人が死ぬときは ~命の現場で頂いたギフト~ | 日本マミーボイスアカデミー協会(メディカル呼吸®︎)山本理恵

日本マミーボイスアカデミー協会(メディカル呼吸®︎)山本理恵

パニック・発達障害・コロナ後遺症・自律神経失調症を改善する「メディカル呼吸®︎」開発。 看護師25年3万人の患者様の呼吸に問題を感じメソッドを開発。
アドバイザーを全国に育成中♪

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いらっしゃいませ。
ママシンガーりえざる★山本理恵目耳です。

何か感じることがあればいいな、と
思って書きました。

重い話を聞きたくない気分の方は
スルーしてね。


人が死ぬときは

まるで

ろうそくの灯(ともしび)が

すーっと


消え行くように


あっけなくて


儚くて


尊い。






高校生の頃
私は舞台女優を目指していて
劇団に入っていました。

ので

最初は
看護師になりたいとは思っていませんでした。

でも
母は自分に手に職がなかったことが
とても悔やまれたことだったようで

私に強く看護師の道を薦めてくれました。

母も昼も夜も働きづめで
苦労していたし


母を安心させたい一心で
看護師の道を志しました。

白衣の天使に憧れて
看護師を志した方に
申し訳なかった。

でも

命の現場


出会った方から

私はどれだけの
ギフトを
頂いてきたでしょうか?


20代の
頃は 燃え尽きて
一度は医療の現場を離れました。

でも
資格があったことで
また復帰させてもらえた。

今は 母に
本当に感謝(^∧^)しています。




とにかく
一番最初 就職当時
ICUで小児の担当になった時のことが
強烈に印象に
残っていて
何年も何年も
辞めたあともしょっちゅう
ICUでの出来事が
私のに出てきていました。

離職して間もない頃は
薬のミスをしていないか?とか
あの子どうなっただろ?
水分バランスの計算間違えてなかった?
とか夢に出てきて
ハッとなって
夜中に目を覚ますこと多々あり。

くうなされてました。

そんな
ICUで出会った子どもたちは

ずっと今も私のなかに
ギフトを送り続けてくれている。

当たり前じゃない命

奇跡のもとに生きてる命









私の勝手な感覚です

人が死ぬときは

ろうそくの灯が

すーっと消え行くように


あっけなくて

儚くて

尊い。








いま生かされてる
この命をどう使っていくの?

いちいち
周囲の評価に
まわされて

エネルギーの無駄遣いして

自分を生きないなんて
勿体ない。





今のスタンスの活動に至るまで

紆余曲折ありました。

音楽なんてお金にならんし
やめてまえ、

そんな自分も
あった。


けど


『命の現場を経験したりえちゃんにしか歌えない歌がきっとある。

『10年後、りえちゃんはどんな歌を歌っているのかな?

そんな風に言ってくれた人達の
言葉を
捨てきれずに

表現することを
やめれずにいる。

明日
何があるかも判らない。

大切な人と
いつ最後になっても
後悔しないように

生きてこう。

今は 妻・母親という立場。
好きなことが思いきり出来る状況では
ない。
けど
出来るだけ表現する機会が増えるように
ベストな状態に
自分を運んでいってる。





ICUで出会った
8才のある女の子
生まれつき心臓の病気で
手術を繰り返している。

全身に血液を送るポンプである
心臓に負担をかけないように
術後はドクターの指示で
水分バランスが管理される。

喉が乾いても
飲みたくても飲めない

『か、看護婦さん お、お水下さい!』
弱々しく
モニターのピッピッという機械音
のなかで声を振り絞る。

スパゲッティのように
管が沢山繋がれた女の子は

喉がカラカラで
唇はひび割れてる

「ごめんね。湿らせるしか出来ないの」

氷水を浸したガーゼで口の中を拭いてあげることしかできない。


何度も何度も水下さいと夜中に繰り返す。

夜中じゅう 眠れなかった彼女が
疲れてうとうとし始めたとき
明け方に一言
ぼそりと言った。


『が、頑張れわたし!』






もうね

いまだに

自分のエールとなる言葉です。



何度でも私のなかで出てくるこの言葉。

【頑張れわたし!】


ありがとう。
大切な大切なギフトです。



RIEZARU★山本理恵