新型コロナガイドラインの換気と電力需要 | これってどうなの?

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原子力発電推進方向にならないのか?
東京都が東京アラートの解除要件を満たさないまま総合的に判断してと言う便利な言葉を使ってステップ2からステップ3へ、さらにステップ3でも自粛要請を続ける業種に関しても、営業のガイドラインが整いつつあるということでステップ3の対象に入れ込みました。
営業のガイドラインは多くの業種ごとに作られているのは以前からも言われていました。おそらく多くの業種では換気が必須となっているのは想像が付くとこで、多くの情報番組で換気に関するシミュレーション動画が紹介されています。


さて、これからの季節、湿気と暑さの緩和のためにエアコンはなくてはならないものになります。
自動車を運転する方ならわかると思うのですが、夏場エアコンを使う時、車内循環と外気取込で燃費が変わってきます。外気温が高いと外気取込だとエアコンのコンプレッサーは常に働いていて風量も最大になったままになります。
即ち、車内設定温度まで下げようとしているのだけれど外気が冷えきらないで車内に入るのでこのような状態になります。
これをガイドライにしたがって換気をしたら換気が始まると室内の気温が上がってくると、それを下げようとエアコンはフルパワーで動くことになります。
戸別のエアコンでなくビル全体のセントラルヒーティングではどうなるのか分からないですが・・・。


東日本大震災後に夏場の電力需要がひっ迫しかなりの節電が呼びかけられました。夏の最盛期でも節電のためにエアコンは使用せず扇風機で過ごした事を思いましました。
とにかくにも電力需要が許容量を超えて東京大停電だけは避けようとかなりの節電に協力しました。計画停電などもありました。


気温の長期予報では今年も暑い夏になるようです。小学校も授業の遅れを取り戻すため夏休みの短縮やエアコンの増設が行われ、一般家庭でも冷房を使う機会が多くなるのだと思います。
となると、平年の電力需要より多くなるのは容易に想像できます。産業界の電力需要とのバランスがどうなるのかは残念なら私には想像できません。


ニュースやワイドショーなどで飲食店などの換気の問題を取り上げ、電気代や客の嫌悪感などの話は出てきますが、国全体として電力消費がどうなるのから全く話題に出てきていません。
政府は東日本大震災後の電力事情のことをすっかり忘れて、安易なガイドラインを作っていないことを願うばかりです。
35度を超えるような猛暑の中、大停電が発生して新型コロナを越えるような熱中症患者が出て、熱中症による医療崩壊が起きたらなど想像すると新型コロナ以上に怖いものを感じてしまいます。