17(ジュウナナ)のブログ -65ページ目

角度

あらゆるものに近づく時、接する時、大事なのは「角度」だ。
ケーキにナイフを入れる時。
マッチで火をつける時。
ジッパーを上げ下げする時。
クルマで交差点を曲がる時。
タレント事務所と交渉する時。
広告表現をつくる時。
 
角度を間違うと、相手は言うことを聞いてくれない。
そのことで、相手を傷つけてしまうこともある。
   
やっかいなのは、
360度の中に必ず正しい角度が存在するとも限らないことだ。
  
明日、ひとつの角度が試される。
  
     
   
     

完済

大学生の時に借りていた奨学金の完済通知が届く。

借り入れ当時の提出書類が同封されており、

親戚の叔父さんが第2保証人になってくれた証がそこにあった。

目頭が熱くなる。

 

就職が決まった卒業間近に、突然、

その叔父さんがまとまったお金を送ってきた。

 

「就職までの間、有意義に遊べ」

お礼の電話をしたら、その一言だけだった。


ウイスキーの広告になりそうな話だが、 

まだウイスキーを担当したことはない。

 

いろんな人に支えられてここまで来られたことを思い出す。

   

ウイスキーの発注、待ってます。

 

 

  

 

 

 

    

ロコンド新CM

2月28日からオンエアされる
靴のオンラインショップ「ロコンド」のCMを担当しました。

昨日、TBSの番組「ひるおび」がそのCMを取り上げてくれました。
撮影現場の風景に一瞬だけ私が映っていたらしいのですが、
偶然、それを見た知り合いから連絡がありました。
「テレビのチカラってすごいな」と改めて思いました。

ロコンドCM①

 
 
ロコンドCM②

 
 
ロコンドCM③

 
 
数多の企画の中から、これを選んだ経営陣の英断と
企業理念と企画に共感し出演して頂いた近藤正臣さんの男気と
関係した全ての制作スタッフに心より御礼を申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 

重圧新幹線 その2

迫ってきた鬼マッチョは日焼けのし過ぎで、


少し離れたところからはドンキーコングに見えた


太い金のネックレスをしたドンキーコング。


      


私はトイレに駆け込むため、号車間のスペースに踊り出た。


しかし、マーフィーの法則の通り、


こんな時には、男子用の2つ共用の1つ、すべてが使用中だ…。


 


振り返った時には、マッチョはもう後ろに立っていた。


至近距離で視線が合った。


「何かされる!」と思った瞬間、マッチョは踵を返し、


自分の号車へと戻って行った。


 


何だったんだ…。





   


男子トイレが1つ空き、用を足して出てくると、


今度は派手な若頭がそこに立っていた。


汗ばむほどの暖房が入っている車内にもかかわらず、


矢沢永吉スタイルで首から長い白いマフラーを垂らしていた。


パンチ頭の黒との対比が鮮やかだ。


  


ギロリ。


と効果音が入りそうな迫力の視線で若頭はこちらを一瞥し、


私と交代にトイレに入っていった。


  


安全性の確認か?


さっきのマッチョは若頭のために、


トイレの下見に来たのだろうと推測。


        


自分の席に戻る途中に、さらに別の恐ろしいことに気づく。


   


(つづく)


  


  


  


   











重圧新幹線 その1

数日前、出張から帰京する際、急いでいたこともあり


手配していたものより1本早い新幹線に飛び乗った。


 


車内で車掌さんにお願いして、


空いている席に案内してもらった。


    


案内された席は、ヤ○ザの若頭とそのボディーガードが


並んで座っている席の1つ後ろだった…。


     


なぜ彼らの職業が分かったのかというと、


短髪でネックレスでマッチョの若い方が「若頭!」と呼び、


呼ばれた中年の方も見事に派手な服装に


見事なパンチパーマだったからだ。


   


束の間の仮眠をとろうと思っていたのに、


前席から漂ってくる空気が睡魔を許さない…。


 


仕方なく、トイレに立ったところ、


眼球までマッチョなボディーガードが振り返り、


こちらを鬼のような形相で睨むのだった。


 


思わず、条件反射で両手を挙げて敵意がないことを示し、


逃げるようにして車両間にあるトイレへ。


  


なんと、その鬼マッチョが立ち上がり、


後ろから追ってくるではないか!


          


(つづく)   


    


    


   


  


 


 





     

本日快晴

東京は昨夜の大雪から、
一気に日本晴れへと早変わり。
わずか8時間前は、雪でタクシーが1台も捕まらない状況でした。
それが、今は春を感じる陽射しと気温。
 
広告制作の仕事も同じ。
ちょっとしたことがきっかけで、
ピンチは一気に好転することがあります。 
(逆もまた然り) 

5分前の電話で、まさにその状況に。

  
         
    
       
        

人事の季節

表現物全般に言えることだが、
おもしろい案がすべて世の中で日の目を見るわけではない。
 
むしろ、さまざまな大人の事情で、
おもしろかったものがネジ曲げられ、
完成されていく広告が多いのが実情だ。
  
一方で、おもしろい広告ができる背景には、
必ずと言っていいほど、決断する勇気のある人が存在する。
そういう人は、企画に情報を足さずに、引く。
     
春の人事異動が発表されはじめた。
おもしろい広告ができなくなるか、
おもしろい広告ができるようになるか、
企業人事には我々の未来もかかっている。
  
今日、喜ばしい人事移動を聞いた。
春からは笑顔が増えるはずである。 
  
  
  
 

    

トリガー

3連休の初日。

外は雪が降っていましたが、

午前と午後にあった打ち合わせは熱く、

大きな収穫がありました。

 

企画をする際は、一人でじっくり考えることも大切ですが、

その後に外から刺激を受けることも大切です。

アイデアを出すきっかけになった刺激を

外国の広告人は「トリガーになった」と言います。

  

今日は、いくつものトリガーをひかれた

素晴らしい一日でした。 

    

   

   

      

景気回復の兆し!

昨夜、関係者から聞いた話によると、


今年2~3月のTVCMスポット枠が


争奪戦になっているとのこと。


          


また、3月にかけて、都内の編集スタジオは


どこもパンパンに埋まっており、


撮影しても編集ができない状態になっています。 


 


某ベテランプロデューサー曰く、


「あるスタジオでは、来週の編集作業は


 キャンセル待ちの6番目だった。


 こんなに混んでるのは過去に経験がない」とのこと。


 


多くの企業で予算として最初に削られ、


最後に増える広告費。


春に向かって景気も戻ってきている証です。 


     


ここで素敵な広告をつくって、


世の中の経済活動に貢献したいと思います。   


 


 


 


   


 


  


 


 


          


   

準備

豆まきが終わったばかりだというのに、
木々が芽吹き始めている。
こんなにも早いものかと、今まで気づかずにいたことに驚く。
(それとも、今年がヘンなのか)
   
いずれにしても、今年の春は既に準備をはじめている。
偉いものだ。
 
準備と言えば、憧れるのが、
 
「完璧な準備」
  
一度でいいからこれをプレゼン前に実感し、
今までの結果との違いを体験してみたい。
しかし、これを実現するには、
準備のための準備が必要な気もしている。       
それは、無駄なことだとも分かっている。

という言い訳に、いつもたどり着いてしまう…。