あの日の悲しみさえ
あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた
あなたとともに
胸に残り離れない苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
切り分けた果実の片方の様に
今でもあなたはわたしの光
朝8時。
初めて会った女の子の部屋で目覚めた1919誠二は目の前のテレビから流れるlemonのMVを見ながら夜の出来事を思い出していた。
1919誠二と洋介さんの苦いレモンの様な出来事を。
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8月お盆前の土ナンパ曜日。
時間は18時。
K川県T松、通称【塩松】にソロで降り立った1919誠二。
暑さに耐えれずにひこまるさんイチオシのレモンチューハイを流し込んだ。
さあ、、、19ぜ!
とは行かず、なお吉さんと合流までの時間T松のベンチで人の流れを見ながら
「T松は昼スト向きだよな。」
そう思っているとなお吉さんから連絡があり合流した。
なお吉さんはアポの為にパレスを取っていた。
なお吉さん「パレスを使うのが12時くらいですから、それまでなら連れ込んで即ってもらって大丈夫ですよ^ ^」
優しい(*´ω`*)
そう言ってパレスの鍵を預かった1919誠二。
12時までに即ってやるぜ!
なお吉さんとコンビしよう!って誘ったけどアポ相手に見られたらマズイとのこと。
でも、コンビしたいな。
そんな気持ちを察したのかなお吉さんが
なお吉さん「洋介さんがT松にいるかもですよ!」
1919誠二「マジすか?合流申請してみよ!」
合流申請をすると快諾して頂いた。
よっしゃ!
なお吉さんと別れソロでストりながら洋介さんと初合流!
読書歴が長く1919誠二の事も昔からよく知っていてくれた。
1919誠二「出撃ツイートしていいですか。」
洋介さん「これが、生19ぜ!ですか!緊張するw」
さあ・・・19ぜ!
この日のオープナーは
「暑いですね!」
えっ?ナメてんの?
誰でも出来るし、ひねりもクソも無いなセーーイジって思ってるだろう。
しかし、夏の定番アイテムを使うだけで話を聞いてくれる。
洋介さんとのコンビの相性は良い。
声掛けでお互いの担当を決め、4人トークは極力せずに2:2の形を作るやり方だ。
お互い完ソロが多いのでこのやり方がやりやすい。
声掛けから3時間、0連れ出し。
時間は24時。
流石に体力がキツイ。
弱音を吐く1919誠二に洋介さんは励ましの言葉をくれる。
なお吉さんと合流しパレスの鍵を返した。
高級パレスで洋介さんと乱校したかったのにその夢はついえた。
てか、なお吉さんの連れてた女の子可愛いかったぞ!
なーーんでこんな子がお泊りアポなんだ!
今からエッツするなお吉さんを後に1919誠二と洋介さんは声掛けを再開した。
1919誠二「ストライプがめちゃ似合いますね!」
ニイ子(とある大会でシコ区で2位になった事がある)
1919誠二担当
モデ子(カットモデルをした事がある)
洋介さん担当
モデ子「声掛けてくるの2回目だからwww」
この子達に声を掛けたのは本日2回目。
1回目に声を掛けた時は飲みに行くとかで法隆寺された。
時間は24時を回っている。
ここから人がガクンと減るのがT松だ。
粘るネバぁぁぁ!!!
平行トーク。
和む!
止める。
居酒屋打診。
通る!
居酒屋イン!
やっと、連れ出せた。
やっと、休憩出来る。
この時は連れ出して座ってお酒飲めたらイイなってくらいにしか思ってなかった。
本当に疲れてた。
乾杯は関西の知り合いのラスカルみたいな可愛い人がレモンチューハイ大好きだからルーティンを使い、全員レモンチューハイを注文。
席順は
モデ子 洋介さん
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机
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ニイ子 1919誠二
1919誠二「てか、ニイ子の職業って◯◯やない?」
ニイ子「何でわかるの?」
1919誠二「何となく。」
職業って手に出やすいよね。
ネイルしてるとか、荒れてるとか。
他にも髪色だったり。
モデ子「二人って何歳なん?1919誠二の方が若そう。」
洋介さん「えぇぇ∑(゚Д゚)」
洋介さんは1919誠二よりもだいぶ年下だ。
老けている訳じゃない。
悪いね洋介さん(*´ω`*)
食い付きはニイ子もモデ子も頂き棚www
モデ子「1919誠二の方が落ち着きがないから年下っぽいwww」
1919誠二「マジかよ(;ω;)」
これからはダンディな大人を目指そうと決めた(;ω;)
そんなこんなしながら2:2で喋り、自己開示。
タイプを3つ教えてルーティン、手の平大きいルーティンをしていい雰囲気になったところで退店し2:2で歩く。
クロージング的な事は全然してない。
洋介さんとモデ子はいい雰囲気だ。
セパりたい。
1919誠二「後ろの二人はいい雰囲気やし、俺もニイ子と一緒におりたいから次の曲がり角で二人にバイバイしよ。」
ニイ子「えっ!」
1919誠二「もし、モデ子が一緒に帰りたいって言うたらモデ子と帰っていいよ」
ニイ子「うん、分かった。」
で、次の曲がり角までまあまあ遠いな、と考えていると、
洋介さん「僕らこっちから帰ります!」
セパきたぞ!
1919誠二「分かった!じゃあまた!」
難なくセパ。
洋介さんの神セパが決まり、ニイ子の家に向かう。
てくてくてく
ニイ子「片付けるからちょっと待ってね」
外で待つ1919誠二は洋介さんが気になりラインを打った。
洋介さんも即は目前だが賭けに出ているようだ。
ガチャッ
ニイ子「入っていいよ。」
1919誠二はニイ子の部屋に入りギラついたがグダる。
形式なのは分かるが30分以上はグダ崩しをした。
ベッドに潜り込み手マソをする。
ニイ子は気持ち良くなり1919誠二の腕を掴んだ。
腕に痛みが走った。
爪を立ててるでわないか。
南斗水鳥拳の使い手か?
傷付けられてたまるか!
腕を振りほどき、
ちーんぼ〜いいぃく〜いぃく〜〜〜!!!
E・Q・E・Q!!!
1・9・1・9!!!
誠二!!!
即りました。
洋介さんからモデ子を即ったとの連絡が来た。
初コンビでコンビ即を達成した。
シャワーを浴び1919誠二は朝まで寝てしまった。
朝8時。
ニイ子の部屋で目覚めた1919誠二は目の前のテレビから流れるlemonのMVを見ながら夜の出来事を思い出していた。
1919誠二と洋介さんの苦いレモンの様な出来事を。
何時間も夏のストリートを歩き、声を掛け、足はパンパンになったがウイングの洋介さんがいたから楽しめた。
ホストの勧誘もされたし、おもしろ可笑しくキャッチの女の子をいじったりもした。
思い返せば苦さと爽やかさが入り混じったレモンの様な夜だった。
隣にいる豚がとても愛らしく見えたのは夏のせいだろう。