2人のヒミツ //////////10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22の続きです。
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キョーコは俯いたまま顔を上げようとせず黙り込んでしまった。すると瞳から一滴の涙が流れたがその涙を拭き笑顔に戻った。

「でも!今はなんとも思ってませんから!大丈夫!!アイツとの思い出も今や昔の事だし。今思えば、10才ぐらいだったかな?その頃から、ショータローの私に対する態度にトゲを感じるようになってたんですよね。でも、私はアイツの事を好きでいる事で自分の精神を保つ事が出来ていたので無意識に私の事を煩わしく思っているんだな。と分かってはいても一緒にいたんですよ…ってあれ?」

キョーコは、話終わるとコメカミに指を当ててあることに気づいた。

「もしかして私…ショータローの事を普通に好きではいても、心の内から好きだった訳じゃなかった…?本当の恋じゃなかったのかも。仮初めの恋…?兄妹同然に育った幼馴染としての好きな関係…。」

キョーコが独り言のようにぶつぶつ言っていると蓮が不思議に感じ、キョーコの顔を覗いて聞いてきた。

「ん?それってどういう事?」

すると蓮の顔をじっ~と見つめ、驚きの発言をしたのである。

「私の本当の初恋ってコーンかもしれない。」

「え?俺が初恋の相手!?」

「うん。だって6才の時にコーンに出会ってたった数日間だけだったけど、毎日一緒に遊んでいたら物凄く楽しくて別れ際も凄く悲しくなったもの。泣いている私をいつも慰めて励ましてくれて、何にもしないショータローとは違うって思った。あの青い石を貰った時の『魔法だよ』の言葉にドキドキして、心が弾んだわ。本当に懐かしくて私の大切な思い出になってる。ありがとう私の妖精の王子様😊」

キョーコは、今までにない笑顔で蓮…いや久遠に初恋の相手だと告白した。
蓮は、それを聞いて真っ赤になってしまい照れてしまった。

「ちょっと待て。おまえら…子供の時に会ってたのか!?」
「どういう事?貴方達は、まだ物心つく前にしか会ってない筈…。」

社長と冴菜が二人の話の内容に疑問を感じ突っ込んできたのである。

「あれ?俺の告白で気付いてたんじゃないんですか?子供の時に俺達会ってますよ。俺が10歳の時に。」

「10歳…?ん~ああ!あの時か!クーが映画のPRで来日した時にお前もくっついてきて京都に里帰りしてた事があったな。その時に会ったのか?」

「はい。実は私もその時6歳だったんですけど偶然、実家近くにある森の中の小川で出会ってるんです。私達だけのヒミツの場所だったので誰にも教えていませんでした。」

社長は、蓮とキョーコの話に驚きつつも感嘆し含み笑いをした。

「な~んだよ、そのシチュエーションは!萌え要素満載じゃねーか!最早もう運命の相手なんじゃねーのか?お二人さんよ🎵おいおい。この二人の半生を小説…いや映画化でもしたら絶対にヒットする事間違いなしだな!」

「ち、ちょっと!俺達で遊ぶのはやめてくださいよ社長!」

冗談だよ。と社長が軽く言ったが…もしかしたら本気かもしれないと思った3人であった。

「それはそうと冴菜さん、いつからアメリカに行くんですか?」

「明後日にはもう発たなくてはならないのよ。中々キョーコには言えるタイミングがなかったから時間がなくて困っていたの。」

「明後日!?ちょっと何でもっと早く教えてくれなかったんですか。」

「仕方がないでしょう。貴方が何処にいるのかも分からなかったんだから。久遠くんが見つからなかったら片桐先生に保護者代わりをお願いする事も考えていたし。下手をすれば京都の伯父の家から通わせる考えもあったのよ。でも京都から通うなんて大変でしょ。交通費もかかるし不経済よ。」

冴菜が説明すると、蓮も頷いた。

「確かにそれだと大変ですね。だったら直ぐにでも引っ越し作業始めないと。それとだるま屋の大将と女将さんにも挨拶しなければならないんじゃ?俺も一緒に行きましょうか?俺との関係も話さないとならないし。」

「確かに挨拶がてら一緒に行った方がいいかもね。この後夜遅いけど大丈夫かしら?」

「あ、だったら私いま電話してみるんで待ってて下さいね。」

キョーコは、携帯を取りだしだるま屋に電話をかけた。

24へ。
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この話、ヤンマガ兄妹シリーズより長くなりますね(笑)
まだまだ続く予定なので。
どこまで書こうかな~?