おはようございます
小児がんサバイバー
吉野やよいです
優しく響く音#1
一般病棟からPICUに移動した頃
季節は秋から冬になる
ちょうど今くらいの時期でした
医療機器の音
PICU(小児集中治療室)の中では
常に医療機器の機械音が
鳴り響いていたそうです
心拍 心電図 呼吸
血圧そして酸素濃度など
私は沢山の医療機器により
生かされていました
ラジカセから流れる音
そして
麻酔で眠っているベッドの側では
私が好きだった
沖縄のKiroroの曲などが
ラジカセから流されていました
看護師さんや母が深い眠りにつく私が
寂しくないようにと
考えた優しさです
私は心地よい優しい響きを
体で感じながら
日々 闘っていました
季節は寒い時期でしたが
私の心は温かく深い眠りの中でも
寂しくなかったように思います
麻酔で眠っていた私には
記憶がないICUでの日々
でも私にとって
先生や看護師さんから受けた
優しさは
今も胸に刻まれていて
生涯忘れることはありません
次へ続きます
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今日も病気と闘う子どもたちが
笑顔で過ごせますように
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