5/12•プロミネンツ5年生•長谷工プレミアリーグ | フットプロム協会のブログ

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一般財団法人フットプロム協会が運営している“1on1サッカースクール”及び“YHプロミネンツ”のブログです。

子ども達の成長や課題、コーチからのメッセージ、そしてフットプロム協会の情報についても記載していきます。

こんにちは、代表の藤間です。


今回はEMSCさんをお招きして長谷工プレミアリーグを行いました。

今回がリーグ初戦でしたが、太一、坂ハル、カイル、と5年生のメンバーを欠いて4年生が多く出場しました。

結果としては3-2で勝利を収めることが出来ましたが、なかなか難しい、ハラハラする展開でしたね。


4-5年生としての試合も少なく、お互いがよく分かっていないと言うメンバーもいた中でしたので、難しさがあるのは仕方ないですし、まずは勝てたってことが重要だと思います。


これからリーグ戦を戦っていきますが、上に挙げた3人が帰って来たら4年生は今日の様に出場機会を得られなくなると思います。

今日もカズマ•シュウマは出場機会を与えてあげられなそうだったのでリーグ戦後の練習試合から参加して貰いました。

シンプルに3人戻って来たら3人出られなくなるって感じで考えてください。

コーチ達が見て、トレーニングで良いパフォーマンスをしている選手を使いますので、日々アピールしてください。


5年生も、4年生の突き上げを感じてほしいと思います。4年生が良ければ5年生だってスタメンでは出られなくなるかも知れません。


サッカーでは常に競争がつきものですし、そう言う競争がチームを強くします。

常に危機感を持ってベストを尽くしましょう。


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個別に言うと…


ソウゴはやはり頼りになりましたね。

右サイドでぺぺと組むケースが多かったですが、ぺぺを追い越してクロスまで行ける場面が多かった(この形は以前からやっているので蓄積もあると思います)ですし、ディフェンス面でも奪い切って攻撃に繋げてくれるって安心感がありました。

ソウゴとルキヤは特に「強度を担保してくれる」感じがありがたいです。

周りからしても頼りになったと思いますので続けていきましょう。


ルキヤもソウゴと同じく安心感がありました。

今日は負けたくないって思いが出て、後ろで攻め残る場面が多かったですが、ここはレイナと話して自主的にポジションを下げたとのことだったのでOKです。

となると課題はコーチングですね。

ルキヤは守備範囲が広いです。そこは頼りになりますが、その反面、守備範囲が広いってことは空けてしまうスペースも広いってことでもあります。

真ん中に残っていた方が失点は防げるって場面もあります。

今日、一度ボランチのルキヤとCBのユウワと、両方サイドに出て行った(釣り出された)場面がありました。そこは結局相手のミスでゴールキックになったんですが、仮に2人がかわされていたらほぼ失点、ってシーンでした。ユウワが行くならルキヤはステイするべきですし、そこを認知してコミュニケーション(コーチング)をすることも必要ですね。

ルキヤは、個人で出来ることを増やすって段階からチームとして、ユニットとしてどうするかって段階にもう来ていると思います。

基本的にはルキヤは声が出ていますし周囲への影響力もありますが、その場面場面での認知と簡潔なコーチングは課題です。そう言ったコミュニケーションがルキヤを新たなステップに導いてくれると思うので、少しずつ意識してみましょう。


レイナは、良いところも沢山あったんですが、幾つか浮き玉の処理が消極的な感じがあって、それが印象に残っちゃってます。

落下地点の予測もそうでしょうし、やっぱ怖いから他の選手に任せちゃうって感じでしょうか。ヘディングだとか胸で触りたいところを、ほんのちょっと逃げて足を高くあげてしまうシーンが多くあります。地面にあるボールの時と浮き玉の時の差が大きい印象をコーチは受けているので、そこは意識して練習しても良いかも知れませんね。

先に触れればそれだけマイボールにできる確率も高まり、当然良い攻撃に繋がる確率も高まるので、意識してトレーニングしましょう。


ヒロアキは、以前に比べて球際の強度が増しましたね。運動量も増えたと思います。

ただ認知の遅さはあまり改善されてないかな?と思いました。例えばルーレットなどでディフェンスをかわすシーンがあって、それ自体はヒロアキの技術を裏付けるもので、悪いことではありません。

ただサッカーの局面において重要なのは密集から解放した、とかってことだけで、それがルーレットであれダブルタッチであれ、なんだって良いわけです。その意味で、密集から解放する狙いを持ってプレイ出来てるか?って言うと、そうじゃないプレイを選択している様に思えます。

ってことはつまりその前の、ボールを受ける前とか仕掛けるドリブルを始める前の認知が甘いんじゃないかと。このDFをかわしても後ろにもうひとり来てるとかこのDFをこっちに来させれば味方がフリーになれるな、とか。言わば技術の使い道、みたいなことですね。

ちょっと意識してみると大きなプレイクスルーがあるかも知れないので、意識してみてください。


ケイは良かったですね。

移籍後最初の試合がいきなり古巣対戦で、当然負けたくなかったでしょうし、積極性が見えてとても良かったです。

今日はウイングとCFで出てもらって、コーチからすると動き方とか身体の向きとか改善しなきゃいけないポイントはあったんですが、ここはプロミネンツのサッカーに対する理解度や慣れもありますし練習の中でしか身に付かないことだったりもするので、少しずつ良くなっていってくれれば良いと思います。

とりあえず今日は、古巣からの勝利とプロミネンツでの初ゴールを祝いましょう。


ぺぺは、重要な逆転ゴールで貢献してくれましたし、ソウゴとの右サイドは効いてましたね。

ただプレスバックの強度が低いのと、前がかりになり過ぎるのは引き続き課題です。あとは出して終わりになっちゃう感も引き続きありました。

チームを勝たせられる選手になるなら、まだ全然物足りないです。

ルキヤやソウゴみたいに個の推進力だけでは行けない(少なくとも一つ上の学年では)ので、ならどうするかをもっと考えましょう。

あと、行けないと思うから行かない、ではなくて、行けないと思っても行ってみる経験もしていきましょう。認知は出来ているので、行けないならやっぱやめたって選択になるだけの技術はありますし、そこから得られるものもある筈です。


ユウワは、裏を狙われたボールに対しての対応が素晴らしかったです。

ヘディングでも足でも、危険なところにボールを行かせない、相手の前で触るって感じは、レベルが上がって来たなぁ!と思いました。

今日は相手が掴んできたり身体をぶつけてきたりってプレイが多かったですが、その中での対応だと思うとかなりの安定感だったと思います。

あと欲を言えば、今日で言うとぺぺやケイタなどウイングへのフィードを狙う場面もありましたが、そこ(20-30mのパス)の精度ですね。

今日も何本か引っ掛けてしまっていました。

通れば一気にひっくり返せるパスだからどんどん狙って欲しいので、となると普段の練習から強くて速いパスを意識しましょう。

ここは、ここから先のユウワの成長にとってめちゃくちゃ重要だと思いますし、先々J下部とかに食い込んでいくにあたり是非とも身に付けておきたい技術です。

スクールやプロミネンツでの練習の合間にシュートはよくやってますが、シュートは“ここに当てる”と言う“垂直の面”に対してのキックであるのに対して、パスは“ここに落とす”と言う様な“水平の面”に対しての考え方で、ここはなかなか大きな差があります。

“どこに落とす”って言うのを意識したキックを練習してみましょう(ちなみに“落とす”って書いてますが必ずしも浮き玉とか限らず、ゴロでも“そこで味方と出会わせる”みたいなイメージです)。


オウスケは、ちょっと難しい1日になっちゃいましたね。小さいミスが多くて、落下地点を見誤るシーンもあって、それを気にしてかプレイも小さくなってしまって、このところの勢いのあるオウスケって感じはあまり見られませんでした。

昨日体調が悪くて早退したのもあってそのせいかな?とか、5年生の試合だから緊張して控えめになってるのかな?とかも思いましたが、どうなんでしょう。

年明けぐらいから急成長だったので、そろそろこの辺りで壁にぶつかったのかも知れませんね。

それ自体は誰にでもあることですし、ずっと上手くいき続けるなんてことはないので、必要なステップです。

上手く行かせる為に足掻くことは大切ですが、波は寄せた後には必ず引くものなので、焦ることはありません。そう言う時期もあります。

今まで積み重ねたものがなくなるわけではないですから、日々の練習には全力で取り組みつつ、上手くいかなくても自分を責めたり焦ったりせず、じっくりまた次の波を待ちましょう。

そうすれば、意外と早く次の波は来てくれると思います。


ソウスケは、引き続きパスを受ける意識と出てこなくてもそれを続ける意識は良かったです。

次は、例えばボランチがソウスケでトップ下がぺぺだとして、ぺぺとどう繋がっておくかですね。

繋がる為にはやっぱり見ておかないといけないですし、自分を見てもらっておく必要もあります。

そうなると面白いもんで、トラップ時の身体の向きも変わりますし、ぺぺのコースを切らなきゃってディフェンスが反応する、すると今度はウイングへのコースが空いたりするんです。

いきなり「CFとトップ下と両ウイングと…」とかって考えてしまうと難しいので、まずは近くのポジションと繋がる意識を持ちましょう。

そこから少しずつ広げていけばOKです。

期待してます!


ケイタは、なかなか良い形でボールを受けられなかったですね。その2-3週ほど目立つプレイもありませんでした。

理由としては、サイドの開きが中途半端だったことが1つ。ここは改善出来るポイントなので、開く•絞るってのを繰り返してみて、受け易いポイントをケイタ自身の中で確立させていってください。

二つめは、シンプルに“知らない•知られていない”ってこと。5年生達にしてみたらケイタって選手はよく知らない、逆サイドにいるぺぺやソウゴはよく知ってる、となるとやっぱそっちに出すんです。これはもう、人の心理として仕方ないし、今日の時点ではどうしようもないので、やっていく中で存在を示していくしかない。

2つの要素で、あまりパスを受けられなかったんじゃないかと思っています。

二つ目は時間が掛かりますが、一つ目は次回からでも意識出来るので、自分の中で色んな試してみてください。


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今回はリーグ戦の初戦で、これから多くの試合を戦います。

一つ一つ課題をクリアして、少しでも良い結果を残せる様にチャレンジしていきましょう。


ではまた!