こんばんは
小児がんサバイバー
吉野やよいです
覚悟の遺言書#2
遺言書=手紙を遺す
それは私にとって
初めてのことではありませんでした
沖縄の大学病院に入院中
同じ病室の仲間が亡くなった頃
初めて書きました
ただその時とは違い
抗がん剤治療中という状況
そんな中で書いた手紙は
弱った手が震えて
綺麗とは言えない字
遺言書の書き方も知らなくて
自分の想いをただ綴った
家族に宛てた手紙
そんな感じでした
家族に宛てたメッセージ
手紙には
母に向けて『ありがとう』の感謝の言葉
父や兄弟へのメッセージ
お小遣いを保管していた秘密の場所
そして
愛犬レオへの想いなど
便箋一枚分の手紙
強い覚悟と負けない気持ち
私が遺言書という名の
家族に宛てた手紙を書いたのは
抗がん剤に負けない気持ちと
がんと闘う強い覚悟を
持っていたからこそ
手紙を書き終えた私は
この手紙が私以外が開ける日が
来ませんように…
そう願いを込めて
また病気と闘い始めます
それから間もなくのこと
私は一生忘れることのない
辛い経験をします
次へ続きます
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今日も病気と闘う子どもたちが
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