こんばんは
小児がんサバイバー
吉野やよいです
初めて経験する強烈な痛み
初めての骨髄検査
覚えているのは検査室に到着すると
台に寝転がり背中を丸めた後
看護師さんか検査技師さんなのか
私が動かないようにぐっと背中の辺りを
手でおさえはじめた
『今から検査するために針を刺すからねー』声をかけられた直後
背中の中にグッと針が入っていくと
初めて経験する
強烈な痛みに襲われた
痛みを我慢しようとしても
丸めた背中を維持するのもままならない
背中の中に入る針が動く度に
全身鳥肌が立ち汗は止まらなかった
頑張れ頑張れー
あと少しすぐ終わるよー!
時間が経つのは遅く感じて
声を出すと動きそうな体に
《早く終わって!》
そう心の中で叫び続けた
痛みに耐えられず私の体は震えていて
そんな私に検査スタッフの方は
側でずっと応援してくれていました
この時の記憶があると言うことは
全身麻酔を使って
検査はしていなかったということ
小児の骨髄検査は
全身麻酔を使い眠らせてから
検査することも多いのだそうです
初めての骨髄検査は無事終わり
私は病室へと戻りました
骨髄検査を終えてからは
大きな検査はなく
穏やかな時間を過ごしていました
骨髄検査とは
腸骨(腰の骨)に針を刺し、骨の中にある骨髄組織をとる検査です。注射器で骨髄液を吸引する骨髄穿刺と、特殊な太い針を刺して、骨髄組織の一部を採取する骨髄生検があります。とれた組織を顕微鏡で観察することで、血液を造る機能や血液疾患の原因、腫瘍細胞の有無などが分かります。
血液・リンパのがんの診断や治療法の選択、治療効果の判定に重要な検査です。
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