池坊専好は信長に呼ばれ岐阜城にて”立花”を振舞うが失敗してしまう。
あわや打ち首かと思われたが秀吉らの機転で救われる。
その後、寺を任された専好は利休との親交を深め町民と平穏な日々を送っていたが・・・。
篠原哲雄監督、野村萬斎、市川猿之助、佐々木蔵之介、佐藤浩市出演、2017年製作作品。
70点
いい話でした。
萬斎さんは「のぼうの城」に続き、秀吉と対峙する役です。
今回は武力では無く、立花と口上にてですが・・。
佐藤浩市さんが穏やかで品格を大事にする利休を好演していました。
信長は中井貴一さん。短い出演シーンながらインパクトの強い信長像を見事に体現されていました。
昔はお二人ともあまり好きな役者さんでは無かったのですが、
渋みを帯びて”何を演じてもいい”役者さんになられました。
信長が配下の者に放つ、
「武人たる者、花、茶を愛し人の心を大事にせよ」(確か・・)と言う台詞が胸に刺さりました。
現代に武士はいませんが、
これは現代人の殆どが忘れている、もしくは気にもしていない大事な事ではないでしょうか?
秀吉役は猿之助さん。
歌舞伎役者さんはオーバーアクトなので、
どうしても良し悪しがあります。
特に気になったのは”笑い方”です。
これは主役の能楽師である萬斎さんしかりです。
萬斎さんの場合は”表情”ですが・・・。
作品自体は、
時代背景こそ”戦国時代”ではありますが戦闘シーンがある訳でもないのに、
テンポが良くキャラクター各々が魅力があり見逃すには惜しい作品でした。



