ご訪問ありがとうございます。

川崎市幸区で小学生に絵画造形レッスンを

行っております 絵画造形教室 もみじのて

あさみです。

 

 

 

 

 

前回に引き続き、今回も

9月のレッスンで描いた

水彩画の作品をご紹介します。

 

まど・みちおさんの詩

各々選んで心に浮かぶイメージを

透明水彩で表現しました。

 

 

 

 

 かがみ

 

この地球のうえには

ほうぼうに置いてあります

 

海や

川や

湖水など

さまざまな美しいかがみが

それが そこに置いてある…

ということよりも相応わしいことは

この世の中にないかのように

 

それは 私たち

生き物だけのためにでしょうか

山や

太陽や星たちでさえ

じぶんの顔を見たくなることが

あるからではないでしょうか

 

(詩集「せんねんまんねん」童話屋より)

 

 

描き込んだあとに湖面にさっと

水をひきました。

一瞬で地球のかがみになりました。

 

 

 

 

 

 まちかど

 

まちかどは まいにちまいばん

まじめに まちかどっとしている

まちの空のましたで

 

まず通るのは

また通るもの まま通るもの

まだまだ通るものなど まちまちだが

まぎれもなくみんな

まえむいてまがっていく

まちかどに まちかどっとされたまま

 

まるで通るもののない まよなか

まうえの空の まんなかでは

まんまるい月が まったくひとり

まちかどっとされている まね

まちぼうけの まちかどのために

 

まあ まがわるいのだろう

まちかどたるもの まねにでも

まにあわせにでも だれかに

まちかどっとされたままでいなくては

 

(詩集「せんねんまんねん」童話屋より)

 

 

まちかどの角の向こうは賑やかで

角のこっち側では月が電信柱に引っかかり

ひとりで鏡をのぞいてる。

そんなイメージが浮かびました。

 

 

 

 

 

 にじ

 

あわてんぼかみさまが

てんを むいて

おおきな

ためいきを

なさったらしい

 

また

たにまに

おっこちなさって…

 

わらっちゃ わるいので

みんなで

しーんと

みとれてた

 

(詩集「それから…」童話屋より)

 

 

クスっと笑っちゃう微笑ましい詩ですね。

しーんと見とれている様子を描きました。

 

 

 

 

 こけこっこう

 

そらが ねまきを

ぬいですてて

 

おひさま はだかんぼ

とんで おきて

 

にわとり はだしで

かけだした

 

こけこっこう

 

(詩集「鳥いっぱい」理論社より)

 

 

にわとりが太陽よりも高く跳びあがり

ダイナミックな動きで朝を表現しました。

右下にあるのは大地に沈む月です。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

レッスン1〜2回目で

透明水彩の技法を練習して

 

3回目で自分の表現に

習った技法を活かしました。

 

次回も

この続きです。

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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