頼りになる男、ならない男 | 森のくまさん

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日々の出来事や愚痴をそっと呟く独り言ブログ



    

息子から宇宙人認定されている夫。

時々、日本語通じません。


明日も笑顔で頑張るため、

日々の不満や愚痴を吐き出してます。

※フェイク&フィクションありです



夫には可愛く甘えろ
上手に頼れ


そう母に教わったけど
実際には、そう上手くはいかない。





ある日の休み

どうやら掛け時計の電池が切れかかっている様子。


ゴロゴロとテレビを見ながら
スマホをイジっている夫に
「時計の電池替えてくれる?」と頼んだ。



夫は
「ん〜」と
聞いているんだか
聞いていないんだか分からない返事。



その後、
掃除機が終わっても
洗濯が終わっても
替えてくれる様子はない。


「無理なら私やるけど」って言うと

「ん〜今やる」といってスマホ見つつゴロゴロ続行。




今更、椅子を持って行って
私が替えたらイヤミだろうか?



あなたの「今」はいつですか?




別に急いで替える必要はないけれど
頼まれたら、さっさと替えてくれないか。


なんだかソワソワして落ち着かない。




昔、
辻ちゃんの旦那さんの
杉浦太陽さんが、何かのテレビで
「妻から頼まれたことは、できる限りすぐやるようにしてます。」
みたいなこと言ってって。

後でいいからとか
手が空いたらとか
そう言うけど
本当はすぐやった方が助かる。


お母さんって、頭の中で同時に色々なことを考えていて
あれが終わったら次はこれやってとか
こっちをやりながら、あれもやってとか
すごく忙しく動いている。


夫に頼んだことが終わったら、
次にあれをやろうとか、あれも頼もうとか色々考えているのに、
いつまでも夫がやってくれないと、妻も次のことができない。
流れが止まっちゃうって。


(ちょっと違うかもだけど、たぶんこんな感じのこと言ってたと思う)




いやぁ〜
私の夫にも聞かせたいわ〜って思いました。


家にある電池が合わなければ
買い物のついでに買って来たかったんだけど。



いつまでもゴロゴロしやがって。



夫に頼るって
めちゃめちゃ難しいな。




いいや
あなたの「今」がいつなのか見届けてやろうじゃないか。












結局、数日経っても
宇宙人(夫)の「今」がいつなのかは
分からないままだ。




私は椅子がないと
掛け時計には届かないが
夫は椅子無しで届くから
ゴロゴロしてるなら......と
上手に甘えてみようかと頼んだわけだが
どうやら掛け時計の電池を替えるのは
よほど大変な作業なのだろう。




なんだか面倒になり
自分で替えることにした。

やっぱり自分でやったほうが早いじゃんか。



「掛け時計の電池って何電池だったっけ?」と
ある平日の昼間に
誰に話しかけるでもなく
独り言のように呟いて椅子を持ったら、


「小腹が空いた」とリビングで
何か食していた息子が


スッと立ち上がり
ひょいと時計を外し
「あ〜単1、2本」と裏を見て言って
手をクイクイと「電池頂戴」の合図。



持ち上げかけた椅子を置いて
電池を持って息子へ渡す。



電池を入れ替えた息子は
そのまま時間を合わせて
ひょいと時計をかけて
何事もなかったかのように
間食を再開。




息子くん
君も椅子がなくても時計に手が届くんですね。





あぁ〜

もう夫の役目ないじゃん





今まで、高いところの仕事は
ウチで一番背の高い夫の仕事だったのに
夫の手が届くところは
もう息子にも届く。


夫に頼んで数日放置されることも
息子に頼んだら一瞬。


いや
頼む前にやってくれたわ




タンスの上の荷物も
電球の交換も
カーテンの付け外しも
台も椅子もいらないからと夫に頼んでも
返事だけでいつまでもやってくれない。



なら自分でやっちゃえ!ってなってたけど、
「どれ?」と言って
息子がちょちょいっとやってくれる。



「母さんってチビだね〜」と
茶化しながら去っていく後ろ姿に
頼もしさを感じたり。




あぁ〜
幸せ笑



夫に可愛く甘えるって
激ムズですね。



これからは
息子に上手に甘えますわ。