ラブライブ!スーパースター!!〜WE WILL!!〜 | YD(やりたいことしかできない病)ヒーローが往く!!オリジナルストーリー、アニメ、ホビー、ラブライブ!見聞録

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第36話

「背中を押す理由"ワケ"(私を叶える物語)」


千砂都
「かのんちゃんは世界に歌を響かせるんでしょう?小さい頃からの夢だったよね?今こそ、夢を叶えるチャンスなんだよ?」

かのん
「………………。」

千砂都
「私は、夢を叶えてほしい、かのんちゃんにしか叶えられない夢を!」


きな子
「そう思うのはきな子も同じッス!」

メイ
「でもさ、今じゃないとダメなのかな?」

「………………」

千砂都
「留学を断って、この話が無くなっちゃったら…………………?」

かのん
「しょうがないよ、その時はその時。」

千砂都
「みんなもそれでいいの!?もし、そうなったら、私達がかのんちゃんの夢を叶えるチャンスを奪ったんじゃないかって、みんな後悔するんじゃない?」

かのん
「でも、決めたのは私!私はこの学校に…………」

千砂都
「世界に歌を響かせるんでしょう!?」

かのん
「!?」

千砂都
「今しかないチャンスなんだよ…………?」

タケル
「………もうよせ、ここで話をほじくり返すな。」

agくん
「タケルさん!?」

千砂都
「マネージャー………どうして邪魔するの!?」

タケル
「邪魔?どうかな?俺は二人に枷をかけさせてもらう。」

かのん
「タケル………?」

タケル
「かのん、理事長には留学の件は、まだ保留にするよう言っておく、俺も千砂都に言われるまで迷ってた、留学させるべきか否か、今一度、よく考える事や。」

タケル→千砂都に壁ドン
「千砂都、こうなることを承知で言ったんだ、かのんの決意に揺らぎを与えた以上、責任は重大だぞ?わかってるな?万が一、決勝に支障が出たと判断したら、それ、相応の処遇があるのは覚悟しておくように、今日は練習中止にする、各員、解散!」

ニ乃
「タケル、あんた、あんな言い方……」

タケル
「ああでも言わないとな…………悪いオジサンになったわつくづくさ、けどあのままだと、二人の絆が真っ二つになってしまう、今は時間がないのはわかるが、考えるべきやろ、頭を冷やしてな。」

ライトハロー
「葛葉さん…………」

そして

可可
「かのんの事が大好きナノデスヨ〜………千砂都はかのんの事をずっと第一に考えてマシタから。」

すみれ
「幼なじみだものね………子供の頃からの夢にチャレンジできる………すごいわね、かのんって、灯台戦争で金色の詩姫(ディーバ·マリーゴールド)として名を馳せて…………だからこそ、私達が原因でこの留学の話がなくなるのは嫌、かのんがいくら、この学校に居たいと思ったとしてもね……………。」

可可
「じゃあ……すみれも留学に賛成?」

すみれ
「どうだろ……?居てほしいし、居てほしくない……」

可可
「ナンです、それ?」

すみれ
「相変わらず、鈍感ね。」

一方↓

「千砂都さん。」

千砂都
「!恋ちゃん!?びっくり!どうしたの?」

「遅くまで自主練されてるのですね。」

千砂都
「今日はバイトもないし、じっとしていると逆にモヤモヤしちゃって…………余計な事言っちゃかな……なんて、マネージャーからもお灸据えられたし………」

「とんでもないです、千砂都さんの言葉は、みんなに響いていました、かのんさんとお別れになるのはまだ、実感が湧きませんが…………。」

千砂都
「私も、かのんちゃんがいない毎日なんて想像できないよ……だから、タケルさんもわざわざ悪者演じてまで、私達にお節介焼いてくれるんだもん。」

「羨ましいです、私は、この学校に入るまで、深い絆を感じるような友人は一人も居ませんでした、みんな、何処か私を別世界の人のように見ていて、だから、大好きな人にはっきりとぶつかっていける千砂都さんを私は尊敬します。」

千砂都
「恋ちゃん……ありがと!私は恋ちゃんのこと、親友だと思ってるよ。」

「私もです。」

所変わって↓

きな子
「はぁ………」

夏美
「どうなりましたがね………先輩達は。」

メイ
「私らがどうこう言える話じゃないだろ?」

夏美
「それはわかっていますの、でも………。」

四季
「気にはなる………」

きな子
「Liella!の今後がかかってるんッスし。」

メイ
「かのん先輩がもし本当に留学したら…………Liella!はどうなるんだ?」

きな子
「!それは………!?ラブライブ!の決勝に9人で出場して、もし、優勝できたら………晴れてかのん先輩はウィーンへ。」

四季
「8人のLiella!…………」

夏美
「休憩時間終了!今、私達に出来ることは、練習ですの!」

きな子
「夏美ちゃん………」

メイ
「そうだな!今は先輩達に喰らいついて、優勝を目指さないと。」

四季
「じゃあ、ランニング、もう一セット。」

かのんは
かのんママ
「おかえり、どうしたの?落ち込んでるわよ?」

かのん
「そんな事ないよ!……………ほら……ッ!たこ焼き買ってきた……」

かのんママ
「かのん、よく聞いて、あなたが留学を断った事、お母さんは反対してない、だって心配だし寂しくなるもの。」

かのん
「…………」

かのんママ
「でもね、ちーちゃんが言いたい事はもうわかっているから悩んでるんでしょ?」

ありあ
「世界に歌を響かせる。」

かのんママ
「あなたにこの話が来たのは、誰にでもくるものじゃない、お母さんなら喜んで行っちゃうかな〜?」

かのん
「それはお母さんが能天気だから………」

かのんママ
「お母さんはかのんがどの道を選んでも応援する、だから後悔だけはしないようにね、葛葉さんも考え直しなさいって言ったのもその為だろうから。」

かのん
「!マルガレーテちゃん?」

マルガレーテ
「ちょっと、お時間良いでしょうか?」

To be Continue…………

第37話
「迷いは晴れて(私を叶える物語)」
へつづく!