IT化推進のサービスデザイン推進協議会 | これってどうなの?

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白板に書くとどこに反映されるのだろうか?
持続化給付金の委託先の中抜き疑惑で、何やらあまりに良いタイミングでサービスデザイン推進協議会の事務所が報道陣に公開されました。報道陣からの余りに資料が少ないと言う質問に「IT化を推進してるから」と回答がありました。
野党議員が訪問したときに事務所にいなかったのは全員がリモートワークをしていたからで、リモートワークを解除したので数人が出社してるとの回答もありました。この事務所は人事・総務・会計業務が主ということで完全にIT化されていれば電話も転送してしまえばリモートワーク化はできそうです。


さて、ニュースや報道番組で報道された映像の中で、名前にはモザイクがかかっていましたが、「リモートワーク」と書かれた白板が映されていました。それも名前の行にきちんと書かれてなく右肩下がりの殴り書きでした。
また、ノートパソコンを使いながら紙の資料が全く見当たらない中、インデックスが貼られたバインダの資料をパラパラ見ていました。
使われているノートパソコンもリモートワーク時に持ち帰れるようにか小型のものが1台だけでした。個人的には小型のノートパソコンの画面ではIT化された業務は不便が多いのではないかと思います。特に資料を参照しながらの作業では大画面か2画面を使わないと面倒で仕方がありません。


私がIT化と言う言葉に大きな違和感を感じたのは「白板」です。白板に個人の行動予定を書き込むことです。私も昔々、タイムカードがあった時代にはタイムカードを押した後に白板に出社を付けて、外出する時には外出先や帰社予定時間を書いてなど超アナログなことをしていました。それが時代と共にタームカードからIDカードになり社内から白板が消えました。外出時などは自分のPCから情報を書き込めば誰でも行動予定が見えるようになりました。
白板が消えたことによって出退勤(給与計算)や行動予定の電子化がされたことがIT化の始まりでした。


そんな過去の遺物とも思われる白板がIT化を推進していると胸を張ってアピールするところにあるのかが不思議です。
白板に書くことによってそれを読み取って出退勤システム(想像のシステムですが)に反映されるのなら素晴らしいシステムだと思います。
また、少し昔のことですが、会議で白板に書いたものをスキャンしてコピーが取れたり、画像として保存できるものはありましたが・・・。


この公開された事務所は急に事務所の体裁を整えたと思えることが満載です。
IT化と言えば人はいなくても紙の資料がなくても小型のノートパソコンでもタブレットでも理由付けをできそうですが、白板は決定的な疑惑の証拠にになると思うのは私だけでしょうか?