2018年ロシアワールドカップ戦力診断 グループA | BBGのブログ

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さて、いよいよ来月から4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップが始まろうとしています。
思い返せばこのブログも当初は2010年の南アフリカ大会の忘備録としてスタートさせたのですが
気付けばJリーグ、NPB、プレミアリーグ、更には箱根駅伝とすっかり何のブログだかよく分からなくなってしまいました(笑)

そこで今回はまた改めてロシアワールドカップへ向けて本腰を入れてブログの更新をしていきたいと思います。
ただ、過去の2大会のように全ての試合の観戦記をつけるというのは現状では難しいため
プレミアリーグやJ2の企画と同様に、まずは全32チームの戦力診断を大会前に更新し、大会中は毎日1試合ほどをピックアップしながら観戦記をつけ、そして大会後に改めて32チーム分の総括を時間をかけて更新できればなという次第です。

これでもだいぶ膨大な更新量となるでしょうが、まぁ4年に一度の祭典なので頑張りたいと思います(笑)
ただ、次回大会からは何だか出場国が大幅に増えるらしいのでこのような形でお届けするのは最初で最後となるでしょう(苦笑)

戦力診断の方法はこれまでと同様に予想布陣をベースに各ポジションの戦力を10段階で評価し、その総合値を基に最後は大会の結果などを予想出来ればと思っております。
ひとつこれまでと異なる点としてクラブチームの際は「補強評価」を診断ポイントに取り入れてましたが、代表チームではここを「チーム状態」に変更させていただきました。
今のチームの調子などをAからEの5段階で評価させてもらおうと思います。

それではまずはグループAの4か国から。先は長いですが皆さんよろしくお願い致します!!


ロシア(2大会連続11回目)
【各セクション診断】
FW 5
MF 6
DF 5
GK 6
指揮官 6
【総合値】28
【チーム状態】E
【キーマン】ジルコフ、サメドフ


開催国としてポット1を確保した上で対戦国にも恵まれたと言っていい。
グループリーグ突破へ向けてこの上ない条件は整ったと言えるが、肝心要の自国のチーム状態が評価「E」となったように全く奮ってないのが現状だ。

カペッロ、スルツキーと経験豊富な指揮官を次々と挿げ替えて2年前から就任したチェルチェソフ体制だが、本大会を迎えるにあたってここ10試合でわずか2勝と結果は全く出ていない。
2勝の相手も韓国とニュージーランドでは不安になるのも致し方なしというのが現状だ。

また、本大会を直前にしてCBの主力選手が相次いで負傷離脱。
代役不在の為、既に代表を引退していた38歳のイグナシェビッチがサッカー協会の要請で代表復帰など大舞台を前にチームはドタバタ。
ストライカーのココーリンも欠場が濃厚で前と後ろの選手層は極めて薄い。
客観的に見ればグループリーグが突破できれば御の字と言った陣容になるだろう。

しかし、自国開催という圧倒的ホームアドバンテージが大きく結果に影響するのがワールドカップ。
ライバルと見られたエジプトの絶対的エースサラーがここに来て負傷離脱など「追い風」が吹いている感もあり
対戦順を見ても、比較的楽であろうサウジアラビアと初戦でぶつかるのは大きな利点のひとつだ。
ここで良い滑り出しを切れればそのまますんなりとグループ突破という展開も見えてくる。

このように、チーム状態は最悪ながら突破へ向けて多くの条件は整えられている。
あとは自分たちがその「優位性」をしっかりと活かせるかどうか。
サイドアタックが攻撃の生命線。実績十分な両サイドのベテランがカギを握る存在となる。


ウルグアイ(3大会連続13回目)
【各セクション診断】
FW 10
MF 7
DF 6
GK 7
指揮官 8
【総合値】38
【チーム状態】B
【キーマン】カバーニ


アルゼンチンが予選突破に苦しむなど相変わらずの大混戦となった南米予選を2位で通過。
これまではどこか不安定な戦いを見せる印象が強かったチームが、最後まで上位をキープして予選突破を果たした点は大きな成長を感じさせてくれた。

チームの強みはまず間違いなく評価10をつけたスアレスとカバーニの2トップになるが
南米にしては珍しくこれで就任12年目を迎えるタバレス監督の存在も見逃せない。
あくの強いラテンアメリカの選手達をしっかりと掌握する経験豊富な指揮官のもと、今のウルグアイは個性だけでなく組織力も武器とする。

また、スアレスに代表されるようにこれまでのウルグアイはとにかく「闘う」というイメージが強かったが
ここに来てベンタンクールやベシーノのように中盤で高い技術を発揮できる若い選手達が頭角を現し、チームをまたひとつ高みへ導こうとしている。
彼ら新世代と、最盛期を迎えているスアレス・カバーニ・ムスレラ・ゴディンといった攻守の要が融合するであろう今大会はひとつ勝負の大会になるはずだ。
タバレス監督も恐らく今大会を以って退任であろうと見られており、最後の花向けに選手たちがいつも以上に力を発揮する可能性もあるだろう。

幸いなことにグループリーグは非常に楽なグループに入った。
ロシアとの対戦も最終節。さすがにこのグループで躓くようなことはないだろう。
むしろ、狙うは優勝。決してそれが不可能ではないチーム編成と言っていいはずだ。

キーマンにはカバーニを挙げる。
過去のワールドカップは良くも悪くもスアレスの独壇場だったが、PSGでまさにキャリアのピークを迎えつつある彼の本領発揮こそが優勝には不可欠だ。


エジプト(7大会ぶり3回目)
【各セクション診断】
FW 7
MF 6
DF 6
GK 6
指揮官 7
【総合値】32
【チーム状態】D
【キーマン】サラー


プレミアリーグでの神がかり的な活躍をそのまま代表にも持ち込んだエース、サラーの活躍もあって久々の本大会進出を決めた。
進出の決め方もホームでのコンゴ戦、94分に獲得したPKをサラーが決めるという劇的なもの。
とにかくこの「神」がチームをロシアまで導いたと言っていいだろう。

が、しかし、そのサラ―が大会直前のチャンピオンズリーグ決勝でまさかの負傷退場。
怪我の状態が思った以上に悪いらしくチームには大きな暗雲が立ち込めている。
正直、サラ―がいるといないとではチームは全くの別物。
彼が本大会中に復帰できるかどうか。それがまずはすべてと言っていいだろう。

サラーを一度取り除いてチームを見てみると、予選全ての試合を1失点以内に抑えるなど堅守がひとつの持ち味だ。
監督の名を見れば明らか、エクトル・クーペルが指揮を執るチームらしく「人数をかけて守り、オフェンスはカウンター」という形がチームの生命線となる。
欧州では引き出しの少なさ故に職を追われることとなったが、エジプト代表には彼のスタイルがハマっていると言えるだろう。

しかし、それもサラーの存在があってこそ。
カウンターの際も基本的には人数をかけないクーペルのスタイルではスーパーなタレント、つまりはサラーの存在が不可欠であり、彼が不在の際に新たな攻撃のスタイルが披露出来るとは思い難い。

繰り返し…というかこれしか言っていないような内容になってしまったが
やはり、とにもかくにもエジプト悲願のグループ突破は「神」の復帰如何に懸かっている。


サウジアラビア(3大会ぶり5回目)
【各セクション診断】
FW 5
MF 6
DF 5
GK 5
指揮官 6
【総合値】27
【チーム状態】E
【キーマン】オタイフ


予選突破を決めた後に監督が二度交代と、日本以上の混迷を極めていると言っていい(苦笑)
現監督のピッシはアルゼンチン出身、これまでは南米でしかキャリアを積んでおらず恐らく選手の能力すら見極め切れていないのが現状だろう。

また、サッカー協会主導で今年の冬に突然自国の有力選手8名がリーガ・エスパニョーラの1部クラブに移籍するという前代未聞のプロジェクトが行われたが
あくまでビジネスでしかない移籍が強化につながる訳も無く、移籍した各選手はもれなく全員がクラブではほぼ戦力外の扱い。
コンディション面でも不安な点は多く、チーム状態は劣悪と言わざるを得ない。

幸運な点は、1強3弱と化したグループリーグの組み合わせ。
ロシア、エジプトも不安を多く抱えた状態で大会に臨むだけに2位での通過は決して無理難題ではない。
初戦で開催国のロシアと当たるのは不運とも言えるが、逆に言えばここで勝てれば一気に先が開けてくる。
とにもかくにもこのオープニングゲームに命運が全てかかっていると言えるだろう。

新体制での試合数も少ないためにチームの戦い方も計りかねる所があるが
ピッシ監督の下では重用されているセンターハーフのオタイフをキーマンに挙げた。
3月の欧州遠征でも中盤より前の選手では唯一の2試合フル出場。
中盤でのボールの回収、そしてそこからの展開を担う選手。彼の出来不出来がそのまま試合結果に直結すると言ってもいいだろう。


■グループA総括

各チームの項でも言ったように「1強3弱」という構図は揺るぎが無い。

ロシアとサウジアラビアに付けた総合値28、27という数字は大会でも最低値に近いものがあり
戦力では少し差をつけたエジプトがまさかのサラー欠場の可能性と、これら3ヶ国は本大会を前に不安要素だらけ。
ウルグアイほどグループリーグ突破が確約されている国もないのではないだろうか(苦笑)

逆に言えば「3弱」の中からどの国がグループリーグを勝ち抜くかは少し読み辛い部分があるが
やはりホームの利を生かしてロシアが突破するという結果が一番可能性が高いように思われる。
日程的にも中4日、中5日で試合をこなせるという強みを持っており、まさに突破へ向けて後押しは万全と言っていいだろう(笑)

もしもサラーが戦列に復帰となればまた何かミラクルを起こしてくれるのではないかという気がするが
一説には手術すら必要と言われている怪我がそう簡単に癒えるとはさすがに思えない。
サウジアラビアにはポジティブな要素が少なく、現状では数歩ロシアが有利だろう。

注目カードはオープニングゲームとなるロシアvsサウジアラビア。
互いにどうしても勝ち点3が欲しい相手となるだけにどういった試合展開になるか注目だ。