気づけば、私たちの頭の中には

「まだ足りないところリスト」が常設されています。

やれていないタスク。

続けられなかった習慣。

完璧じゃなかった対応。

目を向ければ向けるほど、

“できなかった証拠”ばかりが集まってきて、

今日一日を「結局ダメだった」に分類したくなる。

でも、本当にそうでしょうか?

よく思い出してみると――

・メッセージを一通だけ、ちゃんと返した

・読みかけの本を、数ページだけでも開いた

・モヤモヤした気持ちをノートに一行書いた

・誰かの言葉に、素直に「ありがとう」と返した

こんな、とても小さな動きが

一日のどこかに必ず紛れ込んでいるはずです。

それなのに、

“成果”として目立たないものは

つい、なかったことにしてしまう。


今日提案したいのは、

「足りなかったところ」を数えるのを一旦やめて、

「小さな前進だけ」を意識的にカウントすること。

たとえば、寝る前の5分。

・今日は、どんな前進をしたっけ?

と自分に問いかけて、

思いつくかぎり書き出してみる。

「そんなの前進って言えない」と

ジャッジする声が出てきたら、

こう言い換えてみてください。

「ゼロじゃなかったものは、全部前進。」

たとえ1ミリでも、

昨日より“少しでも”自分を大事に扱えたなら、

それは確実に、未来の自分の味方になってくれます。


小さな前進をカウントする習慣は、

自分への信頼貯金を、

じわじわと増やしていく作業でもあります。

「どうせまたできない」ではなく、

「ちゃんと進んでいるところもある」と

自分の歩みを認められるようになると、

挑戦へのハードルも少し下がっていく。

大きな目標に届いていない日も、

完璧からほど遠い日も、

**“小さな前進だけを見るモード”**に切り替えることで、

今日を「失敗の日」から

「育ち途中の日」へと、

そっとラベルを貼り替えられるのだと思います。


✍️ 今日の問いジャーナル

1️⃣ 今日一日を思い返して、「小さな前進だったな」と言えることを

最低3つ書き出してみてください。

(どんなにささやかでもOK)

2️⃣ その前進が、「未来の自分」にどんな影響を与えそうですか?

・気持ちの面

・行動のクセ

・人との関わり方

のどこか一つに絞って書いてみましょう。

3️⃣ もし今日を一言でまとめるなら、

「どんな一歩を踏み出した日」だったと言えますか?

4️⃣ 明日の自分に向けて、

「ここだけ続けてみよう」と思う小さな前進を

一つだけ宣言してみてください。


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  • 今日見つけた「意外と悪くなかった前進」
  • これまでスルーしていたけれど、
  • よく考えたら褒めてあげたい自分の行動
  • 小さな前進だけをカウントしてみて、
  • 心の重さや自己評価がどう変わったか

など、気づいたことがあれば、

一言でもシェアしてもらえたらうれしいです。