体は動かないのに、
頭の中だけはずっと走っている日があります。
やることは分かっている。
やった方がいいのも分かっている。
でも、なぜか手が動かない。
画面を開いては閉じて、 メモを見てはため息が出る。
それでも心の奥では、 「このままじゃダメ」
「頑張らないと」 と、急かす声が鳴り続ける。
こういう日って、
“サボっている”わけじゃないんですよね。
ただ、エネルギー残量が
底をついているだけだったりする。
でも私たちは、
「できない日」を認めるのが苦手です。
できなかったことに
理由をつけて正当化するのもイヤだし、
かといって、 開き直るのも違う気がする。
だから、なにも決めないまま
ズルズルと罪悪感だけを引きずってしまう。
今日の提案は、そこを変えることです。
「今日はできない」を、逃げではなく“選択”にする。
できない日を、
「自分の意志が弱い証拠」にしない。
“今日はここまで”と自分で線を引いて、
残りは明日の自分に任せる。
それはサボりではなく、
回復のための判断です。
ポイントは、
何もかも放棄することではなくて、
最小限だけ整えること。
たとえば、
- 今日の最優先を1つだけ決める(それ以外は捨てる)
- 連絡が必要なら、短い一文だけ送る
- 机の上のものを3つだけ片づける
- 明日の自分が困らないように、メモを一行残す
「今日はできない」と決めた上で、
“最低限の優しさ”だけを未来に渡す。
それだけで、
罪悪感の沼に落ちるより、
よっぽど回復が早くなります。
そしてもう一つ大事なのは、
「できない日」の原因を
人格のせいにしないこと。
眠れていない。
食事が偏っている。
気温の変化で消耗している。
ずっと気を張りっぱなしだった。
理由はたいてい、
心と体のどこかが
先に限界を知らせているだけです。
だから今日は、
“頑張る日”ではなく、
“整えて終える日”にしていい。
「今日はできない。
でも、自分を壊さない選択はできる。」
その視点で一日を締めると、
明日への戻りが、少しだけ軽くなります。
✍️ 今日の問いジャーナル
1️⃣ 最近「今日は無理…」と感じたのは、どんな日でしたか?
そのとき、何が一番しんどかったですか?
2️⃣ その日、もし「今日はできない」と早めに選べていたら、
どんな過ごし方に変えられたと思いますか?
3️⃣ “今日はできない日”のときに、
あなたが守りたい「最小限の整え」は何ですか?
(例:連絡だけはする/お風呂だけは入る/明日のメモだけ残す など)
4️⃣ 今日の自分にかけるなら、
どんな一文がいちばん回復につながりそうですか?
(例)「今日は休むのが仕事」など。
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- 「今日はできない」を選べた/選べなかった経験
- 罪悪感が減った言葉や工夫
- “最小限の整え”を決めてみて変わったこと
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一行だけでも残してもらえたらうれしいです。