《トリビアNo.102》恋する灯台「大須埼灯台」へ行こう! | いっきゅう会がゆく~宮城マスター検定1級合格者のブログ~

いっきゅう会がゆく~宮城マスター検定1級合格者のブログ~

  難関ご当地検定として知られる宮城マスター検定1級の合格者で作る「いっきゅう会」のメンバーが、宮城の魅力をお伝えします!

 恋する灯台とは(一社)日本ロマンチスト協会と日本財団が共同で実施しているプロジェクトで、灯台を「二人の未来を見つめる場所」と定義し、「ロマンスの聖地」へと再評価するプロジェクトです。

  (恋する灯台のまち認定証)

 宮城県では石巻市の雄勝半島にある「大須埼灯台」が2018年に認定されています。灯台の高さは12m、海面からの灯りの高さは50mで1949年に建てられた白い灯台です。ここからの眺めは天下一品です。晴れた日には太平洋の遥かな水平線、どこまでも青い空と海が迎えてくれます。南には金華山も望めます。日の出前に訪れ昇ってくる朝日を眺めるのがベストでしょう。

  (大須埼灯台と朝日。右に金華山を望む)

 大須埼灯台ではもう一つ眺めておきたい風景があります。恋する灯台の認定理由にはないのですが、この灯台下にある大須漁港がハート形に見えるのです。航空写真ではその形には見えません。灯台側から見た形がハート形なのです。恋人同士が未来を見つめる場所としてこれ以上ふさわしい場所はないでしょう。灯台から撮影した漁港の写真はネット上にもありますが、やはり現地で見るのが一番です。朝であれば、港を行き来する漁船や水揚げをする人たちの活気ある様子を見ることができます。一人一人の息づかいまで聞こえてきそうで、そのライブ感は現地でなければ体験できません。

 灯台周辺には駐車場やトイレ、ベンチ、アーチ形の鐘があります。芝生や花壇、樹木は地元有志で組織する「灯台会」が管理していてとても居心地の良い灯台です。
 あなたも人生のパートナーと一緒に行ってみませんか?

(設置されている鐘。後方は大須漁港)

 

(執筆:斗田浜 仁)