3/3 プロミネンツ3年生カップ戦 | フットプロム協会のブログ

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一般財団法人フットプロム協会が運営している“1on1サッカースクール”及び“YHプロミネンツ”のブログです。

子ども達の成長や課題、コーチからのメッセージ、そしてフットプロム協会の情報についても記載していきます。

こんにちは、代表の藤間です。


今回は5人制のプロミネンツカップ4年生大会を行い、そこにプロミネンツ•ブラックとして3年生チームで参加しました。


ご参加いただいたチームの皆さま、ありがとうございました。


結果は、グループリーグを2位で通過して上位リーグは1勝1敗、準優勝と言う結果でした。



上位リーグでは、TDFCさんに文字通りボコボコにやられて、その後の(グループリーグでも対戦して負けている)三田SCさんとの試合は非常に重要でしたし、そこでみんなが頭を切り替えて勝利出来たことは、すごくみんなの成長を感じました。


これまでもそうでしたが、負ける時のパターンはだいたい、失点して焦り出してそれぞれの意識がバラバラになります。

「すぐにでも追いつこう」と考える選手と「ここはしっかり落ち着いて組み立てよう」と考える選手がいる。前の選手は裏で欲しがって、後ろの選手は出すところがなくなっちゃう。サイドに開くとかって意識も後回しになっちゃって、密集の中でプレイすることになる…。

チームがバラバラな状態ですね。


グループリーグでの三田SCさんとの試合は開始5分くらいで3点やられたんですが、その辺りの時間帯はまさにそんな感じでした。


ただ、そこから立て直して裏狙いばかりでなく本来の形を取り戻し、一度同点にまで追いついたことが、上位リーグでの勝ちに繋がったんだと思います。

こう言う変化に気づくこと、そしてそれを修正することはすごく大切です。


この成長は、みんなのこの先のサッカーでとっても大きな経験だと思います。


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個別に言うと…


ぺぺは、良いところもあったものの、負け試合ではイライラして自分から崩れていってしまう精神的な弱さがまた出てしまいましたね。

これは本当に勿体ないし、上手くいかない試合こそ立ち向かって試合をひっくり返す様な選手が、ぺぺの望んでいる“チームを勝たせられる選手”です。

そこを目指すのなら、今回の様な自滅は当然繰り返してはいけません。

強くなりましょう。


ユウワは、引き続きディフェンス面ではかなり頼りになりましたし、今日は“球離れが遅い”と言った覚えがないので、味方を使うのも上手く出来ていました。

となると欲を言えば、ディフェンスの時にはあるプレイの連続性がオフェンス時には少ない、と言うのはユウワの課題なので、そこは意識しましょう。

連続性と言うのは、バスを出して終わりではなくその後にもう一度受け直す様な、そう言うプレイを途切れず行えるかどうかですね。

どんなパスを出すかによるんですが、例えばスルーパスだともう一度受け直すと言うイメージは殆どなくて、ワンツーなら基本的にはもう一度受けようとしていますよね。ワンツーじゃなくても、例えばサイドチェンジの後にどこに動くか、斜めのパスや縦パスの後は?

もちろんその時々によって状況は違うので、何を選ぶかはその時次第ですが、いずれにせよ途切れさせちゃいけない。

そこのレベルが上がってくれば、もっとボールに関与する機会が増えてより活躍出来ると思いますので、意識してみてください。


オウスケは、やはりどのポジションでもそつなくこなす柔軟性があると感じます。今日、キーパーを含めて全部のポジションをやったのはオウスケだけです。これって実はなかなか難しくて、コーチからするとすごく頼りになります。

欲を言えば、やはりもうちょっと強度が欲しいのと、技術的なミスを減らしたいですね。

トップで出てもらった時に、受け方やターンまで完璧なのにシュートがミートしない…ってシーンが多くありました。焦っちゃうってこともあるでしょうが、ここはもう技術の問題です。

シュートを打てる位置に置けていない。となると練習しかありません。

ちょっとでもズレたらそれはもうミスだってぐらいの意識で普段の練習から取り組んでください。


スバルは、今日のMVPでした!

昨日の練習でも縦パスを入れる、受ける側はタイミングを見てディフェンスを外す、と言うことにチャレンジしましたが、幾つか良い形で受けることが出来ていました。

スバル自身もストライカーになりたいと望んでいるんだと思いますが、シュートを打つシーンなんてサッカー全体の1%もありませんよね。

なら、他の99%の時間に何をするか、その時間をどれだけゴールの準備に使えるかが重要です。

その意味で言うと、縦パスを引き出して味方に渡す、さらにもう一度受けることで少しでもゴールへの距離を近づけると言うのは、ストライカーにとっては非常に重要なお仕事です。

受けることが出来る様になるのはすごく大きな一歩ですが、トラップでボールが浮いちゃうとか落としのパスがズレちゃうって場面が多かったのは残念でした。

ここは技術の問題です。せっかくのチャンスをトラップミスで潰してしまうのは勿体ないので、重要な試合でそうならない様に、普段の練習からしっかり意識してください。


ソウスケも、トップの位置で出てもらうケースがありましたが、縦パスを引き出す為の工夫をしているのがよく分かりましたし、実際それでチャンスを作れていたシーンもありました。

「裏抜けしてディフェンスを釣ろうとしてもついてこなかった」と途中で言っていましたが、そう言う問題を理解して解決しようとするのはソウスケのすごく良いところですし、賢さだと思います。

その質問に対してコーチは「なら逃げれば良い」と答えましたが、逃げるってどう言うことか、考えてみてください。相手の背中を取れている(DFの視野の外にいる)なら、パスなんて受け放題です。

じゃあどうやってその視野の外に居続けるか。

その辺りのパターンを見つけていけば、どこのポジションでも必ず役立ちます。

意識して探してみてください。


最後に練習生として参加してくれたケイタは、良いところもありつつ良くないところもありつつ…って感じでしょうか。

ポジション的な動き方は思っていたよりも早く適応してくれたと思いますし、ゴールを目指す気持ちが幾つかの場面で見られたことはポジティブでした。

ただ一つ一つの強度が低いのと、プレイがぶつ切りになってしまう(連続性が少ない)ところ、あと幾つかの場面で“行くフリ”だけしてるなと感じる場面もありました。

その辺りは課題として残りそうです。

ただまぁ、試合としては今回初めてでしたし、ケイタ自身も探りながらやっている感じもあったと思いますので、そう思えば十分に評価出来ると思います。

是非一緒にやりましょう。


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いずれにせよ、4年生大会に3年生チームで参加して準優勝出来たことは誇って良いと思います。


課題ももちろん出ましたし、みんなが今日の結果で満足するとも思えないので、上に書いた様な改善点を意識しつつ、より高い目標設定で毎回の練習に取り組んでいきましょう。


それでまた!