いつものM山。
いつものGT。
いつもの完ソロ。
1919誠二は何とも言えない気持ちでストリートに立ちツイートをした。
マンゴー県の藤也さんからリプが来ていた。
この出撃は1919誠二にとって、、、
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朝3時。
今は忘年会シーズン。
いつもより人は多いが土ナンパ曜日ほどではない。
地方は土曜に出撃が1番熱い。
ナンパ師で学んだ事のひとつだ。
さあ、、、19ぜ!
人が少ないながらも声掛けをするがいまいち。
たまには外してみるか。
どの地域もメインストリート、通称【ゾーン】と呼ばれるところは塩対応が多くなって来ている。
シコ区といえど例外ではない。
一本道を外した所でも声を掛ける事にした。
「気を付けて帰るんよ!ナンパに付いて行ったらダメだよ」
「はーい!」
ふと路地から声が聞こえた。
店から出た女の子の客に店員が注意を促していた。
店員が店に戻り、女の子が歩いた瞬間に、、、
1919誠二「いや〜、今日も飲みすぎたね(^^)」
ソッコーで声を掛ける。
オープンし反応も良い。
いつものバーに連れ出しが確定した。
バーまでの道を歩いていて年齢を聞くとミテコ、、、
法隆寺。
食い付きあったし、まあまあ可愛いかったのに残念や。
てか、ミテコがGT歩くなw
補導すっぞ!
この時、朝の5時。
まだまだ19ぜ!
7時までは粘ろう。
ひたすら歩きながら声掛けをした。
ガンシカもあった。
不思議と苦痛は感じない。
「喋るに値しない声掛けだよ。」
そう思ってるんだろうなって解釈し、何がいけないのか考えた。
笑顔、声のトーン、姿勢、オープナー。
1919誠二はストが下手だから今まで続けてこれたんだろうなって思う。
やっぱ、ストって難しい。
現在時刻は7時を過ぎていた。
ソロの女の子がいたので声掛け。
1919誠二「めちゃ荷物持ってますねw」
マリ子「えっ?何?キャッチ?」
マリ子
・スナック嬢
・篠田麻里子のように髪が短いのでマリ子。
・年齢は聞いてないが1919誠二より歳上。
・ちなみに篠田麻里子には似ていない。
1919誠二「違いますよ。さっきまで飲んでて、解散したんですよ。で、歩いてたらおねえさんが歩いてたから声掛けたんです!」
マリ子「私、仕事帰りだし、、、本当にキャッチじゃないん?」
1919誠二「キャッチじないですよ。僕の知ってるバーで1杯だけ飲みません?僕出すし。」
マリ子「本当に何なん?」
1919誠二「ただのナンパです。宗教でもないし、ツボも売らないから大丈夫です。なんなら財布を家に置いて来ても大丈夫だから。」
マリ子「うーーん、何て店行くん?」
1919誠二「◯◯ってとこ!」
マリ子「あー、知ってる!」
1919誠二「そうなんじゃ!さあ19ぜ!」
いつものバーいん!
ボックスで口説こうと思ったがバーの店員さんもマリ子の事を知っててカウンターに座る。
この時思ったよ、、、
即れないな、、、
時間は朝の7時を過ぎていた。
バーから見える外の景色は明るく、すっかり夜から朝になっていた。
マリ子はよく喋る。
若い時から飲み屋で働いてらしく、月に200万売り上げた事があるらしい。
それを聞いた1919誠二は
1919誠二「へぇー、すごいね(^^)」
自慢話の類は軽く返すようにしてる。
それぐらい普通だよ、的なニュアンスかな。
誰だって成功した話はしたくなるよね。
1919誠二の成功の話が聞きたいって?
ミニ四駆でシコ区の公式大会で、、、
話が逸れた。
バーではマリ子の昔話がメイン。
1919誠二はサラリーマンである事と住んでいるとこを言ったくらい。
恋愛話も深くは話さなかった。
これは、即れないな(*´ω`*)
このままダラダラしても飲み代かかるし、時間が勿体無いから打診してダメなら法隆寺しよかな。
法隆寺したら、松屋で坊主飯食べて、買い物して、温泉に入って帰ろ。
時間は朝の8時を過ぎていた。
バーを出てエレベーターでキスをした。
少しグダり気味かな。
エレベーターを降り、曇天の飲み屋街を手を繋ぎ歩く1919誠二とマリ子。
1919誠二「てか、昼まで一緒におってくれん?」
マリ子「えっ、どうゆう事?」
1919誠二「大人なんやからこれ以上言わんでも分かるやろ?」
マリ子「ホテルって事よね。」
頷く1919誠二。
マリ子「いいよ。」
テクテクテクテク
テルーホいん!
ちーんぼ〜いいぃく〜いぃく〜〜〜!!!
E・Q・E・Q!!!
1・9・1・9!!!
誠二!!!
即りました。
そして寝落ち。
何分寝ただろう。
1分かもしれないし、1時間かもしれない。
マリ子は爆睡中だ。
ベッドで天井を見上げる。
知らない天井、、、
じゃない!
この部屋は3回目やんwww
なんたる偶然!
笑みがこぼれた。
もう一回した。
マリ子また爆睡。
時間は11時。
これから予定があるからマリ子を起こそうするも全然起きない。
イビキをかきだした。
部屋を明るくしても起きない。
マジかよ。
仕方なく、ホテルのテレビで映画の仮面ライダー鎧武を見ながらマリ子を起こす。
やっと起きてホテルを後にする。
時刻は12時だった。
マリ子を家の近くまで送り、
マリ子「ここでいいよ」
1919誠二「わかった、バイバイ(*´ω`*)」
マリ子「バイバイ(^^)」
連絡先を交換する事はなかった。
マリ子と解散した1919誠二はけいしさんがゆるキャラとして採用されている牛丼の名門、松屋で勝利飯を食した。
その後、買い物を済ませ1919誠二は何とも言えない感覚でストリートを歩いた。
何回も通った道、O街道、G天街。
足が痛くなった回数は数え切れない。
何回もガンシカも食らった。
メンブレしたり地蔵もした。
絡まれたりトラブルもあった。
でも、それ以上に思い出すのは楽しかった思い出ばかり。
出会った女の子には勿論感謝している。
それよりも思い出すのは一緒にストった仲間達。
そんな事を思い出しながら歩いているとO街道とG天街の信号まで来ていた。
スーッと深呼吸をし、心の中で
「ありがとう」
この街にそう言って帰路についた。
fin