本Blog恒例、今年の座右の銘。
『その年に、私にとって大切だった言葉』を振り返ることで、もがきながらも頑張ったのかな、と思える習慣として、今や無くてはならない時間になっています。
今年は、なんといっても長女が受験生という一年。依然として、日本にいつ帰るかわからない中、こちらではYear8(中学2年生)で、本人はもちろん、親の私も何をどう優先順位をつけてやっていくべきか悩み多い一年でした。
次女も次女で、あなたの第一言語は英語なのね、と気づくきっかけがあり、これがききしにまさるバイリンガル育児の大変さかと、その道のりの険しさを改めて突きつけられたりもしました。
一方で、今年、姉妹にとって初めての英語圏になるロンドンへ行き、マチルダの観劇を存分に楽しんだり、ハリポタやパディントンゆかりの地を訪れたり、博物館や美術館のスケールの大きいコレクションを見たり、あるいは、グルテンフリーでイギリスグルメを楽しんだりする中で、彼女たちがびっくりするくらい自然体で、長女に至っては、「外国に来た感じがしないね」とまで。これなら、今後どこへ転居してもきっとやっていけるなと思える旅となりました。
香港は7年目になり、去年とは反対にパリからお友達が遊びに来てくれたり、姉妹のお友達とスリープオーバーしたり、プレイデートしたり、国籍問わず大切にしたい友人との時間も持てたと思います。
そんな2024年の座右の銘は、
Connecting the dotsです。
かの有名なスティーブ・ジョブス氏の名スピーチのテーマであり、この言葉自体は、以前から私を励ましてくれることも多かったのですが、今年ほどその意味を考えた年はなかったことが、この言葉を選んだ理由です。
実は、インテリアセッションの他に、今年から香港でアルバイトを始めて、久しぶりに職場に通う生活をリスタートしたのですが、古巣金融で訓練されたこと、また、ライター業でたまたま担当することになった外国人日本語学習者向けの文章作成の仕事が、全く思いがけない方向から私のスキルになって、このご縁になりました。
この言葉の面白いところは、点を打った時点では、点とも気づいていないことがあるのに、振り返ると、燦然と必用不可欠な点となることだと思います。
それは多分、自分でコントロールできること、できないことがないまぜになっているから。自分が好きで学んできた得意なことはもとより、嫌だな〜苦手だな〜と思いながら訓練したこと、予期せぬご縁やアクシデントさえ、点になりうる。
そう考えると、とかく手探りな子供たちの教育ですし、私のキャリアですが、結局やれることを精一杯やっていれば、いつか思いがけないところでDotsになっていく。
だから、目先の成果をどうこうすることにあまり意味はなくて、ひとつひとつのご縁や気づき、毎日の基本姿勢、そういったものに真摯に取り組んでいれば、きっと後でその経験が我が身を、あるいは娘たちを助けてくれる。そういう基本軸を持っていれば、とかく騒ぐようなことはない、という気持ちでいられる言葉でした。
姉妹の成長としては、相変わらず、しょうもないことでしょっちゅう小競り合いしていますが、長女は一週間の修学旅行はいかにも楽しそうでいい経験だったし、きっちり成果を出すところは安定して出してきたし、一年忙しくても健康そのものだったのもすごく感謝しています。
次女は、バイオリンを通して、色んな自信を付けられた一年だったと思います。お友達を大切にするし、また、好かれるので、学校がなにより楽しそうなのも嬉しい。
また、胃腸炎騒ぎで一週間しか練習時間が取れなくても、クリスマスキャロルで姉妹演奏を堂々披露できたのは、日頃の積み重ねを象徴しているように感じています。
来年もまたどんな一年になるか…先のことは何もわからないけれど、今できることを真摯に、ご縁を大切に努めたいと思う年末です。
今年も大変お世話になりました^^
どなた様もよき年始をお迎えください。
心からの感謝をこめて。
Kotomi
special thanks AKOさん 今年もお会いできて嬉しかったです!!
二人で「今年の座右の銘」を書くようになって、10年目ですね!振り返るとお互いに10年前には想像していなかったところに来ました。これからもいろんな変化がありそうですが、10年分の感謝を込めて。
これまでの座右の銘・・・・・・・・・
2023年 人に甘く、自分にも甘く
2022年 桃栗三年 柿八年
2021年 三十而立 四十而不惑
2020年 変化は望むものに訪れる、
偶然は準備ができていない人を助けない
2019年 私は好奇心に生かされている
2018年 long vacation
2017年 全ての道はローマに通ず
2016年 感性さえ磨いておけば、大抵のことは乗り越えられる
きっかけのこと 喉元過ぎれば、熱さを忘れる
⬇️香港ブログも、今年もご愛読いただきありがとうございました!