毎年11月になると楽しみなのが「新酒・しぼりたて」。
今年の販売予定日の「探り」をいれようと
訪れたのが、厚木・七沢の造り酒屋「黄金井酒造」。
売店のおねえさん曰く。「今日の午後から卸す予定です。でも、こちらでは一足早く販売していますよ。」
そう案内されて購入しない選択肢はあり得ず(笑)。
午前中の早い時間帯に訪れた私、もしかしたら今季一番早く手に入れることができたのかもしれませんね。(とすれば、呑兵衛冥利に尽きるというものですが(笑))
本題に戻って「(金目通り)大山道」
前回訪れた急坂「血むせ坂」を下り、わずかに進むと流れる「金目川」が見えてきて。
そして川の対岸、木々に隠れるようにして白い壁が見えています。この建物が
坂東三十三観音第七番札所 光明寺
地元では「金目観音」さまと呼ばれている古刹になります。
ちなみに本堂は平塚市内で最も古い建築物になるそうです。
ところで、辿ってきている「金目通り」。
大山参詣路という位置づけのほかに、坂東三十三観音の巡礼みち(※)としても多くの人たちが利用してきたのだとか。
今はその面影もほとんど残されていませんが、往時の賑わいはいかばかりのものだったか。興趣が尽きません。
金目川を少し遡ると、広大な東海大学のキャンパスとその後ろに大山が大きく見えてきて。
この土手からの景色を眺めていると、大山を目指す人々は「あともう少し」と勇気づけられたのかな、と想像してしまいました。
次回は平塚市と秦野市の市境あたりまで、足を進めます。
(※金目観音の西隣は第五番 飯泉観音(小田原市)、東隣は第六番 飯山観音(厚木市)になります)