に近いものがありました。
選手の怪我防止という観点から考えても、再考の余地があるレギュレーションのように思います。

一方で、J2記録を更新した「23引き分け」という結果でとにかく勝ち点1を積み上げてあわやプレーオフ進出に迫った徳島も特異なチームとして大きな注目を集めました。
もう少し能力の高いFWがいれば…とは誰もが思う所ではありますが、限られた戦力を最大限に活かしきって「負けない」チームを作り上げたポヤトス監督の指導力はお見事。J1クラブから引き抜きの噂が飛び交うのも納得のシーズンだったと言えるでしょう。

同じようにユン監督のもとで堅守を武器にするチームへと生まれ変わった千葉ですが、勝負の3年目でもプレーオフ進出を果たせずユン監督は退任が決定。
チームの体質を変えるためにもまさに「最後の一手」だったユン体制でもこの結果とは頭が痛く、後任の監督人事を見てもまだしばらくJ2での生活が続くのではないかという印象です。

その他では昇格の有力候補に挙げられていた長崎、町田が揃って下位に沈んだのは予想外の結果となりました。
タレント力だけならばリーグ屈指だった長崎ですが、ここ数年は監督人事などを含めてフロントの動きの迷走が目立ちます。
新スタジアムの建設などクラブの環境を大きく好転させた「ジャパネット体制」ではありますが、経営と強化の現場がもう少し乖離されない限りはこちらもJ1昇格が遠いのではないでしょうか。

同じようにオーナーを務めていた藤田氏がいよいよ社長就任を果たした町田のこれからも気になる所ではありますね。
青森山田高校の黒田監督を新監督に抜擢するなど早くも「強烈な独自路線」を見せているだけに、ワンマンオーナーと化した藤田社長の存在が現場に悪影響を及ぼさないことを願うばかりです。

そんな「迷走する金満クラブ」の脇で、たとえ昇格争いには絡めずともしっかりとJ2残留を果たした秋田や金沢などは大きな評価に値するシーズンだったと言えるでしょう。
ハードワークを基調とした明確なスタイルを武器にJ2の舞台で渡り歩く秋田は、吉田監督の強烈なキャラクターを含めて今ではJ2で大きな存在感を放つクラブのひとつになりつつあります。
逆に就任6年目を迎えマンネリ化も危惧されていたチームを、残留争いとは無縁の14位へと導いた柳下監督は改めてその指導力を証明する一年となりました。

天皇杯優勝を果たしながらシーズンではまさかの18位という結果に終わった甲府は、吉田監督の求めた「ポゼッションサッカー」がやはりJ2の舞台ではどうしてもハマりませんでしたね。
J2という環境に見合ったサッカーが最後まで出来なかったことを考えれば、退任は妥当。
天皇杯は優勝しただけに悪くは言いづらいですが、過去のキャリアを考えても何故彼を選んだのかというところに強い疑問が残ります。

このように、結果が出なかったクラブはやはり戦力以外の部分でも大きな問題を抱えているクラブが多いように映ります。
あわやJ3降格にまで迫った大宮は最後まで選手、サポーター、そしてクラブの一体感が感じられず、降格の責任を取って退任したはずの秋田監督が社長に転身という「ウルトラC」を見ていると、グルージャの内部事情も極めて不健全であることが明確に見て取れますね。


・・・ここ数年はこうした「不健全なクラブ」の代表格であった東京ヴェルディですが(笑)社長の交代や強化部の体制変化に伴い徐々にクラブ内の体制が整ってきたように感じます。
クラブOBにとらわれない城福監督の招聘などはまさにそうした変化の最大の表れと言っていいでしょう。

選手編成でも過度な「アカデミー出身選手偏重」の編成から脱却し、多くの大卒選手たちが即戦力として重要な役割を果たしています。
その結果がシーズン最終盤の6連勝という結果になって表れただけに、来季こそは久々に期待感が持てるシーズンとなるのかもしれません。
さすがにいきなり自動昇格を望むのは難しくとも、せめて17年や18年のように昇格争いの緊張感を楽しめるシーズンになれればいいなと思いますね。

最後は個人的な感想となってしまいましたが(苦笑)これにて今季のJ2各種表彰の発表を終えさせていただきます!
次回はまたJ1編でお会い致しましょう!それでは!!!