2022年私的ヅカデミー賞~発表編~ | たからづかを愛していた▪タカラヅカを愛している▪宝塚を愛していく…多分

たからづかを愛していた▪タカラヅカを愛している▪宝塚を愛していく…多分

恐らく、殆ど大部分宝塚の話になると思います^_^;
ごく稀に日常とか…

…では、よござんすか?よござんすね?



独断・偏見・主観・私見バリバリ!


拙ブログプレゼンツ、2022年ヅカデミー賞発表致します!




最優秀助演娘役賞


Winner is…


♪♪♪紫りら♪♪♪


3拍子揃った方ですが、正直、紫嬢は「ヒロイン」として教育受けてきた方ではありません。

ヒロインタイプ・音波みのり女史の急遽代役で、短期間稽古でヒロイン系悪女を演じることになったのは大変だったと思います。

実際、ヒロインな感じは薄かったとは思うけど、質を下げない舞台姿は素晴らしかった。

歌声と押し出し感が素晴らしかった留依蒔世女史、初演とはまた違った役作りが印象的な音くり寿女史も捨てがたいけど、「集中力の凄さ・頑張り」を讃えたくて、紫嬢受賞になりました(*´-`)





最優秀助演男役賞


Winner is…


♪♪♪留依蒔世♪♪♪


ノミネート選考に悩む=受賞選考に悩む…ということです。

助演男役、本当に悩みました!辛かった(泣笑)

アホボンと運命を掴みにいく貧しい少年の演じ分けが見事な朝美絢嬢や、ユーモラスなのに、凄みをみせたマイヤーの輝月ゆうま嬢を振り払って、留依女史受賞です。

今年は留依女史イヤーでした。芝居でもショーでも、男役やっても女役やっても、大活躍!

カルト…のチャポ、ハイローのリン、どちらもワルなんですが、方や経済ヤクザ系、方や狭いシマで凌ぎ削る新興ヤクザ系…とワルの使い分けが絶妙でした。

押し出し抜群ながら、かといって主演を喰いすぎず…というバランス感覚も良かった。

…ますます、留依嬢がいない宙組と宝塚が悲しくなります。餞受賞とさせて頂きます…



最優秀主演娘役賞


Winner is…


♪♪♪朝月希和♪♪♪


自分でも、意外なチョイス(^_^;)

私は、クラシカルな役の朝月女史の方が好きだし、アクティブ型の「シティーハンター」の香は、あんまり似合ってないかなぁ…と思ったり…

でも、擦れっ枯らしなお銀の「大人女子の純情さ」の表現は、巧みだったと思います。

学年浅い娘役だと、なかなか出せない表現だったんじゃないかな?キャリア重ねたからこそ、出せた表現かもしれません。

次点は、ルスダンの舞空瞳嬢…前半芝居がもう少し練れていたなら、受賞の可能性も…でした。






最優秀主演男役賞


Winner is…


♪♪♪月城かなと♪♪♪



私は、ギャツビーはムラ版しか見ることが叶わず、しかも生では1回のみ…

その生観劇が、コロナ明け初日と重なったので、熟成が乏しい中での公演でしたが、そんな状況でもクオリティ高い舞台姿を見せてくれた。

それも高評価ですが、ロマンス劇場の健司くんがまた良くて…なんてったって、病床の健司くんの芝居ですよ!見返す度に、泣くわ( ノД`)…

あれ生で見た時点で、ここの受賞半分近く、手にしていたようなものでした(笑)

ディミトリという当り役を得た礼真琴嬢や、ネバセイの真風涼帆嬢も食い込んだけど、「泣かないで…」(健司くん)や「…ああ、俺だ!」(ギャツビー)の表現力が忘れられず、受賞に相成りました。



最優秀演出家賞


Winner is…


♪♪♪栗田優香♪♪♪


将来への期待も込めて、選びました。


デビュー作品「夢千鳥」の評価が高く、私も大型新人が出てきたか?と思いました。


とはいえ、デビュー作は助手として修行中に、構想を長く温めて…(その分、練る時間を持てる)だろうし、まぐれな所もあるかも?もう少し様子見てみても…と思っていましたが…


「夢千鳥」がまぐれでもなんでもなく、しっかり構想を練って、具現化出来る能力ある方だということを「カルト・ワイン」で実感…劇団の未来は暗くない(  ̄▽ ̄)


劇団は若い才能をあたら食い潰さず、ファンもせっかちにくるくる手の平返さず、長い目で見守っていかないとなぁ…と改めて思いました。私も自戒込めて。


芝居での大劇場デビューじゃなかったけど、、楽しみにしてます!


今回は栗田女史の受賞となりましたが、小柳女史が次に続く感じかな?女性演出家も、ますます勢い増してますね(。-∀-)



最優秀作品賞


Winner is…


♪♪♪カルト・ワイン♪♪♪


演出家賞の時点で、お分かりですね(笑)


私が思う「良作」の条件の1つに、初見で「次どうなる?どうなる?」と話の展開にワクワク出来ること、があるのですが…


カルト・ワインの脚本は、正に最初からずっとワクワクしっぱなしだった。このワクワク感、龍の宮以来かな?


そこからの、ラストに向けての鮮やかさ、後味の良さも見事だった上に、演出も巧みでした。


河越えシーンの視覚的効果の高さ、今だに思い返します(*´-`)


後は、当て書きがきちんと出来ていた。そこも勿論、大きい。


…コロナのせいで、しっかりした映像が残らなかったのが心底悔やまれます。


生で見ることが出来た幸運な観客の1人として、いつまでも語り継ごうと思ったし、ここでの受賞もその一環です。


生で見てなかったら、ロマンス劇場と蒼穹、ディミトリの三つ巴の末、ロマンス劇場受賞だったなぁ…でした。



後、ここは特別賞とかは設けていないのですが、今回「永遠物語」と榛名由梨女史に特別賞を捧げたいと思います。


今だに、「♪変わらんもんは~♪」と口ずさむ程、忘れ難い舞台でした(  ̄ー ̄)




受賞された皆様、おめでとうございます!


賞金やトロフィー等はありませんが(苦笑)、 末端ファンの賛辞と受け止めて下さい(。-∀-)


残念ながら受賞逃した方々も、来年またノミネートに選ばれるような作品や役に恵まれることを願っています。



今回、作品賞、演出家賞は割とすんなり決めれた。


某宝塚大賞は蒼穹…だったみたいですが、それはそれで全然アリです。


直近の騒ぎは全く関係なく、私的に響いたかどうか?を熟考した末の上記の数々です。


蒼穹…が、最も響いていたなら、迷わず最優秀賞に選んでいたでしょう。演出家賞も同様です。

(因みに、朝月女史の受賞は、同情票でも何でもありません)



主演助演賞は、どれもかなり頭悩ませました…



良く言えば、どの方も甲乙つけがたかった、悪く言えば、どの方も突き抜けてはいなかった。


これは、演者さん方の問題だけじゃなくて、スタッフの演出力や、役の人物書き込み力の不足もあるのかな…と考えたりしました(*_*;



来年の作品群はどうなるでしょうか?来年は、あまり迷わないことを願いたい(笑)



では、ヅカベリー賞の方に参りますよ…これもしっかり選びます(苦笑)