2人のヒミツ /////////
からの続きです。
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蓮はどう答えようか少し悩んでいたら、司会者の加藤が父親について聞いてきた。

「因みにお父さんって何歳?」
「えっと確か、46…いや今年で47歳になったのかな?」
「意外と若いんだな。お仕事何してる人なの?」

蓮は、内心ドキリとしながらもこれくらいは言っても大丈夫だろうとふんで話続けた。

「あの実は、テレビとかであまり俺の事を話すなって言われてるんですよね。仕事に差し支えるからって。」

「え?何で。敦賀蓮の父親だって自慢出来るじゃないか。」
ウンウンと皆が頷いている。

「確かにそうかもしれませんけど、実は俺の親って仕事の都合で海外に住んでるんですよ。日本人とも時々、関わる仕事でもあるんで、色々聞かれるのか面倒くさいらしんです。」

「はぁ~成る程ね、確かにそう言う親御さんもいるな。ん?でも海外に住んでるって事は敦賀くんも海外にいた経験あるの?」

「はい。実は親の仕事の都合で15歳まで海外に住んでました。時々は、日本にも帰ってましたけどね。」

えええ~??とまたまたスタジオ内にどよめきが起きた。

「帰国子女なんだ。だからか!敦賀くん英会話を得意にしてるもんな。他にも話せる外国語ってあるのかな?」

「はい。少しですけどロシア語とフランス語も話せます。」

「うわっ!かっけーな。俺全然、ハリウッド目指してるくせに英会話もろくに出来ねーよ。」
村雨泰来が項垂れると、再びドッと笑が起きた。

その一歩でセット外にいた、キョーコの母である冴菜が蓮の話す内容を聞いていて目を見開き驚きの表情を見せており、内心である事を確信し始めていた。
そんな時である。番組のプロデューサーが冴菜に声をかけてきて二人ともスタジオの外に出ていってしまったのである。

暫くすると冴菜とプロデューサーが戻って来て、収録も終盤に差し掛かっていた。

「さてここで村雨くんと愛華ちゃんからもお知らせがあるんだよね。」

「ハイ!俺達が主演する映画『Tragic Marker』が来年春に公開予定となっています。ここでちょっとだけだけど最新映像をお見せします。どうぞ!」

スタジオ内にある、モニターに映画の映像が映し出された。そこに現れたのは、殺人鬼B.Jが次々と人々を襲い惨殺していくシーンと村雨泰来演じる主人公、光嗣とのバトルシーン。さらにメイキング映像も少し流れて、B.J役の俳優カイン・ヒールの側に寄り添う女の子に皆が目を疑った。

「あれ?いまチラッと映った金髪の娘って、雪花だよな。ジャンヌダルクの専属モデルの!違う?」
貴島秀人が村雨泰来に聞いてきた。その発言に、キョーコは内心ドキリとしてしまい心臓がバクバクしてしまった。

実は、トラマの撮影が終わった後に映画のプロデューサーである前川氏経由で、ジャンヌダルクの社長兼デザイナーに頼まれ、モデルをやってほしいと直々にスカウトに来て雪花としてモデル活動をするはめになってしまったのである。

ヒール兄妹として撮影していた時期によくジャンヌダルク本店に二人で顔を出していたのを、何度か社長が目撃しており二人を尾行して撮影スタジオに入っていくのを見て映画『Tragic Marker』に出演している俳優とその妹だと言うことを調べあげてしまったらしい。

そこから前川氏経由で京子に仕事の依頼が来たという経緯になっている。因みに、ジャンヌダルクの社長にも一応ヒール兄妹が蓮と京子であると言う事を伝えてあるとのこと。映画のプロモーションにも一役買っているらしい。

「ああそうだよ。あんの変態兄妹め!いつの間にか妹まで芸能界デビューするとはな!!」

村雨泰来が急に、電光石火の如く怒りスタジオがざわついた。

11へと続く。

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あらあら。村雨くん怒り始めちゃいました。
どうなっちゃうんでしょうね?
その一方で冴菜さんは、何に気付いたのかな?