目の前の人の奥にいる亡霊②

目の前の人へ湧き上がってくる想いは

その人とは別の誰かへの

想いの可能性があります

ひとつ前に書いたことのつづきです


わたしたちは
目に見えていることに気をとられますから

目の前の人が
わたしをこんな気持ちにした！って思っています


なので

その想いを目の前の人にぶつけたくなったり
ぶつけたりします


でも、その反応は、目の前の人を通して
過去の誰かにぶつけたかった
想いや言葉だったりするのです


あの時、言いたかった言葉
あの時、言えなかった言葉
あの時、呑み込んだ言葉

表現できずに

何年も
何十年も


自分の中に、滞っていた想い
放っておいた想いが

ここにいるよー！

って呼んでいるんです


なぜ、目の前の人に対して言いたくなるか
なぜ、目の前の人に対してぶつけたくなるか


何年も
何十年も
放ったらかしになっていた想いというのは

表現させるのをずっとずっと
ずーーーーーっと待っているんですね


逆に言うと

表現されるまで
表現できる機会を用意する

とも言えます

何度も
何度も


ホラーですね（笑）

ほんとに言いたい相手も違いますしね

目の前の人の背後にいる亡霊に
ほんとは言いたかった言葉ですからね

つづく

☆門の中に鳥居があるんです。開☆