BBGのブログ

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グループAからグループLまで実に12グループの戦力診断が無事に終わりました。
計48チームということでさすがに疲れましたが(笑)大会前に終えられることが出来てホッとしています。

ここまで来たらあとは大会を楽しむだけですが、どうせならばより楽しみたいということで、今大会も順位予想を最後に更新しておきたいと思います。
各グループの戦力診断に際してそれぞれのグループの順位を予想いたしましたので、まずはそちらを改めて振り返っておきたいと思います。

グループA
1位:メキシコ 2位:韓国 3位:南アフリカ 4位:チェコ

グループB
1位:スイス 2位:カナダ 3位:ボスニア・ヘルツェゴビナ 4位:カタール

グループC
1位:モロッコ 2位:ブラジル 3位:ハイチ 4位:スコットランド

グループD
1位:トルコ 2位:パラグアイ 3位:アメリカ 4位:オーストラリア

グループE
1位:ドイツ 2位:コートジボワール 3位:エクアドル 4位:キュラソー

グループF
1位:日本 2位:スウェーデン 3位:オランダ 4位:チュニジア

グループG
1位:ベルギー 2位:エジプト 3位:ニュージーランド 4位:イラン

グループH
1位:スペイン 2位:ウルグアイ 3位:サウジアラビア 4位:カーボベルデ

グループI
1位:セネガル 2位:ノルウェー 3位:フランス 4位:イラク

グループJ
1位:アルゼンチン 2位:オーストリア 3位:アルジェリア 4位:ヨルダン

グループK
1位:ポルトガル 2位:コロンビア 3位:DRコンゴ 4位:ウズベキスタン

グループL
1位:イングランド 2位:クロアチア 3位:パナマ 4位:ガーナ


こちらを踏まえた上で、3位に選出した12カ国の成績を勝手ながら以下の順番に予想させてもらうことにしました。

フランス、オランダ、エクアドル、南アフリカ、アメリカ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルジェリア、パナマ、ニュージーランド、サウジアラビア、DRコンゴ、ハイチ。

従って上位8カ国となる「フランス、オランダ、エクアドル、南アフリカ、アメリカ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルジェリア、パナマ」を加えた決勝トーナメントの組み合わせ予想は、以下の通りとなります。(AI作成)



そして、このトーナメント表を踏まえて今大会はこのような予想をさせてもらいました!



というわけで、優勝の予想はブラジルです!
なんか毎大会ブラジルを優勝に予想している気がするのですが(苦笑)やはり長らくのサッカーファンとしてはそろそろブラジルが優勝するだろと思ってしまうんですよね(笑)

優勝予想としながらグループステージは2位と予想しているんですが(苦笑)、終わってみればアンチェロッティってやっぱり凄いと改めて実感する大会になるのではないかと思っています(笑)
過去の指導者としての成績を見ていると、アンチェロッティで大失敗する画というのが中々浮かびづらいんですよね。

そんな優勝予想のせいで日本はまたしても決勝トーナメント初戦で敗退と予想することになってしまったのですが、グループ首位追加したのに決勝トーナメントでいきなりブラジルと対戦という展開は割りかし有り得るような気がするんだよなぁ(苦笑)

まぁ全ての予想はあくまで個人の見解なので(笑)あまり目くじらは立てずにご覧いただけると嬉しいです。
それではいよいよあと2週間に迫った北中米ワールドカップ、全力で楽しみましょう!!
【2026年北中米ワールドカップ戦力診断 グループL】

イングランド(8大会連続17回目)
『チームにとって待望の名将が加わり、改めて優勝の有力候補と呼べる存在に。』
【各セクション診断】
FW 9
MF 10
DF 8
GK 9
指揮官 10
【総合値】46
【チーム状態】A
【キーマン】ライス


ケインを中心に世代屈指のタレントたちが顔を揃え、国際大会優勝の大きなチャンスと言われ続けてきたここ数年。
しかしカタール大会ではベスト8で姿を消し、EUROでも2大会連続で準優勝と未だタイトル獲得には辿り着けずにいる。

こうした状況を何としても打破すべく、FA(サッカー協会)は昨年1月にトーマス・トゥヘルの招聘を決断。
ここ最近は指導者として正念場を迎えつつあったトゥヘルだが、クラブレベルでの実績を考えれば彼のような監督が代表チームの指揮を執るというのは異例の選択。
何より、サウスゲート前監督のもとで最も不足していた「戦術」を補う存在として最も適した人材を連れてきたと言っていいだろう。

就任直後に予選が始まるなど準備期間の短さが懸念されたトゥヘル監督だったが、周囲の不安をよそに素早くチームを掌握。
最大のスター選手とも言えるベリンガムすらをメンバーに固定しないという「実績だけではない戦術への適応性」を重視した選考方法を明確に打ち出し、その上で8戦全勝かつ無失点という脅威的な成績で選手と国民からの信頼を掴み取ることに成功した。

こうした守備の堅さを「凡庸」とも評されてきたのがイングランド代表の歴史でもあるが、試合を見ていればあくまで選手ありきのサッカーだったこれまでのイングランド代表とは異なるチームというのは一目瞭然。
1試合当たりの被チャンスがヨーロッパで最も低いという数字が、いかに「戦術が機能している故の堅守」であるかを明確に物語っていると言っていい。

順調であればあるほど落とし穴が怖いのがこの国の歴史でもあるが、世界屈指の選手と指揮官をそれぞれ抱え、今大会の優勝候補となることは間違いない。
自身初の代表監督としてトゥヘルがどのような采配を見せてくれるかはシンプルに楽しみでもある。


クロアチア(4大会連続7回目)
『モドリッチの情熱に三たび命運を託すのはさすがに酷か。』
【各セクション診断】
FW 7
MF 9
DF 8
GK 8
指揮官 8
【総合値】40
【チーム状態】C
【キーマン】モドリッチ


ロシア大会は準優勝、カタール大会でも3位に輝くなど、モドリッチの活躍と合わせて近年のワールドカップでは主役の一角を占める存在と言っていい。
メッシ、そしてロナウドと同様に、40歳を迎えたモドリッチが恐らく「最後のワールドカップ」となる今大会も、引き続き大きな注目を集めるチームだ。

モドリッチ自身はレアル・マドリーを退団以降も中東やアメリカでのプレーを選ばず、セリエAに活躍の場を移したことで強度の高いパフォーマンスを維持。
4月に負った頬骨骨折の影響は気になるところだが、「不屈の男」である彼にとっては大きな影響はなく、むしろこの逆境をバネにさらなる活躍を引き出す可能性もありそうだ。

しかし、そんなモドリッチを筆頭に変化の乏しいのラインナップは気がかりなところ。
34歳のブディミル、37歳のペリシッチ、31歳のパシャリッチから形成される3トップを筆頭に、主力選手のほとんどは前回大会と変化はなし。
指揮官のダリッチ監督は今年で就任9年目を迎えたが、戦術面でも残念ながら大きなアップデートは見られずにいる。

これで結果を出し続けているのならば不安も少ない所だが、EURO24ではグループステージで敗退とチームのパフォーマンスは下降線を辿り始めている感は否めない。
守備の要となるグバルディオルは1月に負った脛骨骨折の大怪我から復帰できておらず、現状の編成で本大会を迎えるというダリッチ監督の判断はいささか無謀と言っていい。

それでもモドリッチならば…というのは国民だけではなくもはや指揮官にも共通の思いかもしれないが、過酷な気候や激しい移動など過去にない環境での戦いを強いられる今大会。
モドリッチだけではなくチームの大半がベテラン選手に依存した今のチームでは、さすがに過去2大会の再現を望むのは酷と見るべきだろう。


ガーナ(2大会連続5回目)
『豪華なタレントを擁しながらも、協会による稚拙なチーム運営は相変わらず。』
【各セクション診断】
FW 6
MF 7
DF 6
GK 6
指揮官 6
【総合値】31
【チーム状態】D
【キーマン】セメニョ


初出場となったドイツ大会ではベスト16進出、翌南アフリカ大会ではベスト8にまで進出するなどかつてはアフリカ屈指の強豪国と鳴らしたが、近年は新興国の台頭を前に停滞。
24年のネイションズカップでは決勝トーナメントに進出ができず、本年度のネイションズカップではまさかの予選敗退に終わった。

それでも今大会の予選では8勝1分1敗と危なげない成績で見事に首位通過。
出場国拡大によって予選のレベルが大きく下がったとはいえ、近年の不振を考えると大きな評価に値する結果と言っていい。

代表メンバーを見るとトッテナムでプレーするクドゥスやマンチェスター・Cでプレーするセメニョ、そしてアーセナルで長らくプレーしたトーマスと世界屈指の選手たちが顔を揃えており、本来であれば予選突破は当然の結果と言っていい。

一方でこうした豪華絢爛なタレント陣を擁しながら長らく結果を出せずにいる大きな理由は、サッカー協会による稚拙なチーム運営にあることは間違いない。
前回大会から今大会までの間にも2度もの監督交代があり、今年の4月に入ってからオットー・アッド前監督を突如解任。
ガーナとは縁のゆかりも無いカルロス・ケイロス監督を招聘したが、過去の実績はあれど直近の指導歴を見る限りはケイロス監督にも期待しづらいと言わざるを得ない。

かつてもタレント軍団と評されながらチーム全体のまとまりに欠けるチームという印象が強かったが、これでは今大会も組織力や団結力の発揮には期待が持てないだろう。
初戦でイングランド、クロアチアとの対戦を避けたのは幸運だったが、逆にパナマに足元を掬われる可能性も低くはないはずだ。


パナマ(2大会ぶり2回目)
『欧州流の指導でチームは急成長。8年前に蒔いた種を収穫する大会としたい。』
【各セクション診断】
FW 5
MF 6
DF 6
GK 6
指揮官 7
【総合値】30
【チーム状態】B
【キーマン】バリア


北中米予選での大逆転劇が話題を呼び、「奇跡の出場」と騒がれたロシア大会から8年。
アメリカ、カナダ、メキシコが不在だったとはいえ、今大会は予選を堂々首位で勝ち抜いて見事2大会ぶりの出場を決定させた。

前回の出場時は主力選手の大半が30代半ばと非常に平均年齢の高いチームだったが、今大会はベテラン勢と若手選手のバランスの取れた陣容が完成。
ロシア大会を経験しているゴドイやエスコバルといったベテラン選手たちに、攻撃の司令塔を担う27歳のカラスキージャらが融合し、チーム全体が脂の乗った状態と言っていい。

また、2020年より指揮を執るクリスティアンセン監督がチームの戦術的なクオリティを一気に高めることに成功。
これまでは自国の指導者が監督を務めることの多かった中で、バルセロナでのプレー経験を持つ指揮官による「欧州流」の指導は飛躍的にチームを成長させることとなった。

事実23年のゴールドカップでは準決勝で開催国のアメリカを破り、決勝でもメキシコにあとわずかのところまで迫る激闘を披露。
大会MVPをカラスキージャが受賞するなど、北中米ではすでに侮れない存在として大きな注目を集める存在となりつつある。

前回大会は初戦でイングランドに1-6と大敗を喫し、3試合を通じて2得点11失点と大きな屈辱を味わうこととなった。
奇しくも今大会はまたしてもイングランドと同組になっただけに、当時を知る選手たちはリベンジに燃えていることは間違いない。
ロシア大会後には「今回蒔いた種が芽を出すのは4年後ではなくさらに次の大会になるだろうか」と評したが、まさしくその時を迎えていると言っていいだろう。


◎グループLお手軽予想

優勝候補の一角であるイングランドとクロアチアがいきなり激突する大会初戦は、今大会のグループリーグでも屈指の注目カードであることは間違いない。
残り2カ国がパナマ、ガーナと明確に力の落ちる相手であることを考えると互いに無理をしないのが無難な選択となるが、一体どのような試合展開になるかは今から注目だ。

このカードがどんな結果であれ、2強2弱の構図には大きな揺るぎはないだろう。
主力選手の高齢化が気になるクロアチアではあるが、このグループステージでの敗退は考えづらい。
パナマとガーナの順位付けには頭を悩まされたが、ビジョンなき監督交代の続くガーナを4位とし、思い切ってパナマを3位と予想することにした。

予想順位
1位:イングランド 2位:クロアチア 3位:パナマ 4位:ガーナ

【2026年北中米ワールドカップ戦力診断 グループK】

ポルトガル(7大会連続10回目)
『最後にして最大の好機。果たしてロナウドは神になれるか否か。』
【各セクション診断】
FW 8
MF 9
DF 9
GK 8
指揮官 7
【総合値】41
【チーム状態】B
【キーマン】ロナウド


欧州でも屈指のタレント軍団と評されながら、ここ4大会のワールドカップの成績はベスト8が最高位と奮わない。
EURO、そしてネーションズリーグでも優勝を果たしたロナウドにとって、41歳で迎える今大会は悲願のワールドカップ制覇を賭けてのラストチャンスとなるだろう。

ロナウド以外にもB・フェルナンデス、ネベス、B・シウバといった長らく代表を牽引してきた主力選手たちが30歳前後を迎える今大会は、代表チームにとっても最大のチャンス。
事実昨年のネーションズリーグ決勝ではスペインを破って2度目の優勝を飾るなど、主力選手たちは今がまさしく最も脂の乗り切った時期を迎えていると言っていい。

EURO24では無得点に終わりいよいよ「不要論」などが囁かれてきたロナウドも、その決勝戦では得点を挙げるなど年齢を感じさせない驚異的なパフォーマンスを維持。
起用法が難しい存在であることは間違いないものの、彼の勝負強さと決定力はやはりまだまだチームには欠かせないストロングポイントと言えるだろう。

一方で、指揮を執るマルティネス監督の采配には大きな不安がつきまとう所。
前任のベルギー代表監督でも当時世界最強と謳われたタレント軍団を率いながら属人的なサッカーしか披露できず、カタール大会ではまさかのグループステージ敗退に終わっている。
現在のポルトガル代表も豪華絢爛な陣容に反してピッチ上の戦術は見るべきところが少なく、優勝を狙うにはやはり物足りない指導者と言わざるを得ないだろう。

しかし、クラブチームとは違って、戦術よりも勢いや団結力がモノを言うのがワールドカップの舞台でもある。
前回大会のメッシに続き、ラストチャンスを迎えるロナウドが母国の神になれるか否か。
鍵を握るのは指揮官ではなく、ロナウドの求心力と言っていいだろう。


DRコンゴ(13大会連続2回目)
『52年ぶりの出場も、近年の成績を考えると決して侮ることはできない。』
【各セクション診断】
FW 5
MF 6
DF 6
GK 5
指揮官 6
【総合値】28
【チーム状態】C
【キーマン】ウィサ


前名称のザイール時代に1度の出場経験を持つが、DRコンゴ(コンゴ民主共和国)に名称が変わってからはこれが初の出場。
最終予選ではグループ2位で大陸間プレーオフへと回り、そこでジャマイカを破って見事に52年ぶりの本大会出場を達成した。

日本の約6倍の面積を有し、人口は1億人を超えるアフリカ屈指の大国であるDRコンゴ。
国の規模と相反してサッカー代表は長らく苦戦が続いていたが、近年は欧州でプレーする選手たちが続々と増えており、このことがチームの強化へと直結している。
ニューカッスルでプレーするウィサ、ウェスト・ハムでプレーするワン=ビサカ、そしてマンチェスター・Uでもプレーしたトゥアンゼベと、プレミアリーグのファンにとっては特に名の知れた選手が多いことだろう。

彼らの指揮を2022年から執るデサベレ監督はアフリカでの指導歴が長く、DRコンゴでも選手や国家のカラーに合わせた巧みなチーム作りを披露。
攻撃面ではアフリカらしい創造性のある攻撃を容認しつつ、トゥアンゼベのリーダーシップも良いサポートに、守備面では規律を重視した組織的なディフェンスを構築した。

こうして攻守のバランスに優れたチームが完成すると、23年にはネイションズカップで3位躍進と大きなサプライズを提供。
今大会も予選では2位に終わったものの、首位のセネガルと勝ち点差2に迫る激闘を演じ、プレーオフではナイジェリアとカメルーン相手に連勝という結果が実力を雄弁に物語る。

初戦ではポルトガルといきなりの対戦、その後の移動も非常に厳しいスケジュールとなったが、失うものは無いだけに強気に臨みたいところ。
日本語で豹を意味するチームの愛称「レオパーズ」と同様に、今大会でも果敢に獲物の首元へと噛み付く戦いが見たい。


ウズベキスタン(初出場)
『満を持しての初出場も、目まぐるしい監督人事には不安が残る。』
【各セクション診断】
FW 6
MF 5
DF 6
GK 5
指揮官 6
【総合値】28
【チーム状態】C
【キーマン】ショムロドフ


アジアでは長らく列強国と鳴らしていたが、ワールドカップ出場はこれが初。
「アジア最強のワールドカップ未出場国」という不名誉なレッテルをついに剥がすことに成功した。

これまで長らく苦しんできたアジア予選だが、今回はイランやカタール、UAEが同居する厳しいグループを見事に2位で通過。
プレーオフには回らず、出場国増加に助けられることなく本大会出場を決めてみせた。

突破の最大の要因となったのはグループ最少失点(10試合で7失点)を記録した守備の堅さであり、特にホームでは5試合無失点と完全な要塞を築くことに成功。
粘り強く守って少ないチャンスを仕留めるというサッカーがこの結果にもわかりやすく表れており、守勢に回っても簡単には崩れないタフなディフェンス力には定評がある。

そしてそのワンチャンスを仕留める存在として期待したいのが、代表最多得点記録も持つエースのショムロドフだ。
かつてはセリエAのローマでもプレーした30歳のエースが、初となる本大会の舞台でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかがチーム全体の鍵を握ることは間違いない。

一方で彼らを率いる監督人事は目まぐるしい変遷が続いており、予選の途中に当時の指揮官であったカタネッツ監督が辞任。
後任となったカパーゼ監督のもとで見事予選突破を決めたものの、直後の10月に突然ファビオ・カンナバーロ監督の就任が発表されることとなる。

選手として大会制覇の経験を持つカンナバーロ監督の招聘は今大会にかける想いの表れとも言っていいが、予選突破を決めた直後に監督交代とういうのは異例の決断。
指導者としての実績はほぼ皆無のカンナバーロ監督の指導力自体にも大きな疑問符がつく感は否めず、良くも悪くも非常に未知数なチームとして大会に乗り込むこととなる。


コロンビア(2大会ぶり7回目)
『王様として復活したハメスと共に、14年大会の再現も成し得るチームに。』
【各セクション診断】
FW 6
MF 8
DF 7
GK 6
指揮官 7
【総合値】34
【チーム状態】B
【キーマン】ディアス


ブラジル大会、ロシア大会といずれも決勝トーナメント進出が続いてたが、前回大会は南米予選で敗退と本大会出場にすら至らぬ屈辱の結果に。
しかしそこからチームは見事に再起し、2024年のコパ・アメリカでは決勝に進出するなどむしろ往年の強さを取り戻しつつあると言っていい。

再起の要因となったのは22年から指揮を執るネストル・ロレンソ監督の存在だ。
アルゼンチン出身であり、ブラジル大会では同郷のペケルマン監督のもとコーチとしてコロンビアの指導にも関わった指揮官は、就任とともにひとつの明確な戦い方を打ち出す。
それは、長らく不振が続いていたハメス・ロドリゲスを絶対的な中心選手にもう一度据え直すという選択だった。

ブラジル大会にて一躍スターダムへと登り詰めた一方で、その後のキャリアに苦しんでいた当時31歳のベテランは、再び全幅の信頼を得ることで輝きを取り戻すことに成功。
24年のコパ・アメリカでは合計6アシストを記録し大会最優秀選手を受賞してみせた。

加えてルイス・ディアスやリチャルド・リオスといった選手たちが、この数年間で世界有数のタレントへと成長。
特に昨夏のバイエルン・ミュンヘン移籍以降さらなるブレイクを遂げたルイス・ディアスは手のつけられないアタッカーへと成長しつつあり、攻撃陣に関しては充実一途の陣容が出揃いつつある。

今年に入ってからの親善試合では複数失点が続くなど守備面ではまだ課題を残しているものの、ハメスを中心としたサッカーでコロンビアにまた「自信」を取り戻させたロレンソ監督の功績は大きい。
就任以降4年間で勝率70%という驚異的な成績も見逃せないものであり、ブラジル大会を上回る結果を残しても決して不思議ではないだろう。


◎グループKお手軽予想

ポルトガル、コロンビアという常連国に対して、初出場のウズベキスタン、52年ぶりの出場となったDRコンゴと、2強2弱の構造がはっきり分かれたグループと言えるだろう。
ウズベキスタンとDRコンゴはさすがにここで番狂せを起こせるほどの実力があるとは言いづらく、何とか3位でのグループステージ突破を狙いたい。
そのためには失点数を極力抑えることが大事となるだけに、ポルトガルとコロンビアはそれぞれ「引いた相手への対応策」が求められることとなってくる。

順位予想に関してはあくまでも順当に予想してみることにした。
アフリカ予選でセネガルに肉薄したDRコンゴは、決して侮れないチームであることには間違いないだろう。

予想順位
1位:ポルトガル 2位:コロンビア 3位:DRコンゴ 4位:ウズベキスタン
【2026年北中米ワールドカップ戦力診断 グループJ】

アルゼンチン(14大会連続19回目)
『優勝を機にさらなる結束を果たしたチームが、全てを賭けて連覇に臨む。』
【各セクション診断】
FW 9
MF 9
DF 9
GK 9
指揮官 10
【総合値】46
【チーム状態】A
【キーマン】メッシ


スカローニ体制が発足した2019年以降、21年・24年とコパ・アメリカを連覇、そして22年のワールドカップで優勝と、国際大会では圧倒的な強さを発揮。
今大会の予選でも2位のエクアドルに9ポイントもの差をつけて首位通過と、その強さには一切の陰りが見られない。

カタールワールドカップの優勝以降チームはさらに結束を強めており、ピッチ内外での組織力の高さが今のアルゼンチンの最大の強み。
以前のようなまとまりのないタレント軍団の姿は一切なく、メッシを筆頭に世界最高峰の選手たちが最高のチームワークを発揮するとなれば、前述した華々しい結果もある意味当然と言っていいだろう。

チームの主要選手は4年前からほとんど変化がないが、この「組織力の高さ」や「強烈なパッション」がチームのマンネリ化を防いでいる。
世界王者としての意地やプライドを全面に押し出し、これまで以上に結果にこだわる勝負強いチームとして、今大会も優勝候補の本命となることは間違いないだろう。

大会中に39歳を迎えるメッシはさすがに今大会をもっての代表引退をほのめかしており、世代交代が進んでいない現状を考えると、彼が抜けた後の代表チームには正直強い不安が残る。
しかし、その後の全てを犠牲にしても「メッシと共にワールドカップを連覇したい」という思いは、選手や国民の全員に共通する想いと言っていいだろう。

ある意味今大会にかける想いは前回大会を凌ぐものがあると言っていい。
メッシ、そしてスカローニアルゼンチンにとっての「ラスト・ダンス」がいざ幕を開ける。


オーストリア(7大会ぶり8回目)
『ランゲニック門下生たちが見せる強烈なプレッシングサッカーは必見だ。』
【各セクション診断】
FW 7
MF 8
DF 8
GK 7
指揮官 8
【総合値】38
【チーム状態】B
【キーマン】ザイバルト


EURO24ではフランス、オランダと同居する厳しいグループに入りながらベスト16に進出。
欧州では強豪国という印象が強いものの、なんとワールドカップの本大会出場は98年のフランス大会以来というのだから驚きだ。

今大会の予選では比較的組み合わせに恵まれたこともあり、序盤から首位を独走。
サンマリノ相手には1試合で10得点を奪うなど攻撃力を爆発させ、ボスニア・ヘルツェゴビナやルーマニアを退けて見事に首位で本大会行きの切符を掴み取ってみせた。

チームの特徴は、何と言ってもラングニック監督が長年に渡って植え付けてきた「ゲーゲンプレスと超高速カウンター」にある。
レッドブルグループの最高責任者としてゲーゲンプレスの生みの親を担ったラングニック監督は、グループのお膝元(ライプツィヒ)があるオーストリアの地で最高の親和性を発揮。
RBライプツィヒ出身の選手がチームの多くを占めることもあり、監督の戦術を完璧に理解した選手たちが各ポジションに顔を揃えるチームが完成した。

そんなラングニック門下生たちが見せる超がつくほどの積極的なプレスは大きなリスクを備えるが、はまった時の破壊力は見ごたえ十分。
EURO24でオランダを3-2と破った試合はまさにその魅力が凝縮された試合で、今大会においても「見て損のないチーム」であることは間違いない。

一方でEURO24ではラウンド16でトルコに破れるなど「プレスがはまらなかった試合」での二案・三案の乏しさはチームの課題。
また、アラバを筆頭とした主力選手たちが軒並み30歳を超えていることによる連戦への耐久性も見逃すことのできない不安要素となるだろう。


アルジェリア(3大会ぶり5回目)
『新監督の就任と若手選手の台頭。14年大会の再現を狙いたい。』
【各セクション診断】
FW 6
MF 7
DF 6
GK 6
指揮官 7
【総合値】32
【チーム状態】B
【キーマン】アムラ


マフレズやスリマニといったタレントを擁し、優勝したドイツをあと一歩のところまで追い詰めるなど世界を驚かせた2014年のブラジル大会。
しかしその後は予選敗退が続き、ようやく12年ぶりの本大会出場へと漕ぎ着けた。

マフレズを筆頭とした黄金世代への依存度が強く長らく世代交代が滞っていることがチームの大きな課題だったが、24年に就任したペトコビッチ監督のもとでチームは一新。
若手選手たちを積極的に招集することでチーム内の競争が活性化され、一方でチームの王様であったマフレズに対しては、引き続き主力選手として扱いつつもピッチ上での役割を限定させることで戦術の転換を図った。

新たに台頭した若手選手たちに目を向けると、前線ではヴォルフスブルグでエースを務めるモハメド・アムラの存在が何より頼もしいところ。
マンチェスター・Cでプレーするアイツ=ヌーリは世界有数のサイドバックへと成長しつつあり、ボランチのシャイビはフランクフルトにて獅子奮迅の活躍を見せている。

一方で不安要素として挙げられるのは、未だ代表最多キャップ数を誇る34歳のマンディに頼らざるを得ないセンターバックのスピード不足となるだろう。
昨年10月にアルジェリア代表入りを選択したルカ・ジダンを即座に正GKに抜擢した点にはこうしたスピード不足を彼の足元の技術で補おうという意図が伺えるが、長らくフランス世代別代表としてプレーし続けてきた彼の招集は国内でも多くの物議を醸している。

とはいえ、ワールドカップでの経験も豊富なペトコビッチ監督の加入と、新世代のスター候補生たちの台頭が重なり、チーム状況は良好といっていい。
ブラジル大会ではハリルホジッチ監督のもとで躍進したように欧州系の指導者とは相性が良いだけに、またしても世界を驚かせる可能性は決して低いことはないだろう。


ヨルダン(初出場)
『近年の成長は著しく、アジアに続き世界を驚かせる可能性を秘めたチームだ。』
【各セクション診断】
FW 6
MF 5
DF 6
GK 6
指揮官 5
【総合値】28
【チーム状態】C
【キーマン】タマリ


アジアの西端にあり、国家面積は北海道とほぼ同じという9万平方キロメートル。
その上国土の80%を砂漠に覆われるという厳しい環境の小国が、多くの逆境を跳ねのけ本大会初出場を果たしてみせた。

世界的には馴染みのないヨルダン代表だが、ことアジアにおいては近年着実な成長を遂げているチームのひとつ。
ブラジル大会の予選では大陸間プレーオフに進出して小さな注目を集めたが、2020年代に入ってからは一気に主要各大会で好成績を披露。
23年のアジアカップ、そして昨年のアラブカップでもそれぞれ決勝へと進出し、今やアジアにおいて強豪国と呼んでもおかしくない存在だ。

今大会の最終予選でもイラクやオマーンを破り、韓国に次ぐ2位で本大会へと進出。
アジアカップ準優勝の最大の立役者と言われたアムータ監督が家庭の事情で突如退任するという驚きもあったものの、後任にも同じモロッコ人監督のセラミ監督を据えることで大きな混乱もなく新体制へと移行することに成功した。

そんなヨルダン代表のストロングポイントは、何と言っても前線の破壊力。
リーグ1のレンヌで主力選手として活躍するムサ・タマリ、アジアカップでは7試合4得点を挙げたアル・ナイマト、そしてアラブカップでは6得点で得点王に輝いたアリ・オルワンらが形成するFW陣は、数字が示すようにアジア最強と言っても過言ではない。

本大会ではアルゼンチンやオーストリアと同居する厳しいグループに入ったと言わざるを得ないが、彼ら攻撃陣を活かしたカウンターの切れ味を武器にするヨルダンにとってはある意味恵まれたグループとも言えるかもしれない。
アジアを驚かせ、次は世界を驚かせる可能性も十分に秘めたチームと言っていいだろう。


◎グループJお手軽予想

アルゼンチンは前回大会の初戦でサウジアラビアに敗れたことが記憶に新しいが、王者として臨む今大会でそのような失態はまず見せないだろう。
オーストリア、アルジェリアはそれぞれ実力国ではあるものの、このグループではやはりアルゼンチンが1枚も2枚も上手の存在であることは間違いない。

一方でヨルダンもやはり2位を狙うにはあまりに他国との戦力差が大きい感は否めず、まずは謙虚に「初の勝ち点獲得」を目標としたい。
2位争いの予想は非常に難しかったが、初戦でアルゼンチンとの対戦を回避できた試合順も考慮し、オーストリアを2位予想とする。

予想順位
1位:アルゼンチン 2位:オーストリア 3位:アルジェリア 4位:ヨルダン
【2026年北中米ワールドカップ戦力診断 グループI】

フランス(8大会連続17回目)
『新たなタレントが続々と台頭するも、大会を前にいくつかの不安材料も。』
【各セクション診断】
FW 10
MF 9
DF 9
GK 9
指揮官 8
【総合値】45
【チーム状態】B
【キーマン】デンベレ


ロシア大会では優勝、カタール大会では準優勝。
世界最高のストライカーであるエムバペの台頭に合わせ、近年の国際大会では輝かしい成績を残し続けている。

一方で2012年から指揮を執り続けるという「異例の長期体制」を築くデシャン監督の采配に限界説も唱えられており、エムバペが大会中に鼻骨骨折という怪我を負ったEURO24では大会を通じてわずか4得点という過去最低の記録で準決勝敗退に。
属人的なチーム作りと戦術的なマンネリ感には、不安の声も決して少なくはない。

それでも、世界屈指のタレント軍団として次から次へと有望な若手選手が台頭してくるのがこの国にとっては何よりの強み。
今大会へ向けては、バイエルン・ミュンヘンで攻撃の核へと成長したオリースや、リヴァプールでブレイクを果たしたエキティケなど、20代前半の新たなアタッカーが攻撃に厚みを加え、予選ではウクライナやアイスランドなどのワールドカップ出場国を退け堂々首位通過。
今年に入っての親善試合ではブラジルを破るなど、チームは目下絶好調という様相だ。

しかし、そのブラジル戦でも得点を挙げたエキティケが3月に負った怪我で欠場が決定。
エースのエムバペも4月にハムストリングを負傷し、「負傷中のバカンス」により所属するレアル・マドリーのファンから猛批判を浴びるなど心身ともにベストコンディションとは言い難い。

グループリーグの組み分けで非常にレベルの高いグループに入ったことも気がかりだが、今後さらなる不測の事態に見舞われた時にデシャン監督は果たしてどのように動けるか。
エムバペのコンディションに振り回されたEURO24のリピートとなってしまうようなことがあれば、「負のサプライズ」を起こしてしまう可能性も小さくはないだろう。


セネガル(3大会連続4回目)
『監督交代で大きなアップデートに成功。驚異の快進撃が続く。』
【各セクション診断】
FW 8
MF 8
DF 7
GK 7
指揮官 8
【総合値】38
【チーム状態】A
【キーマン】ジャクソン


近年はすっかりアフリカ屈指の強豪国としての地位を確立しつつあるが、本大会出場はこれがまだ4回目。
最高成績がベスト16進出ということを意外に思うサッカーファンも少なくはないだろう。

2015年に就任したアリウ・シセ監督が前回大会後も指揮を執り続けていたが、大会を終えてから2年後というタイミングに突如退任が決定。
前年のネイションズカップでラウンド16にて敗退したことが大きな引き金となったようだが、チームの顔でもありワールドカップの名物監督でもあったシセ監督の退任は、国内外に大きな驚きを与えることとなった。

こうした動きを「アフリカ勢にありがちな突発的な決断」と見る向きも強かったが、シセ体制でアシスタントコーチを務めていたディアウ監督を次期監督に据えることで、チームは巧みな軌道修正に成功。
シセ体制での戦い方をあくまでのベースにしながら、ベテラン偏重だった編成を緩やかに刷新し、その後の予選では10戦無敗という見事な成績で本大会出場を決めてみせた。

マネの個人技に頼りがちだった攻撃の戦術もテコ入れがなされ、ジャクソンを中央に置く新たな3トップの導入でさらなる得点パターンも構築。
対戦相手によって巧みにフォーメーションを使い分けるなど現代的な戦術を取り入れるディアウ監督の手腕は素晴らしく、今年行われたネイションズカップでは決勝でモロッコを破り21年以来のアフリカ制覇も成し遂げてみせた。

その後この優勝が、試合中の判定を巡る騒動によって剥奪となったのはアフリカらしいドタバタ劇であったが、ディアウ体制下ではほぼ無敗と快進撃は継続中。
昨年行われた親善試合ではイングランドを3-1で破るなどその実力は世界中に知れ渡っており、大会初戦のフランス戦でアップセットを起こしても何ら不思議ではないだろう。


イラク(10大会ぶり2回目)
『スペイン×オーストラリアのサッカーで、40年ぶりの出場決定。』
【各セクション診断】
FW 6
MF 5
DF 5
GK 6
指揮官 6
【総合値】28
【チーム状態】C
【キーマン】アル・ハマディ


前回の本大会出場は遡ること40年前のメキシコワールドカップ。
フセイン政権下での厳しい拷問問題など様々な負の歴史を乗り越えて、イラクサッカー界にとっても非常に大きな一歩を踏み出す2度目の本大会出場となった。

アジア5次予選ではUAEと、そして大陸間プレーオフではボリビアと、二度の「直接対決」を制した勝負強さは現代表の大きな強み。
指揮を執るのは2018年から長らくオーストラリア代表監督を務めていたことでお馴染みのグラハム・アーノルド監督であり、彼のような監督を招聘したことからもイラクサッカー界の「本気度」を感じることができる。

アーノルド監督の前任だったスペイン人監督のヘスス・カサスは、長らくの指導でイラク代表にスペイン流のポゼッションサッカーを植え付けた一方、ボール保持にこだわるが故の失点も多かった。
最終予選の最中に監督交代という思い切った決断の中で、アーノルド監督は短い時間で巧みにチームの課題点を修正。
従来の長所を失うことなく、オーストラリア流のハードな守備をチームに付け加えてみせた。

前体制でも23年にはガルフカップを制し、アジアカップではグループステージで日本から金星を挙げている。
世界的には無名ながらも近年は有望な若手選手が続々と台頭しており、とりわけ欧州出身の二重国籍を持つ選手たちの存在の躍進ぶりは著しい。
イングランドで生まれマンチェスター・Uの下部組織に入団し、そのままトップチームまで上り詰めたイクバル(現ユトレヒト所属)などはまさにその象徴と言っていいだろう。

残念ながらフランス、セネガル、ノルウェーが同居する非常に厳しいグループに入ることとなったが、まずはイラク史上初となる本大会での勝ち点獲得を目指したい。


ノルウェー(7大会ぶり3回目)
『国を挙げての強化プロジェクトがひとつの集大成を迎える大会に。』
【各セクション診断】
FW 9
MF 8
DF 7
GK 7
指揮官 7
【総合値】38
【チーム状態】A
【キーマン】ハーランド


ハーランド、ウーデゴーの2枚看板を武器に、予選ではイタリアを抑えて見事首位通過。
イタリアには2試合で7得点、予選合計8試合37得点という驚異的な数字がその実力を雄弁に物語る。

この両者を擁しながらも前回大会、そしてEURO24は本大会に出場できずと苦しい状況が続いており、特にEURO24の予選で敗退した際には国中で大きな批判も巻き起こった。
しかし、その中でも指揮官のソルバッケン監督を解任することなく長い目で強化を続けてきた「忍耐」がまさにこの予選では結実。
攻撃的なサッカーを貫き通すという監督と選手の覚悟が、先述した得点力に文字通り表れていると言っていい。

こうした長期的な強化の背景には2015年から始めている国をあげての「強化プロジェクト」の存在があることも見逃せない。
国全体で育成年代から共通の戦術を共有し、クラブと代表チームを一貫したロールモデルの下に束ねるという一大プロジェクトのもとで、ノルウェー代表はかつての「高さに頼るだけの北欧らしいサッカー」から「欧州最先端の戦術を取り入れたモダンフットボール」へとシフトチェンジに成功。
事実、ハーランドのさらに下の世代でも、同じマンチェスター・シティでプレーをしたオスカー・ボブや、ライプツィヒでブレイクの予感を漂わせるヌサなど若きアタッカーが続々と台頭しつつある。

こうして、守備陣には190cmを超える選手がずらりと顔を揃える従来のノルウェーらしさを備えつつ、攻撃陣には欧州屈指のタレント陣が顔を揃えるハイブリッドなチームが完成。
最後の出場となった98年大会では代表チームの一員だったソルバッケン監督のもと、ひとつの集大成として臨むノルウェー代表が今大会の注目チームとなることは間違いない。


◎グループIお手軽予想

フランス、セネガル、ノルウェーと非常にハイレベルな3カ国が同居するグループに。
残念ながらイラクはグループ突破の可能性が限りなく低いと言わざるを得ないだろう。

フランスとセネガルにとっては初戦の直接対決の行方が何より大事になってくるところだが、フランス対セネガルといえばやはり思い出されるのが2002年大会の大会初戦。
あの時は大会初出場となったセネガルが開催国のフランスを破って世界中に衝撃を与えたが、今大会でも同じ「番狂せ」が起きても決して不思議ではないだろう。

就任14年目とデシャン監督率いるフランスはさすがにチームとして限界を迎えている感は否めず、エムバペに依存したサッカーで三度優勝を狙おうというのはあまりに虫の良すぎる話。
出場国の増加でグループステージでの列強国の敗退が予想しづらくなった今大会、最も「何かが起こる」とすればこのグループなのではないだろうか。

予想順位
1位:セネガル 2位:ノルウェー 3位:フランス 4位:イラク