モラトリアムな日々 -9ページ目

モラトリアムな日々

隙あらば壁に張りつき、酒あらば飲んでしまう。そんな日常です。

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スーパーや肉屋でたま~に見かける牛すじ。

いつも売っているわけではないので、見つけるとつい買ってしまう。

値段も安いし美味しいし、何よりこのお宝発見感が僕は好きだ。

しかし調理が少々面倒くさいのが難点・・・・・・・・。


鍋に水と酒と牛すじをいれ、強火にして沸かす。

浮いてきたアクを取ったら、一度ザルにあけ、流水でよく洗ってやる。

適度な大きさに切ったら、再び酒と水の中に入れ、柔かくなるまで強

火で煮る。

好みの柔かさになったら一応牛すじとしては完成だ。生醤油につけ

てそのまま食べてもかなりいける。


今回は中華風味噌煮込みにした。

鍋に水、酒、牛すじ、人参、大根、ガラスープ、ほんだし、おろし生姜

少々を入れ、強火で沸かす。浮いてきたアクを取ったら火を弱め、味

噌、テンメン醤、豆板醤、砂糖少々、オイスターソース少々を入れ(つ

まり家にあった調味料ぶち込んだわけですね・・・・)、弱火で煮込む。

味は随時見て、色々入れていけばよい(笑)。僕はどうもコクが足りな

い気がして、結局これだけの調味料を使ったわけですが・・・・。

仕上げに刻んだ長ねぎ、ごま油をパラパラっとかけて完成!!



お味は・・・・・・美味いっ!!

とってもビールがすすむ味!!やっぱり牛すじに味噌は合うなぁ・・・。

色々入れた甲斐もあり、コクもばっちり。噛み応えがありつつもプルプ

ルとした食感と、旨味の凝縮された濃厚な味わいの牛すじ肉は絶品。

手間ヒマかけた甲斐があったというものだ。


牛すじは、お好み焼きに入れたりしても楽しめる。

スーパーや肉屋で見かけたら一度試してみてはいかがだろうか?

前回の「激安居酒屋」に次ぐ、第二弾である。

僕が気に入っていた池袋西口の「激安居酒屋」は、ようやく価格設定

がおかしいという事に気づいたのか、アサヒスーパードライ中瓶を28

0円から380円に上げやがった。


僕はそのぶっ飛んだ価格に「愛」すら感じ、一緒に心中してもいい位

に惚れ込んでいたから、正直ガッカリした。都会では、どこの店もいか

に客から金を巻き上げるかに苦心しているのに、この店はそういう競

争から降りた、少しずれた感じの、ホンワカした雰囲気を漂わせてい

て、僕はこの店で飲んでいるとプカ~っとした安心感に浸れたのだ。



前置きが長くなった。



     KGK


このたび僕が見つけた居酒屋は、そうした喪失感を払拭させ、さらに

お釣りが来るほどに「いい」居酒屋である。

場所は池袋北口、その名を「でかんしょ」という。外見は狭そうな立飲

み屋だが、中に入ってみると意外なまでに広い。

カウンターと、テーブルがいくつか置いてあり、皆思い思いの場所で

酒を飲んでいる。メニューは、飲み物

・生ビール300円(おそらく発泡酒)

・サワー150円

・梅サワー200円

・日本酒250円~。

・電気ブラン300円。

その他多数。つまみは

コロッケ100円。

ほうれん草お浸し150円。

串焼き100円~。

山芋千切り150円。

里芋揚げ150円。

茄子揚げ150円。

たこ焼き250円。

ポテトサラダ150円。

その他多数。


値段はどれも良心的で、味も量も文句なし。

特に僕はツマミの質の高さをアピールしたい。里芋揚げというツマミは

一度茹でて皮をむき、酒やしょう油で煮たものに衣を付けて揚げるとい

う手間のかかりよう。ホックリねっとりとし、とても上品な味わいである。

これが150円で食べられるのだから素晴らしい。他のツマミにもそれぞ

れ工夫があるのだろう。大型チェーン店のような冷凍ものとは違い、手

作りの旨さが堪能できるのだ。


そしてこの店は支払いシステムも面白い。立飲み屋は商品と引き換え

にその場で金を払うのが普通だが、「でかんしょ」では金券を払うのだ。

1000円出すと、50円券が11枚つづりになったチケットを2枚もらえる

(つまり100円お得という事)。客はこのチケットをぺりぺりと剥がし、店

員さんに渡す。なんだか学童クラブみたいで愉快だ。

酒を飲むときというのは、出来るだけ現実的なものは遠くに置いて楽しく

やりたいから、いちいち「金」を払うという行為を避けられるこのシステム

はよく出来たものだと思う。100円お得というさじ加減も素晴らしい。


なにより、こういう店では店員さんとのやり取りが楽しいものだ(おめえい

くつだよ)。注文を取りに来た時のちょっとした会話、それは酔い心地をさ

らにいい物にしてくれるものである。

この店にはそうした「粋」な店員さんがいる。客の注文を手際よく捌いて

いくハキハキした店員さんもまた、いい居酒屋の大事な要素の一つだ。


おめえほんとにいくつだよ。

テレビ東京の「田舎に泊まろう」に「元オフコースの鈴木康博さん」

(こう紹介されていた)が出ていた。


初めて見た。オフコース以外のヤスさんなんて。


なんか、フツーのおっさんだったなぁ・・・・・・・。


そりゃあもう50代半ばだしねぇ・・・。


小田さんだってパッとテレビに映ったらおじちゃんだもんな。


しかしヤスさんの認知されなさぶりは、案の定だけど気の毒なものが

あった。「元オフコースの」ってのがねぇ・・・・。一応ソロで20年以上

やってるはずなのに・・・・・・。

番組中に流れる歌もオフコースのメジャーな曲ばっかり(ということは

当然小田和正の作品)。お世話になった家族と分かれる時に「さよな

ら」使うのは、状況と合ってないし、安直過ぎるんじゃないですか?テ

レビ東京さん?(あれは恋人との哀しい別れを歌ったんだから)



まあ細かい事は置いといて、元気そうにやってるヤスさんの姿を見て

安心してしまった。この調子で他の3人も出てこないかな。

・登山と自転車旅

僕は山歩きだけの登山なら(クライミング、沢登りなし)2週間の長期

合宿を3回こなした程だから、そこそこの経験者である。今回の自転

車旅でも登山のノウハウがだいぶ役に立った。

まず朝起きるのが3時半頃というのが登山の考え方。日の出前に出

発し、昼前には目的地する。

テントの立て方、荷物のパッキング、米の炊き方も登山のまんま使え

る。


自転車旅の方がいい点について。

・毎日温泉に入れる

・洗濯できる

・いたるところにコンビニがあるので補充がしやすい

・荷物を背負わないでいいから肩が凝らないし背中が汚れない

・下りはほっといても進むから超楽

・人との出会いが桁外れに多い


総合的に見て、僕は自転車旅のほうが楽しいと思った。

登山はストイック過ぎると感じたのだ。疲れも汚れも溜まる一方だし、

食料は減る一方。それが普通だと思っていたが、要所要所でリフレッ

シュ出来る自転車旅を体験すると、旅としてはこちらの方が優れてい

るように思えた。


・ラッキーピエロ

函館には「ラッキーピエロ」というファーストフードチェーンがある。

噂には聞いていたので、一度入ってみた。



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一番人気のチャイニーズチキンバーガーとフライドポテトを注文。

確かに美味い!!注文してから作るので、熱々を楽しめる。チャイニ

ーズチキンバーガーは唐揚げを甘辛いタレに絡め、レタスとマヨネー

ズと共にパンに挟んだ物。こんな味は初めてだった。


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他にもカレーやら何やらいろいろ売っている。巨大バーガーなど、遊

び心も満載。関東にも進出しないかな。


・野望

北海道に行ったから、次は九州を目指したい。ゆくゆくは日本一周も

・・・・・。


・旅で出会った人々

その場の出会いだけでなく、今もお付き合いが続いている人が数人

いる。旅冥利に尽きる。考えようによっては、旅はまだ終っていないの

かも・・・・・・・・。



以上で自転車旅の話は終わりです。


そろそろ書きたいこともなくなってきた。


・旅モード

旅モードの僕は、好奇心旺盛で、タフで、怖いもの知らずであった。

おまけに人見知りもしない。普段の僕からすれば、これは全く別人格

と言えるほどの変わりようである。

困難な状況に立たされれば、人はそれを打開すべく自分のほうから

アプローチをかけていく。変わっていったのはその結果だろう。これは

、何も頑張ってそうしたとか、無理矢理に変えていった、ということでな

く旅を続けていくうちに自然と獲得していったものであった。

普通に旅行会社のツアーや友達同士の旅行では、こうはならないだ

ろう。自転車旅は、基本的に困難の上に成り立っている。疲れ、汚れ、

危険、天候不良、空腹、野宿等。

快適な移動やきれいなベッド、おいしい食事を得られない代わりに、自

転車旅では多くの素晴らしい「困難」を手に入れられる(もちろんその

他に素晴らしいものも沢山)。

そんなものなくても変われるよ、という人はいいのだろうが、僕にとって

はとても貴重なものであった。




・ストレンジャーとしての私

旅を続けていて、違和感を覚えた事があった。

温泉に入り、スポーツパンツ、バンダナ、速乾Tシャツという格好から、ジ

ーンズに普通のポロシャツという格好に変え町に出る。すると、道行く人

も、スーパーの店員も、コンビニの店員も、誰もこちらを見てこない。

普通に地元の人だと思われているようなのだ。それまでは好奇の眼差し

を浴びていたのに・・・・・・。

地元に溶け込んでいる感は、普通の旅行をしている時ならあるいは心地

のいいものなのかもしれない。しかし、自転車旅をしていた僕には違った。


もっと、俺を旅人として見てくれ。


と思ったのだ。さらに言うなら、「自転車旅をしている人」として見て欲しか

った。地元に溶け込んじゃ困るんだ、とすら思った。

実際僕はそれまで、「自転車旅をする人」として人と接し、多くの親切を受

けてきた。相手も僕を「自転車旅をする人」として扱ってきた。

バンダナに赤いマウンテンバイクは僕の「身分証明書」のような物でもあっ

たのだ。それを外してしまえば、僕は「ただの人」になっていしまう・・・・・・。


親切にしてもらいたかったの?


話しかけて欲しかったの?


「ただの人」になってしまい戸惑いを覚えながら、僕はそんなことを考えた。





なんかセコイなぁ・・・・・・・。








いや、そんなことはない。



それも含めて旅なんだ。

旅人として扱ってもらって、初めて旅なんだ。

まして僕は自転車旅。多くの人の親切なしには成り立たない。


そんな結論に至り、僕はその後函館まで「旅人スタイル」を貫いたので

あった。(今にして思えば、異様に日焼けしてたんだから少なくとも地元

の人だとは思われてなかったんだろうな・・・・・・)