今回はトーハツ9.8馬力に付けるスタビライザーを作っていくのですが、写真が多く記事が長くなりそうなので「制作編」と「取り付け編」に分けて書こうと思います。
スタビライザーはコレまでにも何枚か作りましたので要領はバッチリです
ちなみに このスタビライザーは自作すると材料費が2000円ほどで済みます。
作るために必要な工具をお持ちの方は是非チャレンジしてみて下さい。
スタビライザーを付けることで、上に逃げようとする無駄な水流を推進力として使える上、水流が船体を抑え込むような形にもなるのでプレーニングに入りやすくなりますし、直進安定性や操舵性能も増します。
いい所だらけのスタビライザー・・・・・・コレは付けない手はありませんよ!!
まずは幅20cmX30cm厚さ3mmのアルミ板を買ってきます。
値段は約1500円位です。
次に100均に売っている透明なプラ板を用意してアルミ板と同じ大きさに切ります。
この透明なプラ板が「制作編」・「取り付け編」両方で大事になる上に
制作終了後も重要な役目があるので大事にして下さい。
真ん中に真っ直ぐに線を引きます。
今回は幅30cmなので端から15cmの位置です。
次にキャビテーションプレートの下に付いているアノードメタルの位置を確認します。
この船外機は真ん中に付いているので作りやすそうです。
ヤマハの場合は変な位置に付いていたり、排気口があったりするのでスタビライザーが複雑な形になったり、アノードメタルの取り付け位置を自分で変更したりと面倒でした。
って言うかアノードメタル汚いっ!コレは新品に変えないと・・・・でもアノードメタルって500円くらいなのに送料が750円かかってしまう・・・・オイルか何か買う時にでも一緒に買いますか・・・・・
このアノードメタルは直径が3cmだったのでプラ板の真ん中の線から両側に2cmずつの位置に線を引きます。
4cmだと両側に5mmずつ余裕があります。
この上の方のバツが付いている部分を切り取ります。
こんな感じでアノードメタルを避けているのでバッチリです。
プラ板の下の方に引いてある10cmという横線はスタビライザーをキャビテーションプレートの端から後ろに10cm出すという意味の線です。
プラ板の真ん中をキャビテーションプレートの真ん中に合わせて、両端をキャビテーションプレートの幅に合わせて切ってしまいます
アルミ板の真ん中にマジックで縦に線を引きます
プラ板に両面テープを貼って、アルミ板の真ん中の線とプラ板の真ん中の線が重なるように貼り付けます。
貼り付けたプラ板の型に合わせてマジックで線を引きます。
下から10cmの位置にも横の線を引いておきます。
外すとこんな感じです。
黒く塗ってある部分は切り取る部分です。
次に上の両端から横に5cmの位置に印をつけます。
下側の両端にも縦に4cmの位置に印をつけます。
今つけた印を直線で結びます。
この線で結んだ部分は切り落とすので黒く塗っておきます。
えっ?マジックで こんなに色々と書いて大丈夫かって?
大丈夫です履いてますから(笑)
ではなくシンナーで拭けば消えますから(笑)
ココで一旦プラ板の出番は終わりですが、「取り付け編」でも使いますので大事に取っておいて下さい。
次にアノードメタルの位置を切り取ります。
こんな感じのザ・ダイソー鉄ノコで簡単に切れます。
横方向には糸鋸を使います。
私はこの「マジックソー」を愛用しています
切り取ったらヤスリを使って面取りバリ取りを念入りにやります。
ヤスリを使って面取りバリ取りを凄~く念入りにやります。
大事なことなので2回言いました(笑)
そして横の部分をギコギコとノコギリで切っていて気づきます!
なんでディスクグラインダーを使わずに人力で切っているのかと(笑)
電動工具で金属加工をしたら水をかける事を忘れずに!!
工具による摩擦で加工している金属が高温になっているので不用意に触ると火傷します!!!
切り出したアルミ板全体の面取りとバリ取りをします!
尖っている角は削って丸くします。
コレでもかっ!てくらい念入りにやって下さい。
ココで手を抜くと後で痛い目にあいます!!物理的に・・・・・・・
スタビライザーで普通に怪我をします。
シンナーを使ってマジックで書いたものを消します。
こんなにキレイになりましたが、よく見ると左端の方の線を消し忘れています(笑)
シンナーで磨いたら洗剤を付けて水道でよく洗います。
この時に手を切ったりするようならばヤスリがけを一からやり直しましょう。
コレで只のアルミ板が立派なスタビライザーになりました。
ここから先は装着編で紹介しますが、プラ板がまさか!の活躍をしますのでお楽しみに♪
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