《トリビアNo.65》宮城のお盆・お彼岸の精進料理は (おくずかけ) | いっきゅう会がゆく~宮城マスター検定1級合格者のブログ~

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「おくずかけ(お葛かけ)」は、主にお盆や春・秋の彼岸に食べる精進料理です

汁料理の一つでくず粉または片栗粉などでとろみをつけた醤油味の汁に、温麺や野菜、豆麩、油揚げなどを入れて煮込んだもので地域や家庭ごとに味付けや具に変化がある

温麺の一般的な食べ方でありずんだ餅とともに宮城県の郷土料理の代表といえるでしょう

よく似た汁料理としては、「すっぽこ」と「のっぺい汁」がありますが「おくずかけ」との違いは
「すっぽこ」は法事で裏方を務めた人へのねぎらいのためにふるまわれる汁料理

「のっぺい汁」は日常的に食される汁料理といわれています

画像:農林水産省HP

 

(執筆 荒川 捷英)