第37話
「迷いは晴れて(私を叶える物語)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221019/21/198801323/bd/89/j/o1080081015190765007.jpg?caw=800)
マルガレーテ
「………美味しい………」
かのん
「よかった。」
マルガレーテ
「なんで喫茶店なのに、たこ焼き?」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221019/21/198801323/79/a7/j/o1080081015190765010.jpg?caw=800)
かのん
「さっきちーちゃんのお店の近く通ったから。」
マルガレーテ
「ちー?……あぁ………あの娘(千砂都)に留学の詳しい話したの、私よ………貴女が留学すれば、私もついて戻れるの家族からは、"かのんの元で歌を学びなさい"って言われていてね……………。」
かのん
「そんな事に………。」
マルガレーテ
「"それだけ評価されてるだ、凄いな〜"って、あの娘言ってた。」
かのん
「やっぱり、自分の話じゃないみたい。」
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マルガレーテ
「貴女に来た話よ。」
かのん
「え?」
マルガレーテ
「貴女だけに来た話よ、あのマネージャーの奥さん(響)も関係しているみたいだけど………………私は自分一人の力だけでウィーンに戻ってみせる、私ってば口先ばっかり!……………貴女に連れられて戻るのは正直嫌だけど、自分の夢のためだから、どんな方法でも、条件でも、私は構わない。」
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かのん
「私にとって、Liella!や学校の事が、自分の夢くらい大切な存在だと、私、結ヶ丘に入学してなければ、歌を辞めていたと思う………大切な場所と仲間を失ってしまうのは、正直、怖いんだ。」
マルガレーテ
「贅沢な悩みね。」
かのん
「………ごめん。」
マルガレーテ
「それなら、留学しても恩返しはできる、寧ろ留学した方が、貴女の学校の力になるわ。」
かのん
「え?」
マルガレーテ
「言ったでしょう、ウィーン国立音楽学校は、世界的に有名なの、貴女が留学すれば、必ず学校も注目される、世界中から結ヶ丘に入学する生徒も集まるかもしれないって、勘違いしないでね、私はウィーンに戻れたらそれで良いの、でも、飛び込んでみたら?とても大切なことよ。」
店の外には
マルガレーテ
「葛葉タケル………まさか、聞いてたの?」
タケル
「マルガレーテ、"悪巧みのお誘い"だちょっと面貸しな。」
マルガレーテ
「悪巧み?何を?」
一方、それをしるよしもないかのんは
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221019/21/198801323/d5/0c/j/o1080063715190765017.jpg?caw=800)
千砂都から呼び出され、部室へ
そこには何時ものメンバーが。
すみれ
「遅いわよ。」
きな子
「かのん先輩に会いたくて来ちゃったッス!」
千砂都
「わがまま言ってごめんね、かのんちゃんが考えて出した答え、もう一度確かめたくて。」
かのん
「ううん、見透かされてるなって、留学しないって決めた筈なんだけど。」
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千砂都
「私、やっぱり、かのんちゃんに留学してほしい。」
かのん
「ちーちゃん。」
千砂都
「かのんちゃんはみんなを元気にできる、みんなに勇気を与えられる、Liella!で一番のスーパースター、灯台戦争では灯台守のサムライを支えた金色の詩姫(ディーバ·マリーゴールド)、それって才能だと思う!」
かのん
「………」
千砂都
「だから、その声をもっと遠くまで、ダークブルーの宇宙の境界線より遠くまで響かせてほしい!」
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かのん
「私、ここに来る前に、決めてきたんだ、私、留学しようと思う、留学して結ヶ丘の代表として、この学校がもっと有名になるように、そして、自分自身がもっと成長出来るように、挑戦してみる!だからみんなとは………」
すみれ
「かのんが居たからここまでがんばってこられた。」
恋
「私もです。」
可可
「もちろん可可もデス!」
きな子
「きな子も。」
メイ
「私も!」
四季
「Me too!」
夏美
「悔しいけど、私もですの。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221019/21/198801323/8b/12/j/o1080060715190765029.jpg?caw=800)
ラブライブ優勝へむけて、かのんの夢へ向かってLiella!のメンバーは走り出した
To be Continue…………
第38話
「いざ、高みへ!(私を叶える物語)」
につづく!