広報力向上ブログ -173ページ目

大学に対する生活者意識調査

先日、博報堂から「大学に対する生活者意識調査」なる結果が発表されました。対象は首都圏・関西圏の男女3977名(18~69歳)。リリースはこちら


大事なのは調査対象者を”生活者”としている点。現在大学では少子化、全入時代という中、学生確保という点で高校生(中学生)を中心に目が向けられている。というよりも以前から大学広報の対象者は”高校生”でしかなかったといっても過言ではないのではないでしょうか?


大学の広報活動の目的が”学生募集”という色が濃いため致し方なかったとも言えるのでしょうが、学生募集という点でも本来高校生のみならず、親、親族、卒業生、地域住民などと訴求対象者は幅広い筈。


高校生にとってのみならず、広く社会にとってその大学にどの様な価値があるのかを明確にし、幅広く発信していかなければならないというのが大学業界での広報課題であると考えていました。


そういう点でも今回の調査は非常に意義があるのではないかと思います。参考に読まれてみては如何でしょうか?


■生活者が大学を評価する点

①進路/就職支援の面倒見がよい(41.9%)

②卒業生が社会で多く活躍している(38.3%)

③幅広い知識/教養が学生の身に付く(35.2%)

④卒業資格をきちんと審査している(35.1%)

⑤社会で役立つ実学が学生のみにつく(33.4%)

⑥研究力の高い分野がある(33.2%)


■最近の大学や大学生の印象(複数回答)

①入学が難しい大学とやさしい大学の格差が大きくなっている(39.8%)

②就職活動への意識が強く、本来の勉強が不足している(33.0%)

③同じ大学でも、入試方法の違いで学生の学力に差が出る(30.2%)

④社会で評判のよい大学に進学する方が有利な社会だ(27.0%)

⑤表面的な広告/PRが多く、中身がよく解らない(25.6%)


■生活者が今後”開かれた大学”へ向けて望むこと(複数回答)

①優れた研究領域の具体的な社会還元(4.05%)

②小中学校、高等学校などと連携して教育を活発化(35.2%)

③自治体、NPO、地域住民などと連携した地域の活性化(31.1%)

④一般企業やベンチャー企業などを育成支援(31.1%)

⑤大学などのキャンパスや施設などの一般開放(22.1%)


クリックをお願いします! にほんブログ村 経営ブログ 広報・IRへ
















キングジムの社会貢献活動

事務用品を扱う株式会社キングジムが、自社商品である点字ラベルを作成できる「点字テプラ」を活用した体験授業の参加校の募集を始めたようです。対象は東京都内の小中学校、高校で、来年1年間を使って出張授業を行うといったもの。


点字版のテプラがあること自体知りませんでしたが、なんでも授業で使う「PRO SR6700D」という機種は、点字と印字を両方を1枚のラベルに収めることができる優れモノだそうです。


社会貢献活動というと、単に寄付やモノを提供するような事例が少なくない中、この様に自社商品を活用した社会貢献活動には非常に好感を得ます。と同時に、社会貢献につながる様な自社商品を開発販売していることも重要でしょう。


単に企業の強みは何か?などという質疑は頻繁に行われているでしょうが、何のために会社があるのか、社会のためにどう役立っているのか、という質問に対してはなかなか即答はできませんが、この様な商品を持っていることで社会の中での位置づけなるものも明確になる気がします。


自社事業の延長という意味では、ボルヴィック社が1L売上ごとにアフリカに清潔で安全な水を10Lを確保するという「1L for 10L」という取り組みが有名ですが、この様に自社商品なり事業に紐付いた活動が意味合いからも継続性という意味でも意味深いと言えます。


皆さんも一度自社で何ができるのか考えてみては如何でしょうか?社会の中での位置づけも見えて来るかも知れません。


クリックをお願いします! にほんブログ村 経営ブログ 広報・IRへ



ご参考:点字&印字の表示を実現!「PRO SR6700D

















稚拙なプレスリリースが増加

近年、リリース配信サービスが急増したことで一斉配布が容易になり、気軽にリリースが出せるようになりました。またリリースを出しても掲載されるか否か解らないというのが以前からの常識でしたが、お金を払っても掲載されないサービスとならぬよう”掲載保証付きサービス”というものも浸透しつつあるようです。


そのせいか、非常に稚拙なリリースが蔓延してきているとも思えます。つまり記者から見て”記事として書きようのないリリース”が増えてきたということです。確かに外部リンクを増やすことでSEO的な効果はあるとは言えます。


しかし余り不用意なリリースを出すことは、報道には発展しないばかりか、広報が下手、単なる売名行為をしようとしているなど、余り良い印象を与えないのも確かだろうと思います。配信する前に、自身でイメージする記事を書いてみる。そして書けない様なリリースは出さないという判断も必要なのではないでしょうか?


各社リリース作成の代行もされているようです。オプションなんだろうと思いますが、一度頼んでみては如何でしょうか?或いは類似するリリースを探して参考にするなど改善策は多々あろうかと思います。


またリリース配信は情報発信のひとつに過ぎず、個別取材なども含めて戦略を練り、その上で配信サービスを活用していくことが大事だろうと考えます。

クリックをお願いします! にほんブログ村 経営ブログ 広報・IRへ