次女が離れた大学の寮に戻り、娘にエールを送りつつ、我が家では…私は精神的にも体力的にもかなりバランスを崩し、それを整えながらの年の初めの月となりました。
そのような中、あるバイオリン奏者との素晴らしい出逢いがありました。
こじんまりとしましたアットホームな空間、赤いドレスで髪を1つに束ね、我が家の娘達世代のお若い方です。
自然体でありその若さからも、何か凛とします美しさや強さも感じました。
演奏が始まり、そのバイオリンから引き出すような魂のこもった、繊細な音色が会場に広がります。
ショーソン 詩曲 op.25
イザイ
無伴奏ヴァイオリン ソナタ第4番 ホ長調op.80
彼女の演奏はダイナミックであり、されどその繊細な色鮮やかな深い音色は、聴いてる者を包み込み、彼女の造り出す異なる次元の世界へと吸い込まれるような感覚です。
私は音楽を楽しむ側で、詳しい専門的なことは分かりませんが、素晴らしい才能に恵まれ、そして原石を磨きあげるようにその音色や技術に計り知れない努力もされてこられたことと思います。
最後にアンコールで
クライスラー 中国の太鼓
を、軽やかに表情豊かに演奏されました。
言葉にはできません何が熱い想いやエネルギーが心に響く彼女の演奏でした。
彼女は、
1716年製 Joseph Guarneri del Gesu "Serdet"
といいます素晴らしいバイオリンを貸与され、その本質を引き出すような素晴らしい音色を奏でるご縁と才能をお持ちなのですね。
演奏後、素のご自分に戻られ、笑顔で食事されてる姿も印象的で、これからの更なるご活躍が楽しみで心より応援したくなります。
素晴らしい音楽との出逢いは、その瞬間に出逢えました事への感謝と幸せな気持ちで一杯になります。
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有り難うございました。