当たり前ですが、小売店の仕入原価以下で
消費者が手に入れることは基本的には出来
ません。
稀に、バーゲンや決算・在庫処分時に価値
が下がりそうな売れ残りだけは手に入れる
可能性があるくらいでしょう。
不動産も基本的には同じ流通の構造を
持っています。
ただ、収益不動産というものはお金でお金
を買う、と言う投資行為で消費行為ではな
いと言う点が決定的に違っています。
初めて不動産投資を始めようとする場合に
消費者視点で物事を考えると大きな過ちを
犯すことになります。
投資家視点が絶対的に必要になります。
投資家とは、まず仕入れに対して厳しい
基準を持っている必要があります。
つまり、お金がお金を生む”公式”に合致
しているかどうか？を冷徹な目で見定め
ることが一番重要な”仕事”になるという
ことです。
不動産投資では、賃料と譲渡益と言う主
に２つの収益源と、減価償却や税制特典
などを計算して、その投資に勝機があるか
どうかを判定します。
OKなら、あとは如何にして手に入れるか？
ライバルとの争奪戦線に加わることになり
ます。
つまり、結局、不動産投資家とは投資の
プロなんです。
将棋や囲碁で、現役プロ棋士と平手や
互い戦で勝つ見込みがあるでしょうか？
まず、勝負にならないからハンディをもら
います。
しかし、不動産投資の世界ではプロが逆
にハンディをもらっているような戦いであり
初心者や素人は本当に良いカモなんです。
だから、不動産を安く仕入れるには、まず
プロである事が最低条件であり、不動産
業者と同等か、それ以上の力量がないと
最初から負けは確定なのです。
まず、周りに素人や初心者がいれば出来
るだけ投資をやらせないこと。
素人をカモにしているプロの餌食になら
ないように情報を発信してこうした情弱狙い
のプロたちの数を減らしたいのです。
そうすることでよい物件の争奪戦の競争率
が下がるので、私たちにも間接的な恩恵
があるのです。
情けは人のためならず、です。
前回のブログ記事に書いていますように
新築系区分マンション投資などを宣伝して
いたら、咎めていく事が大切です。
あんな物を長期ローンで買うなんてお金を
シュレッダーにかける様なものです！（笑）
悪徳系の業者を潰してダブついている不動
産業者そのものを間引きしていく事が私の
任務の一つでもあります。
もちろん、初心者・素人の啓蒙が主体です
が、悪徳系の業者を一社でも多く潰すこと
が私のライフワークの一部でもあります。
今後もガンガン潰して行きますよ！（笑）