重圧新幹線 その1 | 17(ジュウナナ)のブログ

重圧新幹線 その1

数日前、出張から帰京する際、急いでいたこともあり


手配していたものより1本早い新幹線に飛び乗った。


 


車内で車掌さんにお願いして、


空いている席に案内してもらった。


    


案内された席は、ヤ○ザの若頭とそのボディーガードが


並んで座っている席の1つ後ろだった…。


     


なぜ彼らの職業が分かったのかというと、


短髪でネックレスでマッチョの若い方が「若頭!」と呼び、


呼ばれた中年の方も見事に派手な服装に


見事なパンチパーマだったからだ。


   


束の間の仮眠をとろうと思っていたのに、


前席から漂ってくる空気が睡魔を許さない…。


 


仕方なく、トイレに立ったところ、


眼球までマッチョなボディーガードが振り返り、


こちらを鬼のような形相で睨むのだった。


 


思わず、条件反射で両手を挙げて敵意がないことを示し、


逃げるようにして車両間にあるトイレへ。


  


なんと、その鬼マッチョが立ち上がり、


後ろから追ってくるではないか!


          


(つづく)