モラトリアムな日々 -37ページ目

モラトリアムな日々

隙あらば壁に張りつき、酒あらば飲んでしまう。そんな日常です。

クライミングが終った後、千駄ヶ谷の料理長と新宿の「思いで横丁」

に飲みに行った。「思い出横丁」はむかし「小便横丁」と呼ばれていた。

せっまい路地裏に4坪ほどの居酒屋、そば屋、ラーメン屋がぎっちり

詰まっていて、焼き鳥の煙やモツ煮の匂いが漂い、低い天井はすす

で曇っている。

薄汚れていて活気があって、くたびれたサラリーマンやら怪しいおっ

ちゃんがチビチビと酒を飲んでいる、パッと見そんな感じであった。

一歩入ると1960~70年代にタイムスリップした気分になり、こんなと

ころが今の日本に残っているというのは信じ難かった。


僕はこういう雰囲気は大好きなので、興奮しながら店を見て回った。

愛想のいいおねえさん(たぶん中国人)の呼び込みにあい、その店に

入ることにした。客席は7席くらいの狭い店で、焼き鳥とモツ煮が売り

のようなので、さっそくビールとそれを注文。

値段はビール600円。串1本150円。モツ煮400円。


・・・・安いわけではないんだね。


ややあって焼き鳥盛合わせが登場。ん~、ちょっと焦げてる気がする

けどまあいいか。パクリ。


・・・・・ま、まずいな~~・・・・・・。


パサパサの焦げ焦げ。「安くて美味い」という「思い出横丁」のイメージ

(まあ勝手なイメージですが)はバラバラと音を立てて崩れていった。

ぼそぼそとクライミングの話をしながら、次は熱燗を飲んだ。料理長は

塩辛(400円)を注文。

そりゃあ絶対不味いでしょう、と心の中で思ったが、何せ相手は料理長、

そして40男。こういう店では塩辛を注文するのが通なのか?と思い見て

いると、一口食べて


・・・・・失敗した・・・・・。


だとさ。俺だって予想できますよ!!

飲みはじめて30分くらいした頃、僕の隣に中年の男が一人で座り、ファ

ンキーな感じでレモンサワーを注文した。すると何故か店のオヤジもお

ねえさんも超無愛想に対応。その後も「寒いね」とかおねえさんに話し掛

けてたが、ずっとシカトしていた。


・・・・え?なんでなんで?


別に普通じゃん。見た目も割りと格好いいし、気の良いおっちゃんじゃな

いの?何でシカトするの?わかんね~・・・。

そのうちおっさんは僕と料理長の会話に首を突っ込むようになった。

こういう時何かしら返事をしてしまう僕は、おっさんの恰好の相手になっ

てしまった。怪しげな英語を会話に織り交ぜる、怪しげな、そして寂しがり

屋のおっさんであった。矢沢永吉とルー大柴混ぜたらあんな感じなんだ

ろうな。

おっさんはサワー2杯で強制的に会計をさせられ半ば追い出されるように

店を出た。

11時頃までちびちび飲み、なんだかよく分からないまま、後味の悪さを感

じ「思いで横丁」を後にした。「飲み直し」でもしたい気分であった。

料理長がボソッと


「思い出横丁で悲しい思い出が出来たね」


と言った。

全くだ。なんともテンションの上がらない飲みであった・・・・・。

最近バイトやら何やらでジムに行く回数が減ってきている。

よろしくない傾向である。週に2回は行かないと上達は期待

できない。


今日は少し体が重い感じがしたが、2級にトライした。

今までに落とした2級は3本。登れそうな2級は2本。

実力がちょうど2級になってきているということか。

なんか本当にちょっとずつレベルアップするあたりがクライミ

ングの魅力だなと思う。堅実と言うか地味と言うか・・・。

今日トライした2級のうち1本は、横に体が振られ足ブラになり

つつ右手でカチを取りに行く、とういうのが核心。もろに指力課

題である。

最初いかに指に力を込めるか、ということばかりに気をとられて

いたが、むしろ大事なのは足ブラになる時に体の振られを最小

限に抑える事だと気づき、核心を越えられた。そうする事で指に

かかる体重を軽減する事が出来る。発想の転換。クライミングっ

ておもしれえなぁ・・・・。

もう一つの課題は怪しい体勢からのランジでカチを取るというも

の。こちらは運動感覚が重要である。最初は取れる気がしなか

ったが、徐々に感覚が近づいていくのが分かる。最後は3回に1

回くらいの割合で取れるようになった。

今日はちびちびとした成長があって嬉しかった。最後にカチばか

りを選び登るという指トレーニングをし終了。今後は指力がさらに

必要になって来る模様である。果たして効果はあらわれるのか?

野良猫の瞳では、まさかあるまい。


・・・・というのは井上陽水の「娘がねじれる時」の歌詞ですが・・・・


今日バイトの帰り道、人気の少ない裏路地に入ると、前足を揃え

行儀良く座っている野良猫がいた。野良猫は僕と目が合うと


「ニャン」


と短く鳴いた。

あたりに誰もいない事を確認し、僕も


「ニャン」


と鳴いてみた。

すると野良猫は、「やれうれしや」と言わんばかりの足取りで僕に近

づき、足に体を擦り付けてきた。

おお、何という事だ!猫と言葉が通じてしまったではないか!

猫が可愛かったのと、言葉が通じた興奮もありしばらくムツゴロウさ

んばりに猫を触りまくっていた。猫も大喜びで、寝転がってお腹を見

せゴロゴロ言っていた。

しかしいつまでもそうしている訳にはいかないので、猫には悪いが帰

ることにした。僕が歩き出すと猫は


「にゃ~ン」


と不満げな声を出し、足の間をグルグルやっていた。

歩調を速めると猫は諦めたらしく、ついて来なくなった。後ろを振り返る

と、猫は最初見たときの様に行儀良く座り、僕をジッと見つめていた。

なんだか、僕は猫心(そんなんあるのかね?)をいたずらに弄んでしま

ったような後ろめたさを感じた。


なんだか変な気分になり、残りの道を小走りで帰った。


・・・・・真夜中の猫は魔性である。

あ~疲れた。


お~疲れた。


思えば2月に入って1日も休んでないな。

ボード帰りの2連荘通しと早番が効いたな~・・・。


眠い。


今日は「ハウルの動く城」をレンタルした。

ベッドで寝転がってこれを観るのだ。

観ながらウトウトして、そのまま寝ちゃうのもいいな。

明日は何もないぞ~!

昼過ぎまで寝てクライミングだ~!


忙しくしてるのは、バイトも含めて全部自分で組んだ予定

なのだから、誰にも文句を言えません。

そんな合間にクライミングやって疲労して帰る俺って一体。


ふぁ~~。


おやすみなさーい。

    天津



酒を飲むと腹が減るので、発作的に料理を作ることがある

のだが、そういう時に作ったものはたいてい美味い。あ、酔

っ払ってるからか?

今回は初めて天津丼に挑戦した。

といっても僕は天津丼を食べた事がないので、あくまでも想

像である。しかも冷蔵庫にある材料をテキトーに使って作っ

たので、正しい天津丼からはかなり離れている事と思われる。

まず中華鍋で挽肉を炒め、火が通ったらご飯を投入しさらに

炒める。

塩コショウをし、刻んだザーサイ、長ねぎを入れる。軽く炒めた

ら、皿に盛っておく。(卵なしチャーハンだな)

次に上に乗っている卵を作る。

ボールに卵二個、舞茸、塩コショウを入れかき混ぜる。

中華鍋に割りと多めに油を入れ、煙が出るくらいに熱する。

そこに混ぜたものを投入!油を吸ってフワッとするはずである。

焦がさないように、まわりから内側に炒めてやる。

火が通ったら、先ほど炒めたご飯に乗せてやる。

最後にあんかけである。

ガラスープカップ半分ほどに、しょうゆ、コショウ、酒、砂糖を入れ

、鍋で沸かす。味を見てオッケーだったら酢を少し入れ片栗でとろ

みをつけ、最後にごま油を振って完成。とろりと卵のせご飯にかけ

て、あとは食べるだけ。(酢は沸かしすぎると風味が飛ぶので注意)



これがまた美味かった!!飯、卵、あんの味の三重奏である。

手間をかけて作った甲斐はあった。僕の料理に否定的な親父が

美味い美味いと言って食べていたから、気分が良かった。

今度はちゃんとしたレシピを見て作ろうかな・・・。