先日、6ヵ月振りに整形外科の手の外科専門医を受診しました。
先ずは受診結果から・・・
受診結果
👨⚕『6ヵ月間の様子はどうでしたか。』と、主治医。
🐻「従来と変わらず、左手の母指CM関節(第3関節)に常に痛みがあるのではなく、不意に捻った時やコップを持った時などにズキンと痛みが走ります。」
🐻「ただ痛みが出る頻度は高まっており、痛み自体も徐々に強まっていることから、いつの間にか左手を庇うようになりました。」
🐻「MP関節(第2関節)は常に炎症していました。MP関節の手のひら側への変形(過伸展)、スワンネック変形も進んだように思います。」
⬇骨の状態をお借りした画像でご説明すれば、下図のように母指はジグザクに変形しており、今でも少しずつ変形が進行しています。
(⬆画像はお借りしました。)
👨⚕『MP関節に痛みがあるのは、従来からご説明している通りCM関節が亜脱臼して可動域が狭くなっているため、それを補うようにMP関節が余計に働いて腱鞘炎になっているからです。』
👨⚕『手術によりCM関節の可動域を拡大しない限り、スワンネック変形は進むことがあっても止まることはありません。』
👨⚕『典型的な症状の進行です。我慢出来ない程の激しい痛みが生じない、というのは変わりありませんか。』と、主治医。
🐻「先程申し上げたように痛みが強くなって来てはいますが、我慢出来ない程の痛みではありません。」と答えると怪訝そうな主治医。
CM関節の軟骨がほとんど無く、激しい痛みが生じてもおかしくない状態ながら主治医からの問いかけに対して毎回「我慢出来ない程の痛みはありません」と答えるため、その都度『本当か?』と主治医に疑われています。
👨⚕『激しい痛みが生じれば即手術という方針には変わりありませんが、今までの経緯などからして手術はまだ先と考えて良さそうですね。今後も経過観察のみとなりますが、どうなさりたいですか。』と、主治医。
受診する科(病院)を減らしたいと常々思っていたため、🐻「激しい痛みが生じた場合のみ受診したい」旨伝えると、
👨⚕『判りました。ではここは一先ず休診とします。激しい痛みが生じるようになったら脳神経内科の◯◯先生(重症筋無力症の主治医)にお願いして院内紹介で受診してください。』
👨⚕『状態を見ながら改めて手術方法を検討しましょう。骨切り術か関節形成術のどちらかになると思います。では、お大事に。』と、主治医。
いざとなった時のルート付けも上手く確保出来たため、今までの治療に対するお礼を主治医に伝え診察室を後にしました。
受診後の雑感
2017年2月に発症し、5年ほど放置して2022年10月から今の主治医に診ていただいています。
2年前の初診時において、CM関節の軟骨がすり減って既にほとんど無い状態であったことから、対処療法や保存療法で凌ぐレベルを越えていると診断され、
『痛みが強くなれば即手術』と伝えられていたにもかかわらず、痛みに鈍感という特異体質のお陰か、のらりくらりと誤魔化しながら凌いで来れました。
⬇本当は良くないことですが、気が向いた時に付けている装具です。
CM関節の亜脱臼が進めば、あるいはMP関節の変形が進めば、いつかは痛みの臨界点を超えると思われますが、それが1年後か、10年後になるのかは判りません。
もしかすればこのまま凌げるかも知れず、通院先を減らしたいこともあり、従来通りにのらりくらりと誤魔化して行こうと思います。(なるべく装具を付けながら・・・)
ちなみに現在の通院している疾患は以下の通りで、重症筋無力症と緑内障以外は減らせるだけ減らして行きたいと考えています。
母指CM関節症 ・・・・ 酷い痛みが出たら通院
歯性上顎洞炎 ・・・・・ 当面完治まで通院
重症筋無力症 ・・・・・ たぶん一生通院
緑内障 ・・・・・・・・ たぶん一生通院
脊柱菅狭窄症 ・・・・・ 1年毎の経過観察
虚血性心筋症 ・・・・・ 3年毎の造影CT検査
胃・大腸ポリープ ・・・ 3年毎の内視鏡検査
何はともあれ母指CM関節症は卒業とまではいきませんでしたが、一旦休診となりました。今後本件でのブログ更新が無いことを祈っています。
では、皆様もどうぞご自愛ください。
経緯(発症から今の主治医にかかるまで)
2017年 2月 母指CM関節症の診断
2022年 9月 手の専門医受診を促される
2022年 10月 手の専門医を受診