う〜ん、この雲、この空、待ってました‼︎って感じです。
毎回言ってますが、夏の海って感じで嬉しくなるんですよね。
陽の光に照らされ白く輝く積乱雲。
どこまでも高く、澄んだ青い空。
もう、嵐の日なんて忘れちゃいます、この輝いた海、空の中船を走らせていると。
船の中も皆一気に明るくなりますからね。
眩しささえ嬉しい、大洋のど真ん中。
昨日の星空もですが、この青さや輝きはボクら船員だから見られる光景。
どんなにカメラよくても(技術があったとしても)360度の蒼い海に360度の青い空を
感じるコトが出来るのはボクらの特権。
カラダ全身で浴びる気持ち良さはファインダーには収まらないですからね。
でも、切り取られた光景1枚の放つこの煌めきに、いかにボクらが気持ちよく感じ、嬉しいのか、伝わるとイイんですけどね。
なんて喜んでますが、白く輝く積乱雲はやっぱりボクら船乗りの大敵。
数多く浮かぶ積乱雲の下には黒い雨柱が。
モクモクと発達していく白い積乱雲を遠目に見るのはキレイで、雲の盛り上がって行く姿が面白いのですが、発達した雲が上空の寒気に冷やされると一気に水滴、氷を作り、地表(海面)に叩きつけるんですよね。
そう、所謂スコールです。
その勢いは凄まじく、大洋では地上の通り雨を作る積乱雲よりも水分量が多く(って海しかないですから)発達の規模が大きく、範囲も雨(雹)の量も尋常じゃないので。
周り上昇気流の中心に激しい下降気流が発生し、海面近くは激しい風がおこり、落ちてくる雨粒の多さで視界は遮られるコトに。
なので、キレイだなぁ〜だけではなく、雲の発達具合に注意しながら針路を見定めていかなきゃならないんですよね。
雨柱に入るとタイヘンなので。
まっ、どこに行っても避けようがない時もありますが。
でも、雨柱を避け、もしくは雨を落とし切った雲が浮かぶ空はこの青さ。
天高く、どこまでも青く、水面は煌めき、蒼く。
FLYIN' HIGH (In the friendly sky) Marvin Gaye
彼の代表作のアルバム『What's Going On』に収められているこの楽曲。
アルバム自体がメッセージ性の強いコンセプトアルバムとなっていることから、この曲も御多分に洩れず…ってトコらしいのですが、歌詞の解釈が難しいと思うんですよね。
簡単な単語が並んでいるのに、理解出来ない、訳せないんです。
時代背景があり、歌われているこの歌。
ベトナム戦争の帰還兵の気持ちを歌い、平和な世界を切に願うモノ。
ただ、そんな背景を背負わず育ったボクでさえ
♩
In the morning I'll be alright my friend
But soon the night will bring the pains
のフレーズが凄く心に響くんですよね。
♩
Flying high in the friendly sky
Without ever leaving the ground
Rest of the folks are tired and weary
And I have laid their bodies down
I go the place where danger awaits me
And it's bound to forsake me
So stupid minded
I can't help it
So stupid minded
But I go crazy when I can't find it
In the morning I'll be alright my friend
But soon the night will bring the pains
Flying high in the friendly sky
Without ever leaving the ground
And I ain't seen nothing but trouble
Nobody really understands
And I go to the place where the good feeling awaits me
Self-destruction is in my hand
So stupid minded
But I go crazy when I can't find it
Well I know I'm hooked my friend
To the boy who makes slaves out of men
Flying high in a friendly sky
Flying high in a friendly sky