ケンマリーンの後ろのシート(後部浮力体)の外し方 | 太公望が魚を求めて海へ山へ

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- たぬき丸の釣行記 -

 

 

 

実は今日ブログのコメント欄に「ケンマリーン11の後ろのシートの外し方を教えてもらいたい」というコメントが来ました。

コメントで返信するのは簡単なのですが、文章ではイマイチ伝わりづらいと思ったので写真を交えて記事を書くことにしました。

 

この浮力体を外すと当然の事ながら沈した時の船体の浮力が下がりますし船体の剛性も若干下がります。

しかしメリットも非常に大きく後部浮力体を外すだけで5kgも軽くなります。

カタログスペックでケンマリーン11WFが48kgになっているので、浮力体を外すと43kgになり大幅な軽量化が出来ます。

何よりも船内が物凄く広くなります。

 

私自身がケンマリーン11WFに8馬力を付けて2年間この様な状態で乗ってきて船体の破損等は一切ありませんでしたが、あくまでも自己責任での改造をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず後部浮力体ですが、この船尾側に付いているシートです。

 

 

 

 

 

 

このシートは本体と一体化しており、そのまま分解はできませんが簡単な改造で外すことが出来ます。(私のボートは既に改造済みなので写真では切れています)

既に道具を持っていて、DIYが得意な方なら早ければ30分くらいで出来てしまうような作業です。

 

 

 

 

 

 

 

実はこの浮力体は端の方を見ると隙間があり、天板の部分でしか繋がっていませんので、この部分を切り離せば外れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

外す為には この様なディスクグラインダーという電動工具にFRP用のディスクを付けて使います。

このディスクグラインダーはカインズホームで2500円くらいでした。

FRP用のディスクも200~300円です。

FRP用ディスクが売っていなければアルミ用やステンレス用でも十分に切ることが出来ます。

ディスクには切断用と研磨用があるので、買う時は間違えないように気を付けて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

この様な100円ショップで手に入るノコギリでも代用ができます。

「FRP = 高強度で硬い」 というイメージがありますが、この程度の厚さであれば意外と簡単に切れます。

木材をノコギリで切る様な感覚で簡単に切れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ディスクグラインダーを使う場合この様に切ってヤスリでバリ取りをします。

ノコギリを使う場合も同じですが、ディスクグラインダーの方が簡単かつキレイに切れるのでオススメです。

ディスクグラインダーがあるならば切り離した後で船体側に残った部分を綺麗に除去します。

 

 

 

 

 

 

 

怪我防止のために切断面にシリコン(バスコークでも可)を塗っておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

取り外した後部浮力体の船体と繋がっていた部分にホームセンターで100円ほどで売っているL字型のステーを付けます。(両側)

電ドリで穴を開けて太さ4mm~5mmのステンレスのネジで止めます。(両側)

 

 

 

 

 

 

 

もともと付いていた場所に置いて、船体側のステーの穴の位置に電ドリで穴を掘ります。(両側)

4mm~5mmのネジで止めれば元通りです。

 

こうしてネジ4本で脱直可能な状態にしておけば、また浮力体を付けたい時や船検の時、ボートを人に譲る時に便利です。

(私は船検の時でも付けません)

 

 

 

 

 

 

 

普段自分が浮力体を使わない時には船体側の穴に適当なネジを付けて塞いでおけは問題ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

私の場合は外した後部浮力体の下に両面テープで木の板を貼って、船体に装備した際に少しだけ床から浮くようにしています。

こうする事で水はけが良くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この様に後部浮力体を外すと船内が広くなります。

 

元々船内の狭いミニボートでは船内が広くなるメリットは非常に大きいと思います。

その上5kgも軽量化できるとあれば「1粒で二度おいしい」と云うヤツです!(コレってチョコボールか何かでしたっけ?)

ただし転覆時の浮力低下と船体強度の若干の低下も忘れないで下さい。

 

 

と、ま~こんな感じですので、ケンマリンに乗っている方は船体艤装の参考にしてみて下さい。

 

 

 

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