こちらは両片思い中の蓮キョ話。途中から両思いになる予定でもあるお話になります。
泥中の蓮の映画撮影が終わった後のお話になるかな?
季節は、10月半ば辺りの秋頃。一応『ヤンマガ兄妹シリーズ』とも繋がっているお話でもありますが、『メリクリシリーズ』、『怨キョ達の憂鬱』とも違う形で両思いになるお話です。少し長いお話になるかも?
まずはキョーコsideからのお話になります。ではどうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

映画『泥中の蓮』の撮影が終わって、私は今主にバラエティー番組やCMの出演、時々レギュラードラマへのゲスト出演や最近ではファッション雑誌でグラビアの仕事を貰ったりと色んな事をさせてもらっている。
相変わらず、気まぐれの坊も続けているし。でも映画の撮影中は、スケジュール調整が難しくて出来なかったから別の人が代理をしていたらしい。誰がやっていたのかは私も知らされてないけど。

ダークムーンやBOX-Rへの出演で、顔が其なりに売れてきた私に直接オファーが来ることが多くなってきているのは嬉しいんだけど…そのせいで中々ドラマへのレギュラー出演が出来ないのが少し残念でならない。

隙を見ては、色んなドラマや映画のオーディションを受けに行ってはいるんだけど…その度に、マネージャーの社さんやタレント部の主任である椹さんに社長までもが、勝手にオーディションに応募するな!と注意を受ける始末。
何で、オーディションに応募しちゃいけないんだろ?
やっぱり『泥中の蓮』のオーディションの帰りに危ない目に会ったからなのかな?

私は、ラブミー部の部室でブツブツ言ってテーブルに顔をぶっ潰していたら…誰かがノックをしてきたけど、開ける気力もなかったので無視していたら扉が開いた音がして誰かが入ってきた気配がした。

「モー子さん…?」

「琴南さんじゃないよ。最上さん。」
ん?この声は…。私は、その声にガバッと顔を上げたらそこにはキラキラ紳士顔の敦賀さんが降臨なさっていた。

「つつつつ敦賀さん!?スミマセン!ノックしてたのに開けなくて!」

「いや全然気にしてないから。それよりもどうしたの?何か落ち込んでるみたいだね。」

敦賀さんは、少し屈んで私の顔に近付けてきた。
ちょっと顔近い~~~😳💦

「あ、あの敦賀さん。立ってないでどうぞ座ってください。」

私は立ち上がり、隣の椅子を引き出して座るように言ったんだけど…。

「うん。そうするよ、こっちおいで。」

そう言うと私の身体がフワリと浮き上がった。
はい?敦賀さん、何で私を抱き上げるんですか?
あのそちらは、最近部室に新しく備えられた少し長い大きめのソファーなんですが…。
ニコニコと神々スマイルを私に見せて、そちらに移動して座り、私は横抱きのまま敦賀さんの太ももの上に乗せられた。

「で。何落ち込んでたの?俺に話してごらん。」

「あの…えっと…その実はですね…。」
私は、恥ずかしかったけど、敦賀さんに抱き抱えられたままオーディションの件で悩んでいる事を全て話した。

「そっかそれで悩んでたんだ。まぁ確かに皆、注意するよな。」

はぁっ😞💨と敦賀さんまでため息を出して話してきた。皆、私がオーディションに応募しようとするとため息混じりに注意してきたのよね何故か。

「え?何でですか!?どうしてオーディションに応募しちゃいけないんですか!私は他にも色んな役を演じてみたくて演技の勉強がしたくてオーディションを受けようとしてるんですよ!なのに何で皆、注意するんですか!?」

プンスカと怒りながら、私は自分の全うな意見を述べた。

「あの最上さん。そう言う問題じゃないんだよ。実はね、泥中の蓮のオーディションの時に起きた事件のせいで、いま業界では、オーディションの在り方についてかなり慎重になってるんだ。」

「え?紅葉役の時の事件の事ですか?」

「そう。あの時の事件がキッカケでね。俺だって後で最上さんが怪我をして病院へ運ばれたって聞いた時。気が気じゃなかったんだよ。本当にビックリしてすぐに病院へ駆けつけたかったくらい心配だったんだ。」

そう言うと、敦賀さんは私をさらに抱きしめて私の顔を胸元に押し付けてきた。
あ…この匂い。何でだろ敦賀さんの腕の中って気持ちいい感じになってきて、不思議と落ち着くのよね。

「敦賀さん。心配してくれてありがとうございます。」

本当に何度、敦賀セラピーにお世話になってるんだろうか?私って敦賀さんに甘えてないかな?

「でも、不躾な理由かもしれないけど。そのお陰で社さんが俺と最上さんの兼任マネージャーになったことは嬉しい限りだけどね。何かと一緒にいる理由が出来るから。」

はい?私はともかく敦賀さんが何で、社さんが兼任マネージャーになったこと嬉しがってるんだろうか?
そもそも、敦賀さんが好きな人って森住さんだと思ってたけど違うらしい事が後で分かったのよね。

一体、敦賀さんの好きな4歳年下の女の子って誰なんだろ…?

→ 2へと続く。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さてさて、これからどうなって2人は両思いになるのでしょうか?
実は、両思いになる前にちょっとしたハプニングで蓮の素性バレがキョーコの前で起きますので、お楽しみ下さいませ。