M山ラストストリート | 1919誠二のさあ…19ぜ!



いつものM山。

いつものGT。

いつもの完ソロ。




1919誠二は何とも言えない気持ちでストリートに立ちツイートをした。





マンゴー県の藤也さんからリプが来ていた。





この出撃は1919誠二にとって、、、


ーーーーーーーーーーーーーーーー

12月2?日金ナンパ曜日。
朝3時。

今は忘年会シーズン。
いつもより人は多いが土ナンパ曜日ほどではない。
地方は土曜に出撃が1番熱い。
ナンパ師で学んだ事のひとつだ。


さあ、、、19ぜ!


人が少ないながらも声掛けをするがいまいち。

焼け野原じゃね?



たまには外してみるか。


どの地域もメインストリート、通称【ゾーン】と呼ばれるところは塩対応が多くなって来ている。
シコ区といえど例外ではない。

一本道を外した所でも声を掛ける事にした。



「気を付けて帰るんよ!ナンパに付いて行ったらダメだよ」

「はーい!」


ふと路地から声が聞こえた。

店から出た女の子の客に店員が注意を促していた。


店員が店に戻り、女の子が歩いた瞬間に、、、














1919誠二「いや〜、今日も飲みすぎたね(^^)」


ソッコーで声を掛ける。


オープンし反応も良い。
いつものバーに連れ出しが確定した。
バーまでの道を歩いていて年齢を聞くとミテコ、、、



法隆寺。



食い付きあったし、まあまあ可愛いかったのに残念や。
てか、ミテコがGT歩くなw
補導すっぞ!


この時、朝の5時。



まだまだ19ぜ!



7時までは粘ろう。
ひたすら歩きながら声掛けをした。




ガンシカもあった。
不思議と苦痛は感じない。

「喋るに値しない声掛けだよ。」

そう思ってるんだろうなって解釈し、何がいけないのか考えた。

笑顔、声のトーン、姿勢、オープナー。
1919誠二はストが下手だから今まで続けてこれたんだろうなって思う。

やっぱ、ストって難しい。




現在時刻は7時を過ぎていた。

ソロの女の子がいたので声掛け。

1919誠二「めちゃ荷物持ってますねw」

マリ子「えっ?何?キャッチ?」


マリ子
・スナック嬢
・篠田麻里子のように髪が短いのでマリ子。
・年齢は聞いてないが1919誠二より歳上。
・ちなみに篠田麻里子には似ていない。


1919誠二「違いますよ。さっきまで飲んでて、解散したんですよ。で、歩いてたらおねえさんが歩いてたから声掛けたんです!」

マリ子「私、仕事帰りだし、、、本当にキャッチじゃないん?」

1919誠二「キャッチじないですよ。僕の知ってるバーで1杯だけ飲みません?僕出すし。」

マリ子「本当に何なん?」

1919誠二「ただのナンパです。宗教でもないし、ツボも売らないから大丈夫です。なんなら財布を家に置いて来ても大丈夫だから。」

マリ子「うーーん、何て店行くん?」

1919誠二「◯◯ってとこ!」

マリ子「あー、知ってる!」

1919誠二「そうなんじゃ!さあ19ぜ!」



いつものバーいん!


ボックスで口説こうと思ったがバーの店員さんもマリ子の事を知っててカウンターに座る。




この時思ったよ、、、
即れないな、、、




時間は朝の7時を過ぎていた。
バーから見える外の景色は明るく、すっかり夜から朝になっていた。


マリ子はよく喋る。
若い時から飲み屋で働いてらしく、月に200万売り上げた事があるらしい。
それを聞いた1919誠二は


1919誠二「へぇー、すごいね(^^)」


自慢話の類は軽く返すようにしてる。
それぐらい普通だよ、的なニュアンスかな。
誰だって成功した話はしたくなるよね。
1919誠二の成功の話が聞きたいって?
ミニ四駆でシコ区の公式大会で、、、
話が逸れた。


バーではマリ子の昔話がメイン。
1919誠二はサラリーマンである事と住んでいるとこを言ったくらい。
恋愛話も深くは話さなかった。






これは、即れないな(*´ω`*)




このままダラダラしても飲み代かかるし、時間が勿体無いから打診してダメなら法隆寺しよかな。
法隆寺したら、松屋で坊主飯食べて、買い物して、温泉に入って帰ろ。


時間は朝の8時を過ぎていた。

バーを出てエレベーターでキスをした。
少しグダり気味かな。


エレベーターを降り、曇天の飲み屋街を手を繋ぎ歩く1919誠二とマリ子。


1919誠二「てか、昼まで一緒におってくれん?」

マリ子「えっ、どうゆう事?」

1919誠二「大人なんやからこれ以上言わんでも分かるやろ?」

マリ子「ホテルって事よね。」

頷く1919誠二。

マリ子「いいよ。」



テクテクテクテク


テルーホいん!


ちーんぼ〜いいぃく〜いぃく〜〜〜!!!


E・Q・E・Q!!!


1・9・1・9!!!


誠二!!!



即りました。





そして寝落ち。

何分寝ただろう。

1分かもしれないし、1時間かもしれない。

マリ子は爆睡中だ。



ベッドで天井を見上げる。


知らない天井、、、
























じゃない!


この部屋は3回目やんwww

なんたる偶然!

笑みがこぼれた。



もう一回した。

マリ子また爆睡。


時間は11時。

これから予定があるからマリ子を起こそうするも全然起きない。

イビキをかきだした。

部屋を明るくしても起きない。



マジかよ。



仕方なく、ホテルのテレビで映画の仮面ライダー鎧武を見ながらマリ子を起こす。

やっと起きてホテルを後にする。

時刻は12時だった。




マリ子を家の近くまで送り、



マリ子「ここでいいよ」


1919誠二「わかった、バイバイ(*´ω`*)」


マリ子「バイバイ(^^)」



連絡先を交換する事はなかった。








マリ子と解散した1919誠二はけいしさんがゆるキャラとして採用されている牛丼の名門、松屋で勝利飯を食した。





その後、買い物を済ませ1919誠二は何とも言えない感覚でストリートを歩いた。



何回も通った道、O街道、G天街。


足が痛くなった回数は数え切れない。


何回もガンシカも食らった。


メンブレしたり地蔵もした。


絡まれたりトラブルもあった。



でも、それ以上に思い出すのは楽しかった思い出ばかり。


出会った女の子には勿論感謝している。


それよりも思い出すのは一緒にストった仲間達。


そんな事を思い出しながら歩いているとO街道とG天街の信号まで来ていた。





スーッと深呼吸をし、心の中で



「ありがとう」



この街にそう言って帰路についた。





fin