第9話
「ファーストコンタクト!?(優勝候補)」
かくして代々木スクールアイドルフェスに出場した(厳密には招待された)Liella!の結果は!?
この少女の登場により、均衡が破られてしまう
Liella!二年連続の新人特別賞受賞となる。
すみれがらしくもなく励ますも
それぞれ後味の悪いまま、帰路につく
かのん
「あ、タケルさんから共有されてきた。」
彼女の名前はウィーン・マルガレーテ
まだ中学三年生ながら、その実力を認められて参加していた。
かのん
「中学生に負けたのかぁ…………」
かのん
「貴女!?」
マルガレーテ
「ラブライブって凄い大会と聞いていたけど、貴女達が優勝候補ってことは…………そこまで、大した大会じゃないわね。」
かのん
「…………」
マルガレーテ
「これなら、問題なく勝てそう。」
かのん
「違うよ、ラブライブは凄い大会だよ、私達は優勝候補なんかじゃない、たまたま優勝した人達に褒められただけで、結果は何も残せてない。」
マルガレーテ
「じゃあ、ここにきたのは無駄足だったわけね。」
かのん
「…………」
マルガレーテ
「少なくとも、貴女には才能があった……歌の才能はね?」
(☆ちょっと寄り道)
タケル
「………やれやれ、王者の余裕ってか?過信は足元をすくうぞ?ウィーン・マルガレーテ。」
マルガレーテ
「貴方はLiella!の。」
かのん
「タケルさん!?いつの間に!?」
タケル
「オイ、ルーキー………ラブライブは遊びじゃねぇ、レベルの低い大会やお遊びだとタカをくくってんなら他を当たりな?お前の才能は確かに認めよう、百歩譲ってな?」
マルガレーテ
「!?貴方、単なる肩書きだけのマネージャーのクセに!」
タケル
「……だからどうした?でもお前さんは美雲に選ばれなかったろ?」
マルガレーテ
「それは……。」
タケル
「お前さんの歌、ダンス、どれをとっても一級品だだがな………」
マルガレーテ
「………」
タケル
「"お前さんには、それ以上の天才的なひらめきが足りない"」
かのん
(タケルさんが珍しく怒ってる!?)
マルガレーテ
「……だから私は漏れた訳?」
タケル
「"個の力に頼っているようじゃ、お前に先も後もない"………失せな、挑発も大概にしておけ……ウィーン・マルガレーテ。」
マルガレーテ
「っ!」
→立ち去る
かのん
「タケルさん?」
タケル
「確かにLiella!はただSunny Passionのお墨付きをもらっただけで肩書きだけの優勝候補や……だが、それがどうした?なら実力で証明しな、かのん。」
タケル
「少なくとも、お前さんは一人じゃない、スクールアイドル愛に溢れる可可、ダンスの才能はピカイチの千砂都、芸能の仕事の経験豊富なすみれ、ある意味英才教育を受けた恋、そして、抜群の歌唱力のお前さん、未知数な きな子、お前さんにないもんはみんながしっかりカバーしてくれる、今、自分にできる事を全力でやりきれ、かのん、一緒に戦場を飛び回った仲だし、俺らは付き合うぜ、な、二人とも。」
二乃
「やっぱりバレてたか。」
agくん
「そうですね、あんな露骨な挑発やられちゃあね。」
To be continue………………
第10話
「今、Liella!にできる事(優勝候補)」につづく!