あさのあつこ「野火、奔る」を読みました、シリーズ12巻目です。
いつもながらの弥勒シリーズはハラハラドキドキ。
暗殺者の過去を捨て小間物問屋の主となった遠野屋清之介。傍若無人で切れ者の同心、木暮信次郎。二人の男の張り詰めた対峙を見守る老練な岡っ引、伊佐治。累計110万部を突破した「弥勒」シリーズ最新作
小間物問屋『遠野屋』の主、清之介は、嵯波の紅花産業に莫大な金を注ぎ込んできた。その紅餅を積んだ船が突然消えた。さらに奉公人のおちやにも騒動が起きる。事件が続くことに北定町廻り同心、木暮信次郎と岡っ引、伊佐治は不審に思う。次々と『遠野屋』に降りかかる不穏な動き、清之介に纏わりつく、血の臭い、底なしの闇。ニヒルな同心信次郎、元刺客の商人清之介。尋常ならざる男と男がうねり合う「弥勒シリーズ」第12弾!
ひりつく男と男。ニヒルな同心小暮信次郎×元刺客の商人遠野屋清之助。二人の尋常ならざる本性にこの作品の面白さを感じます。親分の伊佐治さんは好きです。
シリーズの先はまだまだ見えません、どこまで続くのでしょう?