第35話
「気になるあの話題(夢)」
理事長室を後にしたLiella!メンバー
かのん
「マルガレーテちゃん、この音楽学校に入ろうとしてて。」
すみれ
「何て書いてあるの?」
可可
「ウィーン国立音楽学校。」
すみれ
「エリートじゃない。」
かのん
「そうなんだ、そしたら、理事長先生が資料持ってるって言うから………あ。」
きな子
「どうしたんッスか?」
かのん
「ううん、何でもないよ、さ、練習はじめよう!」
すみれ
「かのんがずっとこの件について調べてたの千砂都は知ってたの?」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/10/85/j/o1080060815189893021.jpg?caw=800)
千砂都
「うん、ずっと気にしてる感じだけど…………」
かのんの実家
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/0d/a6/j/o1080061515189893025.jpg?caw=800)
かのん
「専門的な指導の元、卒業生はそれぞれ希望した、音楽の仕事に就き、第一線で、世界的な音楽活動を続けています………」
響
(どう?貴女の世界に自身の歌を響かせるの夢のお手伝いができると思うの。)
かのん
「……………」
響
(外が騒がしいけど?何かいる?)
窓を開けると↓
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/07/6b/j/o1080066415189893028.jpg?caw=800)
四季
「かのん先輩に見つかった。」
かのん
「みんな。」
千砂都
「かのんちゃん。」
きな子
「留学するって本当ですか?」
かのん
「え……」
恋
「噂になっているのです。」
メイ
「ラブライブが終わったら、ウィーンに留学するって。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/1b/94/j/o1080057815189893034.jpg?caw=800)
崩れた
タケル
「………って、何やってんだよ、揃いも揃って。」
agくん
「仕方ないですよ、噂が広がり出しましたからね。」
ニ乃
「もう、隠しようがないわよね、流石に。」
ライトハロー
「だ、大丈夫ですか、皆さん。」
かのん
「心配して、来てくれたんだね、ありがとう。」
きな子
「かのん先輩。」
かのん
「心配しないで、行かないよ。」
可可
「えっ。」
メイ
「それってつまり。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/da/89/j/o1080062215189893039.jpg?caw=800)
かのん
「うん、話があったのは本当、でも、留学はしない、結ヵ丘に入って、スクールアイドルになって、歌が大好きって、また言えるようになった、だから、この学校にずっと居たい、もっと沢山歌って3年間スクールアイドルとしてがんばって、この学校のみんなと一緒にもっと、Happyな気持ちになりたい。」
恋
「かのんさん。」
かのん
「あのね、東京大会ステージで、みんなで喜べた時、思ったんだ………私が選んできた道はなんにも間違ってなかった、この喜びを重ねていく事が、私の目標の一つなんだって。」
すみれ
「……………どうやら、意志は固そうね。」
きな子
「じゃあ……このまま残るんッスね?」
メイ
「来年も。」
四季
「卒業まで。」
夏美
「このまま居るんですのね?」
かのん
「もちろん!」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/ae/38/j/o1080058715189893044.jpg?caw=800)
一年生メンバー
「「「「良かった〜………………」」」」
かのん
「そんなに心配だったの?」
きな子
「当たり前ッスよ〜!!」
夏美
「かのん先輩が居なくなったら、残りの先輩、今一つ、信頼感が薄いんですの…………」
すみれ
「何か言った?」
千砂都→物陰からこちらを伺う、マルガレーテを発見
「私、飲み物買ってくるね………」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/63/c6/j/o1080081015189893055.jpg?caw=800)
千砂都
「待って〜っ!」
マルガレーテ
「!?」
→あっという間に追いつかれた
マルガレーテ
「何よ!こっちは話なんてない!答えは聞いた!」
千砂都
「答え?」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/d6/de/j/o1080081015189893060.jpg?caw=800)
マルガレーテ
「かのんよ!!留学はしない!ここに残るんでしょう!?」
千砂都
「どうして、留学の事を………?」
マルガレーテ
「貴女には関係ない!」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/b9/7b/j/o1080081015189893063.jpg?caw=800)
千砂都
「教えてくれるまで離さない!」
マルガレーテ
「何で………!?」
千砂都
「教えて!」
マルガレーテ
「…………今日、家族から連絡があったの、かのんがウィーンに留学するなら、私も一緒に戻ってきて良い、かのんの元で歌を学びなさいって…………。」
千砂都
「かのんちゃんの元で………?」
マルガレーテ
「かのんに連れられて戻るのは癪だけど、それで学校に入れるのなら………それでも………」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/35/12/j/o1080081015189893065.jpg?caw=800)
千砂都
「かのんちゃん、そんなに評価されてるんだ……」
マルガレーテ
「離して!言っておくけど、私の考えは変わらない!かのんがダメなら、自分の力で叶えてみせる!」
翌日
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/d4/6e/j/o1080081015189893066.jpg?caw=800)
理事長
「後悔しない?」
かのん
「はい、やっぱりピンと来なくて。」
かのんは留学を断った。
かのん
「せっかくのお話だと言うのはわかるんですけど。」
理事長
「決めるのは、貴女よ。」
かのん
「はい。」
理事長
「葛葉くん、貴男、何かした?」
タケル
「言い方!何もしてないよ、うちの家内は残念がってたがな。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/1d/22/j/o1080081015189893070.jpg?caw=800)
そして
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221017/21/198801323/2d/23/j/o1080081015189893073.jpg?caw=800)
千砂都から
千砂都
「私、かのんちゃんに留学してほしい。」
かのん
「えっ!?」
あまりにも唐突な申し出だった。
To be Continue………………
第36話
「背中を押す理由"ワケ”(私を叶える物語)」
につづく!
いよいよ物語は最終章へ、お楽しみに!