毎回船の後方を見ると歌ってしまう、「チェリー・ブラッサム」。
今回の乗船におけるブログことこの航海日誌における曲紹介も昨年の松田聖子のコンサート音源の「チェリー・ブラッサム 2021」から始めました。
♩
なにもかも 目覚めてく
新しい私
走り出した 船のあと
白い波 踊ってる
何度と聞き、口遊んできたこの曲。
作曲は財津和夫、編曲は大村雅朗、そして作詞は三浦徳子。
松田聖子を語る上で松本隆の詞が取り上げられるコトが多いですが、デビュー作の「裸足の季節」から5作目の「夏の扉」までは三浦徳子さん。
アルバムもデビューアルバム『SQUALL』、2作目『North Wind』と彼女の詞が彩り、3作目『Silhouette』でも松本隆作詞の1曲を除く9曲が彼女によるもの。
今でもコンサートの後半のメドレーでは三浦徳子さん、小田裕一郎さんコンビの楽曲が多く歌われ、聖子ファンにとってはなくてならない曲。
そんな初期の松田聖子を作り出した三浦徳子さんの訃報には驚き、残念でなりません。
「青い珊瑚礁」を作り上げた小田裕一郎氏、三浦徳子氏、そして大村雅朗氏の御三方が皆鬼籍に入られたコトになり…。
今年初めから多くのアーティストの訃報を目にしては凄く残念です。
先日のもんたよしのり氏、谷村新司氏、大橋純子氏、そしてKAN。
いずれの方もリアルタイムで楽曲を耳にし、テレビで観た顔ばかり。
ボクもまもなく50歳を迎えようとするので、子供の頃の歌謡番組全盛の70年代後半から90年代前半に活躍していた方々なので、みなさんそれなりにに高齢にはなりつつありますが、耳にすれば懐かしい…というより、聞き心地の良い曲だったり、口遊めたりのヒット曲を持つ方ばかり。
ホント、残念ですね。
三浦徳子氏、小田裕一郎氏、大村雅朗氏による松田聖子のデビューアルバム『SQUALL』からタイトル曲の「Squall」。
なんだかアイドルのアルバム、それもデビューアルバムにして衝撃的な、斬新な歌詞、曲、アレンジ。
今リリースされても決しておかしくない曲だと思うんですよね。
もちろん、初期の松田聖子の張りのある爆発的な歌声がこのアレンジに全く引けを取らず、伸びやかに爽やかに響き、ポップ・ロックをデビューアルバムにして歌いこなしています。
三浦徳子氏の歌詞好きですね。
あっ、そんな言葉使っちゃうの?なんてモノもありますが、曲に乗ると不思議と違和感なく、逆にフィットしているんですよね。
Oh Squall! 海が燃えるわ
ご冥福をお祈りします。