こんばんは
小児がんサバイバー
吉野やよいです
小児がんの一種
ユーイング肉腫ステージ4の
余命宣告を経て完治
これからお話しするのは
10歳で余命宣告を受ける前から
遡って書かせていただいています
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眠りから目を覚ます日
2000年
やよい、10歳、わかりますか?
体中が何故だか重たいと感じながら
私は麻酔が少しずつ解かれて
目を覚ましました
ゆっくり重い瞼を開いた先に母と父
先生や看護師さん沢山の人が
私を取り囲むようにして立っていました
すると母がすぐに
丸い紙皿を掲げながら
私に問いかけます
『やよい、お母さん!わかりますか?』
私は何が起きているのか
理解するのに時間がかかりました…
なんでそんなことを聞くんだろう?
どうしたんだろう?
そう思っていると
母は続けて
『やよい、10歳、わかりますか?』
そう私に問いかけます
母は目を覚ます日に向けて
紙皿とペンを使い
はい いいえ
どちらかで答えられる質問を考えて
用意していました
ICUから一般病棟へ移ってからも
私と母の病との闘いは続きます
次へ続きます
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今日も病気と闘う子どもたちが
笑顔で過ごせますように
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最後までお読みいただき
ありがとうございます
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