ルキリウス 像                  

質の良い読書とは

もし、君が 本気で 心の中に 
刻み込まれる確”かく”とした

 

何かを 得たいと思うなら、

一つの巨匠に 留まり、
 

彼らから 

教えてもらわないといけない。

 

 


何処にもいるということは 

どこにも 存在してないのと同じだ。



 

 

 

 

生涯を 旅に出て過ごす者は 
旅先で多くの知り合いは 出来るだろうが、

しかし本当の友人は 一人も 得られない。

 

 

 



それと同じ事は 

必然的にどんな人間の精神とも
信頼関係を結ばず、大急ぎで走りながら 

すべてのものが 目まぐるしく
そばを通り過ぎていく人間にも起こりうる。


本も同じことで、多すぎる

書物は気を散漫するだけだ。

如何にたくさんの本を
持っていようとすべて
読むことは出来ないのだから、

君が 読むことが出来るだけを
所持すれば、それで、 

 

…いいではないか。




 

 


seneca

 

 

次:

 

セネカ 詩人-ルキリウスへ 宛てた書簡”手紙”から 「質の良い読書」とは #2

 

 

関連:

 

所有について セネカ 哲学

セネカ 人生の短さについて 生きること

セネカ 人生の短さについて 不安定な人

セネカ 人生の短さについて 忙しい人